資源大国と呼ばれるロシアの「どこに」「どんな」地下資源があるか解説します。
資源大国と呼ばれるロシアの「どこに」「どんな」地下資源があるか解説します。 広いロシアのどこにでも資源がある訳ではなく、地下資源は偏在していることが多いです。 特に日本に近い極東ロシアの資源について着目しています。
ロシア側が提案してるシベリア鉄道の北海道延伸については、一体何の貨物を運ぶのかよくわかりません。 日本とヨーロッパを陸路で結ぶことにより、船よりも早く到達できますが、急ぎの貨物でないならば、これまで通り船でよいのではないでしょうか?この辺のところは物流の専門家が検討するでしょう。 さて宗谷海峡を橋またはトンネルで横断することは可能でしょうか。宗谷トンネルの地質の話をする前に、まずは地理的なとこ…
当研究所では宗谷トンネルの実現性はかなり懐疑的と考えています。どんな貨物を運ぶかの議論の前に、なぜか日露間のゲージの議論や宗谷本線の議論が進んでいる感じがします。 石油や天然ガスはパイプライン輸送が適しています。宗谷海峡は海底パイプラインで、稚内からは貨車輸送でもよいですが、漁業関係者が反対しないのであれば、日本海を通って石狩湾新港まで海底パイプラインを延伸します。そうすれば石狩湾新港の火力発電…
ロシア側がシベリア鉄道の北海道への延伸構想を提案しているとの報道が出ています。 それに対し日本側の反応はあまり良くありません。 私も夢物語に近いストーリーであると考えていますが、日本にとって本当にメリットがあるのかしっかりとした技術的検討は必要だと思っています。 北海道とサハリンの間の宗谷海峡を橋またはトンネルで連絡する構想ですが、北海道出身の地質技師である私は宗谷トンネルの地質がとても気になり…
“沿海”地方の銅鉱床の紹介が終わりましたので、ここで“宴会”です。 ワインで乾杯です。 ロシアには人々に「ありがてえ」「ありがてぇ」と呼ばれ続けているワインがあります。 ロシアのありが…
ウラジオストクの北東500kmの沿海地方の北端、ハバロフスクの南150kmにMalakhitovoe銅鉱床は位置しています。 図.沿岸地方の鉱産図Malakhitovoe鉱床周辺の拡大(V…
ロシア人は松ぼっくりを食べます。これは本当の話です。 私も実際にロシアで食べたことがあります。 松ぼっくりКедровые шишки でも食べるのは松ぼっくりのかさの部分ではなく、…
Sukhoi Creek鉱床は沿海地方の北端、ウラジオストクから北東に730kmにあります。 むしろハバロフスクの方が近いです。 ハバロフスクのから東に約230kmのところにこのポーフィリー型銅鉱床は位置します。
Nesterovskoe鉱床はウラジオストクの北東約580kmにある銅鉱床で、日本海までは約6kmの距離にあります。緯度では稚内よりも北になります。 図.Nesterov…
沿海地方の銅-(錫)鉱床(Verkhnezolotoe鉱床)
Verkhnezolotoe銅-(錫)鉱床はウラジオストクから北東約500kmにある白亜紀後期の閃緑岩質のポーフィリー型Cu-Sn鉱床です。
Malinovskoe銅-金鉱床はウラジオストクから北東約300kmにあるポーフィリー型のCu-Au鉱床です。
極東ロシア、沿海地方のシホテアリンベルトに産するポーフィリー銅鉱床の中で最も研究されているLazurnoe銅Cu-モリブデンMo鉱床を紹介します。 Lazurnoe鉱床では白亜紀前期の堆積岩を貫く2つの岩体があり、西側はおよそ0.8×1.6�q、東側は2.0×1.5 �qの大きさがあります。
極東ロシアの沿海地方Приморский крайの銅鉱床について紹介していきます。 沿海地方といってもなじみはないでしょうが、ウラジオストクがある州と言えば分りやすいでしょうか。 沿海地方の面積は16.6万km2、人口は約200万人です。
カムチャッカ地方の銅鉱床の紹介が終わりましたので、ここで休憩です。 お気に入りのコップでティータイムです。
これまで紹介してきたカムチャッカ地方の銅鉱床をまとめます。 銅鉱床としてはポーフィリーカッパー鉱床と塩基性岩に伴われるCu-Ni鉱床があります。 カムチャッカ半島にはCentral Kamchatkaと呼ばれるポーフィリーベルトがあります。 代表的な鉱床としてKirganik鉱床、
カムチャッカ半島の南西部にはニッケル鉱床が多く分布するニッケルベルトがあります。 このニッケルベルトの南部にはKvinum鉱床があります。
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