愛犬が欠伸をして逝った。そのとき思ったあること
愛犬が今朝、死んだ。人間と同じように最後、欠伸(あくび)をして息を引き取った。 動物が死ぬ瞬間を、初めて目の当たりにした。 母は泣きながら背中をさすってあげていた。 父も一瞬泣いたようだが、そうではなかったもしれない。 私は泣かなかった。涙は出なかった。でも、ありがとう大好きだよと言った。いつもいつもかけていた言葉。 16歳まで生きたのだから、長生きしたほうだと思う。がんと診断されて三ヶ月。年を越してよくがんばった。それでも残念でたまらない。 その日のうちに動物用の火葬場に向かった。今日はものすごく寒い日だ。冷たくなった愛犬の体を触り、最後のお別れをした。 骨になるまで45分ぐらいかかるという…
2018/01/25 17:04