花束を君に
ばあちゃんが亡くなった。 みんなに看取られて、苦しまずにいけたらしい。 ばあちゃんが亡くなって北海道に帰る前の日の夜、僕は宇多田ヒカルの8年ぶりツアー初日の会場にいた。 ※ここからはライブのネタバレも含みます。 他のたくさんの人と同様に、宇多田ヒカルが好きだった。 あの頃の宇多田ヒカルは、他の誰とも比べられない、圧倒的な存在だった。 僕はあの頃、歌声も歌詞も、すごく好きだった。 ライブ当日。雨。 久しぶりに会った友達と日本語の通じない謎のタイ料理屋で飯を食べてから、ライブに向かう。 グッズ売り場はものすごい人で、客層は様々だった。 特別なオープニングもなく、さらっとライブは始まった。 すごく歌…
2018/11/26 22:39