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  • 村上春樹 泣きたい時

    『風の歌を聴け』から引用 泣きたいと思う時にはきまって涙が出てこない。 そういうものだ。 --------------------------------------------- 別れた女の子の消息が知れない。 そんなとき、あなたはどうしますか? 別れた女の子とデートした散歩道をもう一度歩く。 一人で海辺を歩く。 懐かしいレコードを聴く。 でも、女の子は戻ってこない。 戻っては来ない。 哀しいけど、泣けない。 悲しいけど。 本…

  • 村上春樹 ずっと嫌なことばかり

    『風の歌を聴け』から引用 ずっと嫌なことばかり。 頭の上をね、いつも悪い風が吹いているのよ。 --------------------------------------------- ずっと嫌なことばかり。 そんな人生でも、人生の価値があるのでしょうか。 あるのでしょうか。 きっとあるよね。 そう思わないと、やってられないよ。 人生は不公正。 嫌なことばかりおこる人もいれば、嫌な思いをせずにすむ人もいる。 嫌な思いをせずにすむ人は…

  • 村上春樹 帰る場所

    『風の歌を聴け』から引用 時が来ればみんな自分の持ち場に結局は戻っていく。 俺だけは戻る場所がなかったんだ。 --------------------------------------------- 離婚でもめているのは事実なのですが、悲しいことの一つには、『戻る場所が亡くなったんだな』ということがあります。 大学に進学して、一人暮らしを初めたときにも悲しみがありました。 これからは東京とかで就職して、一人なんだなとか。 それとも…

  • 村上春樹 嫌な夢

    『風の歌を聴け』から引用 僕は黒い大きな鳥で、ジャングルの上を西に向かって飛んでいた。 僕は傷を負い、羽には血の痕が黒くこびりついている。 --------------------------------------------- 村上春樹先生の文章は、メタファーとか暗喩とかが多用されていてわかりずらいと言われていますよね。 騎士団長殺しでは、イデアまででてきて、理念の塊って何だろうかと思ってしまいます。 私は、言葉の達人ではないの…

  • 風の歌を聴け クールに生きたい

    『風の歌を聴け』から引用 かつて誰もがクールに生きたいと考える時代があった。 --------------------------------------------- クールに生きたいと考える時代は過ぎ去ってしまったのでしょね。 きっと。 立派な人間になりたいというのも、クールな生き方なのでしょうか。 立派な人間については、前回も触れましたが、言うは易し行うは難し。 クールな生き方もそうでしょうね。 きっと。 やれやれ、と言いた…

  • 風の歌を聴け 立派な人間

    『風の歌を聴け』から引用 「君は立派な人間?」 15秒間、彼女は考えた。 「そうなりたいとは思っているわ。かなり真剣にね。誰だってそうでしょう?」 --------------------------------------------- そうじゃないですよ。 世の中立派な人間ばかりではなく、屑が多いです。 哀しい世の中ですね。 たまたま、今日読んでいたブログも屑みたいな妻を持った男性の話でした。 紹介してよいものかわからないので…

  • 風の歌を聴け 素敵な生き方

    『風の歌を聴け』から引用 時々ね、誰にも迷惑をかけないで生きていけたらどんなに素敵だろうって思うわ。 --------------------------------------------- あなたはどうでしょうか? 人に迷惑をかけながら生きていますか? 誰にも迷惑をかけないで生きていますか? 私は無理ですね。 迷惑をかけながら生きています。 両親に、友達に、色々な人に迷惑をかけながら生きています。 他力本願かもしれません。 …

  • 風の歌を聴け ねえ、退屈じゃない?

    『風の歌を聴け』から引用 僕はデートしている間、始めから終わりまで、「ねえ、退屈じゃない?」と訊ね続けていたような気がする。 --------------------------------------------- 良い言葉ですね。 結婚している間は、ずっと「これで大丈夫?」と訊いている気持ち。 相手のことを気にしすぎて、ギクシャクする感じ。 自分の好きなように生きるってどういうことだろうかと自問自答する時間。 それが結婚生活。 …

  • 風の歌を聴け 29才で結婚している幸せな僕?

    『風の歌を聴け』では、描かれている主人公は大学生で、結婚には縁がありません。 先月離婚したという女性は出てきますが。 とは言え、29才で結婚している僕が昔を思い出す小説。 幸せかと言われれば、だろうねと答える生活。 昔のことを思い出せば、いつだって今は幸せなのだろうか。 夢とはきれいなものなのだろうか。 わかんないものですね。 そう言えば、ノルウェイの森も昔をしのんだ書きだしでした。 『風の…

  • 『ノルウェイの森』ミドリとの出会い

    『ノルウェイの森』(第3章から引用) 「僕は今の方が好きだよ」 (中略) その瞳はまるで独立した生命体のように楽し気に動きまわり、笑ったり怒ったりあきれたりあきらめたりしていた。 ---------------------------------------- 女性との出会い、良いですね。 ミドリは緑色が似合わない女性。 ミドリは小動物みたいにかわいい女性。 ランチで出会って、同じ授業を受け、自宅ランチに誘われます。 女性の手…

  • 『ノルウェイの森』直子とワタナベの関係

    妻のことを横において、自分の幸せを求めることは悪いことなんでしょうか? むろん結婚していませんが、ワタナベの場合、直子を横において、ミドリと仲良くなることでしょう。 知らない女の子と寝るのもそうかもしれません。 知らない女の子に連絡先を教えないのもそうかもしれません。 まあ、色々とあります。 気になっているのは、妻の幸せを旦那がつくるという構図がダメではないかと。 妻は、自分の幸せは自分でつ…

  • 『ノルウェイの森』直子とワタナベ

    『ノルウェイの森』(第3章から引用) 彼女はいなかったし、ドアについていた名札はとり外されていた。 ---------------------------------------- ようやく彼女と結ばれたと思ったとたん、黙って彼女は引っ越してしまい、どこに行ったのかさえわからない。 とても哀しいことです。 特に彼女と心身ともに結ばれたと思っていたら、悲劇です。 まだ相手のことを理解していない。 相手もまだ僕のことを理解していな…

  • 『ノルウェイの森』直子の元カレ

    『ノルウェイの森』(第3章から引用) 全てが終わった後で僕はどうしてキズキと寝なかったのかと訊いてみた。 でもそんなことは訊くべきではなかったのだ。 ---------------------------------------- 前回の繰り返しにならないように気は付けますが、ユーミンの歌だったかは忘れましたが、男は最初の男になりたがり、女は最後の女になりたがる。 そんなフレーズが好きです。 男は、今の彼女の元カレがとても気にな…

  • 『ノルウェイの森』から考える幸福論

    『ノルウェイの森』(特に第3章)を読んで感じること。 それは幸せの絶頂にいる人は、どうやって絶頂を維持するのか。 維持できない場合はどうすればよいのか。 幸せを維持できないので、死を望む人はいるのか? どう理解すればよいのだろうか。 なぜ、人間は幸せを長続きできないのでしょうか。 彼女の誕生日の夜、彼女と一緒になれたら、幸せなのでしょうね。 男の喜びの絶頂というところでしょうか。 とは言え…

  • 『ノルウェイの森』直子との誕生日デート(第3章)

    彼女の部屋で彼女の誕生日をお祝いする。 何だか良い響きですね。 もちろんご期待の夜を迎えるのですが、その前後がいただけません。 まずは、お祝いのケーキ、持って帰るまでにローマの遺跡みたいに崩れます。 そして、直子のしゃべり方がおかしくなります。 直子のおしゃべりが途中で終わります。 急に終わります。 もう何もない。 何かが損なわれてしまう。 損なってしまったのは主人公かもしれない。 そう、最…

  • 『ノルウェイの森』直子との散歩デート(第3章)

    直子との散歩デート、第2章では並んであるくこともなかったのに、第3章では隣を歩くようになりました。 主人公も少し直子に好感を持ち始めたとあります。 最初から好感を持っていたけど、すっぱいブドウ理論で、手に入れられないものに興味を持っていないふりをしていたのではないかと思いますが。 さらにときどき体を寄せてきます。 ドキドキしますよね。 コートのポケットに手をつっこまれたり、腕に巻き疲れたり、定番…

  • 『ノルウェイの森』直子との散歩デート(第2章)

    主人公と直子とのデートはお散歩です。 貧乏大学生には散歩デート良いよね。 大学生のころは、何を話してよいかわからなかったし、お金もなかった。 そんな方にはぜひおすすめです。 ただし、四谷から御茶ノ水経由でとトコトン歩きます。 君はついていけるかな。 私も同じコースをもちろん追体験として歩いたことがあります。 結構辛いですよ。 しかも、主人公は直子の後ろ1mあたりを歩いています。 手もつなぎま…

  • 『ノルウェイの森』直子の結婚観(続き・第1章)

    主人公は直子に向かって、もっと肩の力を抜きなよ。 そうすると楽になるよ、と何気ないことを言います。 すると直子は怒りだします。 そんなことはわかっているのよ。 でも、今肩の力を抜いたらバラバラになってしまう。 一度力を抜いたらもとにはもどれない。 どこかにふきとばされてしまう。 どうしてそんなことを言うのと、主人公に言い放ちます。 そして深く混乱している。 どうして私を放ってくれないのか、主…

  • 『ノルウェイの森』直子の結婚観

    もし私があなたと結婚したとしても、 誰かが誰かを永久に守ることは不可能。 あなたが会社に行っている間は誰が私を守るの? あなたが出張に行っている間は誰が私を守るの? 私は死ぬまであなたにくっついていくの? そんなの対等じゃないわ。 いつか私にうんざりするわ。 俺の人生って何だったんだ。 この女のお守りをするだけのことなのか。 直子が主人公に言い放つこのセリフ。 素晴らしいですね。 直子が主人…

  • 『ノルウェイの森』直子との恋

    何度目になるかもわかりませんが、ノルウェイの森を読み直しています。 読書の楽しみは、読んでいる間は幸せだと感じられることです。 読書は楽しいです。 特に村上春樹の小説は、結果がわかっていようとも、読んでいる間はとても楽しいです。 さて、題名にあるように「ノルウェイの森」を演奏するオーケストラの曲がかかり、直子との思い出が蘇る、冒頭のシーンは特に読んでいて嬉しくなります。 やれやれ、という主人公…

  • 『ノルウェイの森』直子とキズキ

    ノルウェイの森は、100%の恋愛小説!ですから、結婚観を考えるには絶好の小説です。 身近な人が死に急ぐところが、少し困りものですが。 最初に出てくるのは、直子とキズキの恋愛。 仲の良かった恋人同士だったのかと思いきや、心は繋がっていたが、体が繋がることはなかった。 それが原因でキズキが亡くなったのかどうかは不明ではありますが、心が通っているのに、性的行為が不能なのは、悲しいことです。 アメリカで…

  • 村上春樹『猫を棄てる』挿絵を描いた高妍さんからのメッセージ引用

    ------------------------------------- 私はイラストレーションや漫画を描いた本を作るなど、インディーで出版活動をしています。 最初に出版した漫画作品は『緑の歌』でした。 『緑の歌』の「緑」は、実は村上春樹さんの小説『ノルウェイの森』に出てくる「小林緑」から取り、作中でも小林緑が言った「苺のショート・ケーキ理論」について言及しました。 「愛というのはすごくささやかな、あるいは下らないところから始…

  • 村上春樹『猫を棄てる』感想文コンテストから離婚にかかる部分引用抜粋

    村上春樹の離婚観を考えるために、下記引用してみました。 ---------------------- 生前の父は、暴力こそふるわなかったものの、働かない、女を作る、酒を飲む、口だけは 達者。 当然友達もいない。 幼い頃に両親が離婚し、実の父親から絶縁されており、とても寂しい子供時代を過ごした ようだった。 成長するにつれて、色んな事情がわかってきた私は、自然と父の事を遠ざけるようになっ てしまった。 父はそんな私に対…

  • 村上さんのところ 19歳年上の彼女との結婚

    お勧めできる生き方かもしれない質問がこれ。 8年間付き合ったうえで、子度を産めない19歳年上の彼女と結婚したいという男性に対して、そんなに好きなら結婚するしかないですよとの回答。 何を人生の優先事項にするかは自分で決めるしかないとのお言葉。 まあ、ごもっともですが。 よくある悩みとして、自分の子供が不幸になろうとしていることを、親を察しているが、子供が察していないとき。 この質問者のように、自分…

  • 村上さんのところ 浮気していないと満たされない女性

    浮気していないと満たされない女性からの質問に対し、浮気している人が周りに多いという環境自体に素直に感心しています。 --------------------------- そうなんです。 友達とは不思議なもので、浮気している人の周りには、浮気している人が多いようです。 環境のなせる業といったところでしょうか。 ただ浮気は少し不倫とは違いますね。 不倫は、特定の人と結婚していたりしていて、そのみちから外れることです。 …

  • 村上さんのところ 同性婚と不倫

    『村上さんのところ』を愛読している私ですが、同性婚についてもコメントされています。 ずばり、ゲイの友達や知り合いが多くて、みなさん幸せそうで何より、だから賛成ですとあります。 ゲイの友達や知り合いが多いのは普通ではないと思います。 アメリカ在住経験があることが大きいのでしょうか。 思想が古い私的には、ゲイ=エイズがまず頭に浮かんでしまいます。 私が変なのでしょうか。 先日もLGBTS+につい…

  • そうだ、村上さんに不倫について聞いてみよう

    村上さんにメールが出せるというのでわくわくしてキーボードを叩いています。 夫婦仲むつまじい村上さんにこのようなことを質問すること自体、 失礼なことなのかもしれませんが、最近この問題について様々な点から考えてみようと思い立ち、ぜひとも村上さんの考えもお伺いしたいなぁ、という次第です。 質問は、肉体関係を伴わない不倫というものは存在するか?です(神奈川県、20代後半OLより) -----------------------…

  • 村上春樹主人公達(特に離婚者)は結婚相手にふさわしいのか?

    今回は、婚活会員数20万人を誇る、日本No.1の総合婚活サービス企業の株式会社IBJ(本社:東京都新宿区西新宿 代表:石坂 茂、以下、IBJ)が実施した「結婚相手の理想の婚姻歴」に関する意識調査を紹介します。 IBJ運営の登録数国内最大級(49,000人)のお見合い管理システムを利用する20代~40代の未婚男女を対象にしています。 --------------------------- ◆全体の調査結果レポート ・男性の45.1%、女性の45.2%が「初…

  • なぜ、村上春樹の主人公は不倫した妻を許せるのか

    奥さんが戻ってくれば、もう一度最初からやり直そうと思う 「騎士団長殺し」における村上春樹の結婚観で書いたことの再掲になりますが、戻ってくればという前提付きではありますが、いつでもやり直す。 何度でもやり直す。 何度でもやり直す。のかな。 男女の違いで、女性は最後の愛人になりたくて、男性は最初の愛人になりたいという意見があるのを知っていますか? 特に、ユーミンファンの間では有名かと思います。 …

  • 村上春樹は不倫した妻を許すことができるのか

    最近、不倫が発覚した東出昌大さん。 そのものずばり「不倫男」の役で、村上春樹原作映画に出演予定だったそうですね。 まあ、結局は降板したらしいですが、この映画はハルキストには『ドライブ・マイ・カー』と特定されています。 それよりも、東出降板のゴタゴタにより、映像化権の有効期限が切れる懸念。 ハルキストは『こんなことで映像化が立ち消えになってほしくない』とハラハラしていると伝えている記事を見かけま…

  • 「騎士団長殺し」における村上春樹の結婚観

    今日は、村上春樹特設Q&Aサイト「村上さんのところ」から離れて、さる雑誌に載っていた村上春樹ロング・インタビュー記事をご紹介します。 騎士団長殺しの主人公『私』の奥さんへの思いについて -------------------- 『私』が免色さんと一番違うのは、奥さんのことを好きなことなんです。 奥さんが去っていっても気持ちが変わらない。 戻ってくれば、もう一度最初からやり直そうと思う人なんです。 そういう形のコミッ…

  • 村上春樹の結婚生活を長く続けるコツ

    今日は、村上春樹特設Q&Aサイト「村上さんのところ」において、結婚生活を長く続けるコツは? と聞かれた際の回答をご紹介します。 ---------- ひとことでいえば妥協です。 たとえ相手が妥協しなくても、こちらが妥協する。それが大事です。 そうすればだいたいうまく行きます。 でもそれでうまく行ったとしても、いつ何が起こって、すべてがひっくりかえるか、そんなことは誰にもわかりません。 人生、一寸先は闇です。 …

  • 村上春樹の奥さんは機嫌悪い時が多いかも

    今日は、村上春樹特設Q&Aサイト「村上さんのところ」において、奥さんの機嫌悪い時は? と聞かれた際の回答をご紹介します。 ---------- 奥さんの機嫌が悪くなると、あれこれ八つ当たりされて、なんでおれがこんなひどい目にあわなくちゃならないんだよ、と疑問に思ってしまう。 よくわかります。 それは世界中の夫の92パーセントくらいが、同時進行的にひしひしと経験していることです。 そうですね、「これはただの気象…

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