『嘘と孤独とテクノロジー』吉成 真由美 インターナショナル新書

『嘘と孤独とテクノロジー』吉成 真由美 インターナショナル新書

数年前からインタビュー記事をまとめたものが増えているが、本書のテーマは利己性と利他性、社会性。集団によってどのように暴力性は生まれるかといった考察は興味深い。 エドワード・O.ウィルソン 高度な社会性を形成する真社会性は、生物進化の歴史上、少なくとも17回実現している。テッポウエビで3回、スズメバチで2回、キクイムシで2回、ハダカデバネズミで2回など。人類では、300〜100万年前にグループ間の競争があった…