コモディティー(商品)足りない世界
商品(コモディティー)にあふれた世界から、商品欠乏の時代へ世界中で大量に取引される「商品」(コモディティー)の国際価格が軒並みに上がっている。農産物ではカカオ豆、オレンジ果汁、コーヒー豆、オリーブオイルが、金属ではアルミニウム、銅などが値上がりしている。いずれも供給不足が値上がりの要因と見られる。生産地での紛争激化▽欧米によるロシアなどへの経済制裁▽異常気象や病害の蔓延▽環境保護意識や資源ナショナリズムの高まり、といった事情が絡み合っている。日本はこうした商品の大半を輸入に頼っているため、現在の円安では輸入価格は高止まりしそうである。具体的には、日本の家庭でも日常的に使われるようになったオリーブオイルの値上げ。パスタ、チョコレート、菓子パンなども8月に値上げされた。10月も2千品目台の値上げが見込まれると...コモディティー(商品)足りない世界
2024/08/31 08:24