空爆の代償と多文化主義

空爆の代償と多文化主義

以前よりロンドンにおける日々の生活から、「文化」について考える事が多い。自分自身も外国人であり、まさに多民族国家の一員なのだが、それにしてもここロンドンは本当に色々な民族や文化、国籍の人が多い。娘の小学校は一クラス30人ほどだが、その中で両親とも純粋なイングランド人の子供は2,3人しかいないように思われる。それもひょっとしたら、アイルランド系であったり、見た目ではわからないが、英国人ではあるが2世だったりするのかもしれない。いわゆる「外国人」で特に多いのはポーランドからの移民の子供達と、北アフリカから中東までの諸国からやってきたイスラム圏の親を持つ子供たちだ。世界中のあらゆるところから「異」なる文化を抱えたまま、親たちは毎日子供たちの送迎に、ほんの5分ほど校庭を共にする。長女が初めてこの学校に通うようになったの...空爆の代償と多文化主義