chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
晴れ時々走れ https://harehashire.hatenablog.jp/

マラソン、トライアスロン、人生について。 南の島から北の大地まで、時々アフリカ。

ランニング歴15年 フルマラソン PB 2時間48分 ハーフマラソンPB 1時間19分 トライアスロン歴10年 オリンピックディスタンス PB 2時間6分

晴れ時々走れ
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2015/11/14

arrow_drop_down
  • コロナデブの「新しい日常」への考察

    緊急事態宣言がようやく明けました。 この自粛期間のなかで、体型が大変なことになっています。 座りながらブログを書いているのですが、お腹周りの肉が膨れあがってドシンと重たいものが乗っている感じ。身体を屈曲することが難しく、荷物満載のウエストポーチを巻きながら座っているかのようです。 2月中旬からのおよそ3か月間は、奇しくも中年のオッサンの身体がどれだけ劣化するかを試す人体実験期間となりました。そして、予想どおり見事なリバウンドを遂げました。 体重はせいぜい5kgオーバーくらいですが、比重の大きい筋肉が減ったかわりに比重の小さい脂肪が増えているので、身体の実態は見かけの数字以上にひどいです。胸、背…

  • バンコクのランニング旅② ルンピニ公園の青空エアロビ

    昨年末に訪れたバンコクのランニング旅の2回目。前回の記事はこちら。 harehashire.hatenablog.jp バンコク滞在中に毎朝、向かった場所があります。それはルンピニ公園。バンコクのランナーが集まる有名スポットです。 ルンピニ公園の交差点で朝日に遭遇します。写真だとうまく表現できませんが、これまでの人生で出会った太陽のなかで圧倒的な大きさでした。思わずその神々しさに足が止まり、ほんのり汗をかいた肌にゾワゾワッ鳥肌が立ちました。普段、太陽のことなんて意識せずに生きていますが、その燃え盛るエネルギーに感謝の気持ちが湧いてきます。 さて、ルンピニ公園はバンコク中心部にある緑豊かな公園で…

  • バンコクのランニング旅① 猫の壁画

    新型コロナウイルスの影響で世界が混沌とするなか、まだ平和だった2019年暮れのタイ旅行について書いていきます。 今回は家族旅行でしたが、自分だけ仕事の関係で一人遅れて現地合流することになりました。LCCのスクートを利用して成田空港を夜に出発します。離陸するとさっそくシンハービールを注文します。旅の最初に飲むビールはワクワクとドキドキが詰まっていて最高ですね。 バンコクのドンムアン空港に現地時間の朝3時頃に到着。15年ぶりのタイ、そしてドンムアンです。内装こそDistinations in Thailand といった雰囲気になっていて現代的なデザインに生まれ変わっていましたが、空港の外に出たとき…

  • 大迫は負けなかった

    東京マラソンをテレビ観戦しました。 これまでマラソンや駅伝をテレビで見ることはそれほどありませんでしたが(見るよりは走る方が好きなので)、副鼻腔炎を発症して体調が芳しくなく、コロナウイルスでモチベーションも途切れている中、自宅でテレビを見ながら過ごすことにしました。そうしたら今回のレースがあまりにも面白くて、最初から最後までそれこそ食い入るように見てしまいました。 東京オリンピックの残り一枠をかける争いに、いわゆるビッグ3と言われる大迫傑選手、設楽悠太選手、井上大仁選手が出場して、先日の丸亀ハーフマラソンで日本新記録を出した小椋裕介選手、個人的にずっと応援している佐藤悠基選手、そのほかにも一級…

  • 進撃のコロナ

    コロナウイルスを巡るフェーズがどんどん変わっています。 医学的、社会的な状況も日々変わっていますが、そこに政治的な判断も加わってきました。つい2週間前まで社会活動やイベントが平常運転で営まれていましたが今や全国で学校を休校とする方針を打ち出すレベルとなり、その激変ぶりに唖然としています。 大規模なイベントから近所の集まりまであらゆるものが中止になっていますが、その先駆けとなったマラソン大会における状況を振り返ってみます。 2020年2月16日(日) この日までは京都マラソン、おきなわマラソンなど全国各地で大会が開催されていました。熊本マラソンではマスクをして走るランナーの姿が新聞に掲載されて(…

  • 別大マラソン2020参戦記③ヴェイパーフライの衝撃

    新型コロナウィルスのフェーズが、この数日で一気に変わりました。このことについて述べる前に別大マラソンの参戦記を書き終えておきます。 別大マラソンでヴェイパーフライデビューを果たして、ハーフとフルのWベストを更新するという類い希な体験をしましたが、レース後のダメージもこれまでのマラソン人生で初めての感覚でした。時系列で記しておきます。 harehashire.hatenablog.jp 2月3日(月) レース翌日、宿の布団でお酒を飲み過ぎた重たい頭を抱える。朝一便の予約をすっとばたことに気づく。ちょっと焦ったが最早仕方ないのでボーッとした頭で諦める。 次に、ズボンがないことに気づく。部屋を探して…

  • 別大マラソン2020参戦記② Wベスト更新

    'Breaking 2:40' フルマラソンで2時間40分を切る。 去年からこのプロジェクトを密かに始動しました。 何事もそうなんですが、締め切りが迫らないと本気を出せないタイプです。いつでも、どこでもギリギリボーイ。中年になってもギリギリボーイ。そんな自分ですが、ランナーとしてそろそろ年齢的なピークが近づきつつあることを感じています。この4年間でベストタイムを1分ずつ更新してきましたが、残された時間は多くはありません。ようやくお尻に火がつきました。「カチカチ山の狸」のように背中に火が回らないと気づかない私もさすがにチリチリと焦げ臭さを感じてきました。 一方で、ここ数年のフォームの改善とテクノ…

  • 別大マラソン2020参戦記① スタート前

    別府大分毎日マラソン2020にやって来ました。 これで6年連続の出場で、今や自分の人生は別大を起点に回っていると言っても過言ではありません。別大を目標に練習を積み重ねて、別大が終わると来年の別大に向けて誓いを新たにする。年中行事の一つです。自分の中では二十四節気以上に季節感を表すものです。もはや、立春よりも別大で春の訪れを感じます。 そんな別大マラソンでは、空港や駅でジャージやウインドブレーカー姿のオジサンを多く見かけます。首都圏から来ている人も多いのですが、羽田空港からジャージですよ!物見遊山で来ているわけではないんです。部活の遠征と同じ感覚です。ちなみに空港の手荷物検査では卓球Tリーグの選…

  • 別大マラソン2020 今年の大会レベルは?

    毎年恒例となりましたが、今年の別大マラソン参加者全体の成績を振り返ります。 2020年の別府大分毎日マラソンは朝から快晴。風は弱く、日差しがあり、穏やかな気候でスタート時の気温は13度。走りやすいコンディションです。 今回も比べるのは以下の4つのタイムを切っている男子選手の人数です。 1.市民ランナー憧れのサブスリー3時間00分。 2.それなりの練習量が要求される2時間50分。 3.ある程度の才能が必要となる2時間40分。 4.実業団レベルに近づく2時間30分。 それぞれのタイムごとに、横軸を開催年、縦軸を人数としてプロットしてみました。 ちなみに、2018年や2019年の全体成績は以下のエン…

  • 別大マラソン2020前夜

    遠く離れた街のレストランで家族団らんや仲睦まじいカップルや忙しく働く店員さんの姿を見ながら、飛び交う方言のイントネーションを聞いて、まったり過ごす時間が好きです。ジョナサンでタラコとイカのスパゲティ大盛りを食べた後、かれこれ2時間くらいドリンクバーで粘って本を読んだりSNSを眺めたりして、久しぶり(今年初)のブログも書き始めています。 ということで、こんばんは。 今年も別府にやって来ました。 明日は別府大分毎日マラソン。 年に一度の勝負レースであり、ここ4年間は毎年、地味にベストを更新している相性の良いレースです。 今年はケガなくトレーニングを積めました。 走行距離は11月198km、12月2…

  • いぜな88トライアスロン2019 ③早寝、早起き、朝ごはん

    知らない土地では思わぬ文化や慣習に出会います。大会の朝、伊是名島では不思議な島内放送が流れていました。 「早ね、早おき、朝ごはん。調子がよくなる♪」 「早ね、早おき、朝ごはん。きげんがよくなる♪」 谷山浩子さんという方の「早ね、早おき、朝ごはん」という歌でした。NHKの歌のお姉さんのような口調で、文科省推薦みたいな歌詞ですが、とっても素敵で耳に残ります。 「早ね、早おき、朝ごはん。あたまがよくなる♪」 「早ね、早おき、朝ごはん。いろいろよくなる♪」 最近は子どもの寝かしつけているので早寝の重要性が良く分かります。「きげんがよくなる」はまさにそうです。寝不足だと起こしたときにウギャーと泣きますが…

  • いぜな88トライアスロン2019 ②レース編

    レース当日の朝、雨は降っていませんがどんよりした曇り空です。風は強く雲が吹き飛ばされるようにどんどん流れていきます。おまけに雷注意報も出ています。どうなることかと思いましたが、88kmから31kmに距離を短縮して何とか3種目での開催が決定しました。 しかし、これでレースが楽になったかというとそんなことはありません。逆に緊張感が増してきました。個人的にはミドルレースが一番好きなんです。51.5kmのオリンピックディスタンスなどのショートレースは、心拍数が上がって身体がレッドゲージに入り、心臓がバクバク鳴って飛び出すんじゃないかというくらいしんどいです。 一方で、180.2kmのアイアンマン など…

  • いぜな88トライアスロン2019 ① レース前

    いぜな88トライアスロンがついに開催されました。去年、一昨年は台風の影響で中止となったので2016年以来、3年ぶり。アスリートも島の人たちも、みんなが待ちに待った大会です。 実はこの10年でなんと5回しか開催されていない。中止率はなんと5割にのぼります。最近は大会直前になると沖縄の南の海上に台風が発生するのが、ネタになっているくらい。 毎年、10月の第3週ごろに開催されるのですが、この時期の沖縄は台風が多い。さらに離島の伊是名島の場合、波が高くなるとフェリーが欠航になってしまう。そのため、台風がやってくる前も、過ぎ去った後も影響を受けてしまい、フェリーの欠航が見込まれる場合はたとえ晴れていても…

  • 佐渡トライアスロン2019⑧ ラン後半

    前回はこちら。 harehashire.hatenablog.jp ランの2周目に入ると呼吸が苦しくなってきました。ステップを踏むごとに気持ち悪さが増して、胃袋から液体がこみ上げてお腹が波打ちます。商店街のエイドに到着したところで我慢ができずにしゃがみ込んで吐いてしまいました。ランでは毎回のエイドで1杯目にコーラを飲み干して2杯目でお茶を飲んでいました。そのコーラとお茶が絶妙にシェイクされた茶色の液体がまとめて逆流して側溝にドバドバと流れていきました。 消化されていないためか、コーラとお茶そのままの味でした。 そして、今回のレースで三度、寝転がります。そばにいた黄色いシャツのボランティアの女子…

  • 佐渡トライアスロン2019⑦ ラン前半

    いよいよラン編です。2ヶ月前の記憶を頼りに何とか書き切ります。 前回はこちら。 harehashire.hatenablog.jp 20kmほどバイクの残りの区間を走って、ようやくトランジッションエリアに戻ってきました。2回も昼寝をせざるを得なかったわけですが、途中で力が出なくなったのはハンガーノックが原因かも知れません。(ちなみにハンガーノックについてはこちらの記事も参考にどうぞ。) harehashire.hatenablog.jp 久しぶりのロングだったので補給食にはかなり気をつかっていました。30分おきに「もぐもぐタイム」を設定してエネルギー切れを防ぐようにしました。その結果、バイクで…

  • 佐渡トライアスロン2019⑥ バイク後半

    前回から続く。 harehashire.hatenablog.jp 30分ほど歩道で寝転びながら、東京の江東区・江戸川区のトライアスロン連合の方々から冷えた麦茶を何杯もおかわりして、タッパに入った梨を頂き、メンバーのために用意していたきゅうりまで頂いてしまいました。チームからはたくさんのメンバーが参加していたそうですが、その誰よりも恩恵に預かりました。おかげさまで頭の痺れや粗い呼吸が収まりました。名も知らぬ選手を支えてくれたことに本当に感謝を申し上げます。最高のホスピタリティでございました。ありがとうございました。 さて、30分も休憩をとったのはこれまでのレースで初めてです。1秒を削りだそうと…

  • 佐渡トライアスロン2019⑤ バイク前半

    前回から続く。 harehashire.hatenablog.jp スイムとは一転、バイクでは地獄を味わいました。あまりにもキツくて路上で昼寝を2回もしました。それでも何とか走りきりました。フラフラになりながら、泣きべそをかきながらこぎ続ける。そんなヘッポコ道中記にお付き合い下さい。 まず、走行距離から説明しましょう。佐渡トライアスロンのバイクは佐渡島をほぼ一周するコースです。果たして何kmでしょうか? 答えは190kmもあります!でかいと思う方は多いのではないでしょうか。おそらく地元の人以外は佐渡島の大きさに驚きます。北部と南部には山々が連なっていて、その間に挟まれた中央の平野部にいると、も…

  • 佐渡トライアスロン2019④ スイム

    今回も相変わらずのギリギリボーイ、バタバタボーイぶりを発揮しました。 前日の選手受付。 終了の数十秒前に滑りこみセーフでした。両津からバイク自走で行ったら思いのほか遠い。40分くらいかかりました。危なかった。佐渡トライアスロンは結構、時間にシビアですのでお気をつけ下さい。半日かけて佐渡までたどり着いたのに間に合わなかったら、ほんまに洒落になりません。ネタにはなりますが。 さらにレース当日。 この日も体育館のトイレで長らく待たされて、気がつけばスイムチェックイン締め切り時刻が迫っている。ドタバタしながらバイクセッティングを済ませたら、ウエットスーツを抱えて走り出し、数十秒前に駆け込みセーフでした…

  • 佐渡トライアスロン2019③ 佐渡到着

    2時間半のフェリーの旅を経て、佐渡は両津港に到着。 旅館組合の駐車場でお世話になるホテルのバスに乗車します。 客一人、ドライバー一人で他愛のない会話をします。こういうシチュエーションは好きです。いろいろと話をするなかで興味深い話がありました。田中角栄首相の時代に佐渡と本土を結ぶ橋が検討されたという話です。日常会話に田中角栄が出てくるあたり、これぞ新潟です。こちらは一瞬、名前を判別するのに時間がかかりましたが、新潟における角栄さんの存在は格別なものなのでしょう。 「佐渡海峡大橋」の構想はさすがに現実味がないように思えましたが、佐渡と本土との間は最短距離でせいぜい30㎞くらいであり、途中には岩礁も…

  • 佐渡トライアスロン2019② いざ佐渡へ

    さて、レースの話を前に佐渡への旅行記を記します。 5年前に車を手放して以来、遠征はもっぱら公共交通機関です。ここ数年、車による悲惨な事故を見聞きする度に、疲れた状態で運転をすることでリスクがあるのであれば、お金を払う代わりにそのリスクを他所に預けようという意識が高まっています。レースの前は大概、仕事や準備で疲れが溜まっていますし、レース後はもちろん疲れがMAXなわけです。 レース用バイクを乗っていて感じるのは車は凶器以外の何物でもないわけですよ。あれだけの重量があのスピードで人間にぶつかったらどうなるか。基礎的な物理の素養があれば簡単に分かる話です。素養がなくても、因果関係を身をもって理解すべ…

  • 佐渡トライアスロン2019① 久々のロング

    佐渡国際トライアスロン2019のAタイプに出場しました。 レースから一週間が経ちましたが、ようやく内蔵のダメージがひいて、食欲がじわじわと回復して、ビールも美味しく飲めるようになってきました。レース直後は案外とビールが美味しく感じられないんですよね。何でしょう、あの感覚。マラソンのレース後は水のごとくガブガブとビールを消費しますが、佐渡のレース後は宿に戻った後に一人で500ml缶を開けてはみたものの、2本目は途中で残してしまいました。 さて、ロングの大会は随分と久しぶりでした。2015年の宮古島以来、4年ぶりです。このときは天候不良でデュアスロンだったので、3種目のロングは2013年のIRON…

  • 新島トライアスロン2019⑥ 第2ステージ

    新島トライアスロンの翌日には第2ステージがありました。 それは島内にある標高428mの宮塚山を登るヒルクライムです。海岸から隆起しているような姿です。意外と高い山もあるんですね。前日のアワードパーティでビラが配られていて参加することに決めました。有志の方によって開催されていて、もう10回以上も開かれている名物イベントのようです。 翌朝9時。集合場所の港近くではレース翌日にもかかわらず、20人近くの方々が集まっていました。みんなで楽しく登るイベントかと思いきや、一応、順位をつけて表彰もあるとのこと。ちゃんとレース仕様になっているので頑張らざるをえません。今回の大会が1年ぶりのロードバイク実走でし…

  • 新島トライアスロン 温泉でビール

    新島には24時間無料で入れる素晴らしい露天温泉風呂があります。 まるでパルテノン神殿のごとく、壮観なデザインです。 「湯の浜温泉」にはいくつかの湯船があるうち、もっとも高い場所からは切り立った断崖に太平洋の荒波が打ち寄せる様子が見られて絶景です。半身浴をしながら、やや冷たい海風を上半身に受け、身体が冷えたら肩まで湯船につかる。レース後の身体を癒やすにはもってこいで最高の気分に浸ることができます。海水混じりの温泉なのかしょっぱいのですが、選手たちの汗でより塩分が濃厚になっていたかもしれません。 で、ここで、苦言。 そこかしこで、どこからビールを持ってきたのか大勢のトライアスリートが宴会を行ってい…

  • 新島トライアスロン パーティ

    新島トライアスロン競技終了後には中学校の体育館で表彰パーティが開かれました。島の方々にとっては土曜日の夜に準備に運営と大変だったことと思いますが、おもてなしに本当に感謝しています。 テーブルの上には食べきれないほどご馳走が並んでいました。新鮮な海産物も美味しかったのですが、温かい「たたき汁」が何よりも胃袋に染み渡りました。「たたき汁」とはムロアジをたたいて、すり身にしてつみれ状にしたもの。あっさりした風味とほどほどに弾力のあるつみれが美味しかった。レース後はお腹も空いているけれど、内臓が疲れている。そんなとき、こういう優しい味わいに癒やされます。おかわりすると鍋からよそおってくれるお母さん方が…

  • 新島トライアスロン③ 逆境ラン

    バイクのトランジッションを終えて、アスリートたちはモヤイ像に導かれてランパートへ。 待ち受けるのはいきなりの激坂。最初の700mで標高差50mを一気に駆け上がります。 勾配を表現するのは写真でも文章でも難しく、なかなか想像がつかないとは思いますが、あっという間にこんな景色です。ビーチにいる人たちが米粒のように。 バイクでお尻の筋肉が硬くなり脚を一歩上げるのもキツイ。でも、マゾっ気たっぷりの展開こそトライアスロンです。追い込み追い込んで、耐えて耐えしのんで、力を振り絞って闘うのがトライアスロン。最近、ハマっているプロレスの美学と同じだと思います。 ということで、脳内では新日プロレスの棚橋弘至選手…

  • 新島トライアスロン2019 絶景バイク

    新島は自分にとってほぼ一年ぶりのトライアスロン大会。そして、バイクに乗るのもほぼ一年ぶり。最近はトライアスロン大会に出場するペースは年一回くらいで、バイクもレースでしか乗らないネンイチ(年に一回)状態となっています。 そんな状態で始まったバイクパート。意外とペダルを踏めました。バイクは新島の街中のメインストリートを通るので応援も盛んで、それに応えようとついついハッスルします。「ありがとう!」「あざーす」「サンキューです!」と声をかけると島の人からはより熱い応援が返ってきました。素晴らしきコールアンドレスポンス。 少しずつ前の選手を拾っていくなかで、ある大学生の選手と抜きつ抜かれつ走ることに。離…

  • 新島トライアスロン2019 感動スイム

    初めて新島トライアスロンに出場しました。帰りのフェリーのデッキで遠ざかる島影を見やりつつ、興奮冷めやらぬ身体にビシバシ風を受けながら、ブログを更新しています。 島に到着するとすぐに目の前の海の美しさに衝撃を受けました。白砂にエメラルドブルーの水面が眩しく輝き、陽がのぼって青空が広がるとギャルが水遊びするポスターそのままの光景が広がっています。凄いぞ、新島!ポスターに偽りなし! レース前の試泳で入水すると透明度が抜群に高い。白砂のビーチでここまで透明な海もそうないのではないでしょうか。そして、海水温は22度。冷やっとして肌が引き締まる感覚はありますが全然いける。この海で泳げることに心から感激しま…

  • ソウル旅行記②駅から出られない

    旅にトラブルはつきものだし、トラブルがあるからこそ面白い。スパイスみたいなもんです。 ソウルマラソンのレースが終わってスタジアムから地下鉄に乗って移動中のことでした。目的地の駅の自動改札を出ようとしたところ、ピコーンと鳴って拒否されました。「あれ、おかしいな」と何度も試しますがあきません。改札機の電光掲示にハングルが表示されているけれど読めません。英語表記はなし。有人の改札に行けば良いと思うかもしれませんが、どの改札も無人。駅員が待機すると思われる部屋がありますがカーテンがかかって誰もいません。 さあ、困った。出られない。より大きい駅に行ってみても無人の状況は変わりません。IT化が進む韓国です…

  • ソウル旅日記1日目

    ソウルでの旅行記。 海外旅行は実に6年ぶりだった。なので、一つ一つの出来事があまりに新鮮に感じられて、まるで大学生のころに戻ったかのようだった。 LCCに乗って2時間半。ドキドキしながらインチョン空港の入国ゲートをくぐる。 日本にすごく似ているけれど、それでいて異国であることを確かに意識する。目につく一つ一つのデザインが日本に比べて大き目に設計されていて大陸的な雰囲気を感じる。そして、目につく文字はハングルばかり。英語があまり見当たらない。 両替をして最初の買い物。 空港内のコンビニで交通ICカードを買う。ウォンと円の比率をうまく意識できないので、とりあえず50000ウォン札すべてをチャージし…

  • ソウルマラソン2019 ①ラブコリア!

    ソウル国際マラソンに初めて出場しました。 スタート地点の光化門広場は早朝からランナーで埋め尽くされていました。ハングルが書かれた揃いのユニフォームを身につけた選手たちがチームで記念撮影したりしていて、韓国でのマラソン人気をうかがえました。また、近隣の国からも多くのランナーが遠征で来ていました。バスで隣の席になった香港人ランナーと話をしたのですが、中国、香港、台湾の中華圏からもたくさん参加しているようです。もちろん日本人も多くいます。聞こえる言語も様々で、さながら東アジア選手権といった雰囲気です。 japanese.donga.com それにしても、海外の大会は面白いですね。レースは予想外の展開…

  • おきなわマラソン2019①ケチったらアカン

    10年以上ぶりに、おきなわマラソンに出場しました。ちょっとした珍道中になったので記しておきます。 宿泊は那覇にして、当日朝にバスで泡瀬の運動公園まで移動することにしたのですが、牧志駅のバス停に行くと立派なリムジンバスが止まっています。席はガラガラで、スタッフの方に運賃を聞くと1500円とのこと。 シートはゆったり、ふかふかで快適そうです。そのまま乗れば良かったのに、ここでなぜか「高い!」と思ってしまったわけです。事前に調べた路線バスの運賃は確か890円。少し迷った挙句、600円をケチって路線バスを待つことにしました。 リムジンバスが出発した後、数分遅れで路線バスがやってきました。が、バスの外観…

  • 肉離れリハビリ記③総括

    11月上旬に痛恨の肉離れを起こして以来、故障の連鎖反応という無間地獄が続いて、今シーズンはまともに走れないと半ば覚悟しましたが、目標としていた別大マラソンでベスト更新という思いがけない結果に恵まれました。そこで、肉離れに苦しむ皆さんに少しでも参考になればと思い、リハビリ記の総括をします。 休んで治すか、走りながら治すか 今回の治療方針として、2つの選択肢がありました。 しっかり休んで完治して、トレーニングを行う。 トーレニングをしながら、治していく。 選択肢1のメリットは肉離れ再発の心配がないこと。デメリットは休んでいる間に脚力や体力を落としてしまうこと。 選択肢2のメリットは脚力や体力を維持…

  • 別大マラソン2019③今年の大会レベルは?

    今年の別府大分毎日マラソンは去年とまったく違う気候でした。去年はスタート前に小雪がちらつき、大分市の最高気温は4度4分。今年は湿気があり、大分市の最高気温は18度9分。季節が2ヶ月くらい違うような感覚です。 ところで、今年のレースの成績は全般にどうだったのでしょう。去年に続いて、グラフを載せます。比べるのは以下の4つのタイムを切っている男子選手の人数です。 1.市民ランナー憧れのサブスリー3時間00分。 2.それなりの練習量が要求される2時間50分。 3.ある程度の才能が必要となる2時間40分。 4.実業団レベルに近づく2時間30分。 それぞれのタイムごとに、横軸を開催年、縦軸を人数としてプロ…

  • 別大マラソン2019②故障明けでベスト!

    あー、しんどい。身体がしんど過ぎて眠れないので、布団の中でブログ更新。 人生悪いときが続いても、必ず良いときがやってくるわけで、昨日がそんな日でした。待てば海路の日和あり、止まない雨はない、人間万事塞翁が馬などなど、古くから言われている通りです。 別府大分毎日マラソンでベストタイムを更新しました。ついでに、ここ数年、大きな目標にしていた2時間45分も切れました。我ながら会心のレースで気持ちが昂ぶっています。寝られないのはそのせいでもあります。 ここに至るまでの状況は控えめに言っても酷いものでした。別大に向けて準備を始めた9月からの練習量は5か月で800km。1か月平均で160kmは少ない距離で…

  • 別大マラソン2019①肉離れからのスタート

    11月上旬の肉離れから何とかかんとか別大マラソンのスタートラインに立てそうです。思い返すと肉離れとの闘いは困難の連続でした。治りかけたと思えば、焦って練習してプチッと軽い肉離れを3度ほど再発。筋肉が突っ張ってきて、これ以上負荷をかけるとヤバイと思っていても、つい走り過ぎてしまう。 故障か所も徐々に移動して、左脚ハム→右脚ハム→右脚脹脛→右脚スネ→右足首と少しずつ変わっていきました。本当に走れるようになるのか疑心暗鬼になる日々で、無間地獄に嵌まったかのようでした。 まあ要は、肉離れと闘ったからいけなかったんですけれど。治すには休むべきなんです。 ようやく2週間ほど前に痛みが消えました。 最初から…

  • 下りエスカレーター

    年末に痛めた右ふくらはぎの状況は良くありません。 30日に走り納めをしようとして25kmくらい走って、さらに痛めてしまいました。今も患部を押すと鈍い痛みがあります。この一年は本当にケガばかりで、劣化する身体を実感する毎日でしたが、そんな折りにタイムリーな特集記事を見かけました。 以下の文章はネタバレになっていますので、ぜひリンク先の記事を先にご覧下さい。面白いです! wired.jp 筆者である編集長は同世代の方です。この記事はいくつかの示唆に富んでいます。 1つ目はランニングの生理機能、特に呼吸について。スピード=「フィットネス(体力)」×「ランニングエコノミー(運動効率)」÷「体重」である…

  • 箱根駅伝マジック

    箱根駅伝を見ると毎度のことですが、魔法をかけられます。選手たちの若々しい肉体と躍動感の走りを観て、気持ちが20歳ほど若返り、「自分も同じように走れるのでは」と錯覚をするわけです。 それにしても「箱根マジック」の効果はすごいですね。テレビで観戦しながら、4年生の思い、3年生、2年生、1年生、そして、補欠やマネージャー、それぞれの気持ちに簡単に憑依できてしまいます。選手の走りを見ながら、風を切る感覚、アスファルトの反発力、胸を圧迫する鼓動を自分のことのように感じます。どれだけAIが発達してVRやARの技術が発達しても、自らの身体性から呼び覚まされる感覚に勝るものはないのではないでしょうか。 去年の…

  • 煩悩スイムおかわり

    一昨日の朝早く、煩悩スイムを行いました。 煩悩スイムとは、煩悩の数といわれる108本をひたすら泳ぐというものです。全国津々浦々、年々イベントの数も増えていて、今や年の瀬の風物詩となっています。 私もかれこれ15年くらい続けていますが、108本も黙々と泳ぐのは精神的にしんどいし、肩は痛くなるし、腕は動かないし、塩素で喉がやれるし、ハンガーノックにもなるし、まったく大変なことばかりですが、なぜか毎年続けてしまう魅力があります。 モノ好きな方々というのはあちこちにいて、参加する場所は事欠きません。今年はFacebook でイベントを探して、50m×108本(55秒サークル)に挑戦しました。 初めまし…

  • 肉離れリハビリ記②

    思い返せば、去年の今頃も肉離れのリハビリに悩んでいました。そこで、前回記事の採点方法で、去年を振り返ってみます。 harehashire.hatenablog.jp 一年前は、大阪マラソンでまさに地獄を見ました。肉離れからの回復途中にもかかわらず、無謀にも出場して脚はボロボロとなりレース前の数倍も酷い状態になったのでした。 harehashire.hatenablog.jp ちなみに、去年の故障箇所は右脚ハムストリングスのお尻付け根あたり。今年は左脚ハムのお尻付け根あたり。現在の故障との因果関係はあると思います。支払う代償は大きかったということです。さて、Jognoteの記録を見返してみるとい…

  • 肉離れリハビリ記①

    故障してから一ヶ月以上が経ちました。 肉離れをした経緯についてはこちら。 harehashire.hatenablog.jp 個人的な備忘録として、故障したランナーたちの幾許かの参考として、肉離れのリハビリ記を書きます。今回の故障箇所は左脚ハムストリングスの上部でお尻との付け根のあたりです。 今回は、日々の故障レベルを採点することにしました。点数は0点から10点で、基準は以下の通りです。 0点・・・まともに歩けない 1点・・・歩くことはできる 2点・・・2kmジョギングできる 3点・・・5kmジョギングできる 4点・・・10kmジョギングできる 5点・・・20kmジョギングできる 6点・・・3…

  • ギリギリボーイは損をする

    人生いろいろな教訓がありますが、「ギリギリ」まで先延ばしするとロクなことはありません。不惑を過ぎて悟るのも遅すぎるかと思いますが・・・、ようやく身にしみて分かりました。ギリギリボーイは損をする。これまでの人生、何事もギリギリでくぐり抜けてきました。でも、最近は年齢による衰えなのか、ギリギリではうまくいかなくなりました。むしろ、ギリギリな行動が足枷になってしまい、ひどい失敗ばかり。そして、その振る舞いは、典型的なダメな大人の見本となりつつあります。 前置きが長くなりましたが、今から一ヶ月ほど前、肉離れをやってしまいました。これも「ギリギリ」が原因です。 11月下旬の大阪マラソンに向けて、いつもの…

  • ランのコツ②ソッキンを使う

    「不安定」な走りによって、楽しく気持ち良く走るために具体的にどうすれば良いかについて書いてみます。 前回のエントリはこちら。 harehashire.hatenablog.jp 「不安定」な走りで、私がかなり意識的に使っている部分は、腰骨の上、肋骨の下にある脇腹です。年を重ねてくると、なかなかやせてくれない、あの部分です。側筋(ソッキン)とも呼ばれますが、正式名称は腹斜筋です。 腹斜筋を上手に使うためには、肋骨を上げて、みぞおちを引っ込ませて、脇腹にスペースを広げます。チーターとか肉食動物が走っているときに、脇腹がひっこんでいるような感じです。この空間を利用して、腹斜筋に遊んでもらいます。 結…

  • ランのコツ①不安定こそ推進力

    ちょっと前になりますが、走り方について「ああ、そうか!」と開眼したことがあります。結論から言うと「不安定なフォーム」こそが推進力を生むということです。 ランナーのみなさんは身体の軸がブレずに「安定」したフォームを求めていると思います。必要以上に蹴らず、無駄のないストライドでピッチを刻んでいくフォームです。最小限のエネルギーで着実にラップを重ねていく。途中で潰れることを防ぐことが何より大事な市民マラソンでは定石だと思います。 でも、あるとき、荒削りだけれど伸びやかに走っている若者を見て、惹かれるものを感じたんです。前へ前へと推進力があり、とても「動物的」なんです。 一方で、自分をはじめ熟練市民ラ…

  • 走るためのニンジン

    少しずつ走る習慣が戻ってきました。股には股ずれの小さな赤いかさぶたの痕が点在していますが、それにも慣れてきました。シューズを履いて外に出るまでの抵抗感は少なくなりつつあります。それでも、まだ走ることを億劫に感じたり、怠惰の顔がのぞいたりするので、このところ、いかにすれば練習するモチベーションを上げられるかについて走りながら考えていました(考え事しながら走ると時間が早く過ぎるので好きなんです)。 モチベーションにはインセンティブが必要です。つまり、目の前にぶらさげるニンジンが必要なわけですが、短期的な報酬と長期的な報酬を組み合わせることが大事だなと感じました。 それぞれ時間軸で表現するとこんな感…

  • 靴ずれ、股ずれ、脇ずれ

    記録的な酷暑の夏も終わり、ようやく涼しくなってきたので、冬のマラソンに向けて練習を開始しました。毎年のことですがこの時期はもがいています。ビックリするくらい走れない。10キロも走れば息が上がり、お尻は鉄板のように張り、ヒザはガクガクで、こんな状態でフルマラソンを走りきれるのかと絶望的に思う。 特にこの夏は、仕事と生活の変化があり、時間を作る精神的な余裕がありませんでした。 それに加えて、歳を重ねるごとに体力は想像以上に落ちていて身体がギシギシいっている。錆びて油が切れてチェーンが伸びきった重たい自転車のよう。この年になってもう伸び代もないのに頑張る意味なんかあるんだろうか?毎年、1分ずつタイム…

  • 大阪城トライアスロン、追想記

    今年の大阪城トライアスロンは朝から、お腹の調子が良くない。 レース前に公園内の大阪城ホール近くの公衆トイレに入ると「紙がない」。まだ、時間があったので、内堀まで遠征。このあたりは、朝早くは人が少なく紙がありました。持ち出せるトイレットペーパーを拝借、他の人のために城ホール近くのトイレに補充しておきました。 そして、レース開始。お堀のスイムから始まります。今年は水温が低めだったせいか、去年に比べて藻の青臭さを感じませんでした。スイムでは、当然のごとく水を飲みます。正しくは、口の中に含みながら泳ぎます。そのせいではないのでしょうが、バイクの途中から、お腹がゴロゴロ。あかん、力が入らん。 得意のラン…

  • トライアスロン始めて干支一周

    トライアスロンを始めたのは、30歳の記念としてでした。それから12年、干支を一周するキャリアを積みましたが、競技への情熱はマンネリ化していきました。 自分の競技人生を振り返ってみます。 2006年から2009年はハネムーン期。 練習やレースに限らずトライアスロンをしているだけで楽しくて、エキサイティングで、まさにハネムーンのような状態でした。競技を通じてたくさんの仲間に出会い、レースをきっかけに各地を訪れ、スポーツの社会的な楽しみを見出すこともできました。 体力的にはピークを過ぎていましたが、まだまだ身体は無理がきき、日々の練習は充実した成果をあげていました。 2010年から2014年はアスリ…

  • 鯖街道2018④ミニーさんのカメラ

    さて、鯖街道ウルトラマラソンの道中リポートですが、最後にご紹介するのは神出鬼没のボランティアカメラマンの方です。いつも先回りして現れては、写真を撮り続けていらっしゃいました。 ミニーマウスのキャップという印象に残る衣装なので一度見たらランナーの方も忘れません。「また、お会いしましたね」ということで、お話を聞いてみると、出場している家族の応援をしながら、ほぼ全参加者の写真を撮影しているとのことでした。 詳しくは、Facebookで「鯖街道ウルトラマラソン2018」と検索すれば、アルバムが公開されています。ぜひ、覗いてみて下さい。 風薫る五月の空気感のなか、みなさん良い表情で写っています。これだけ…

  • 鯖街道2018③業務スーパーのミニ大福

    鯖街道ウルトラマラソンのエイド巡礼の旅。 前回はこちら。 harehashire.hatenablog.jp 今回は後編です。 花脊峠を越えるとトレイルに別れを告げます。激坂の舗装路を下って洛中へと向かうのですが、この辺りから私設エイドが次々と姿を現します。 坂を降りているとリコーダーの音色が流れてきました。近づいてみるとお姉さんの生演奏でした。風変わりなエイドに思わず脚を止めて寄らせてもらいました。 置いてあるものもユニークです。一口サイズのお餅がありましたが、これが最高に美味しかったです。疲れて火照った身体に甘さと冷たさが染み渡ります。思わず、何個もほおばってしまいました。 左はずんだ、右…

  • 鯖街道2018②エイド巡礼の旅

    鯖街道ウルトラマラソンのエイドステーション巡礼の旅を書きます。 朽木にある渓流沿いの木陰で姉妹が出しているエイドはまさにランナーのオアシスです。 コーラ、ファンタ、かりんとうなどが並んでいました。二人は幼いころからずっと応援し続けてくれています。お姉さんは今年の春から大学に進学したそうですが、それでも、この日だけは戻ってきていました。 私自身は去年に続いて2回目の参加ですが、それでも親戚の姪っ子さんに会うかのような温かい気持ちになります。今年は、さらに友達も加わっていて、3人の女の子たちの笑顔は何よりの元気を与えてくれます。 このあたりの景色は、鯖街道のなかでも大好きです。杉林を抜けて、田植え…

  • 鯖街道2018①早々と歩くことに

    鯖街道ウルトラマラソンを終えて4日目となりますが、絶賛、ものすごい筋肉痛に襲われています。特にお尻。まるで鉄の楔でも打ち込まれたかのようです。そして、右脚のふくらはぎ。鉄板のように硬く強ばって、ずしりと鈍い痛みが居座っています。 その理由はレースの10日前にさかのぼります。 3月上旬の静岡マラソンを終えてから練習をしなくなり、3月は60km、4月は70kmしか走っていませんでした。そして5月に入ってからの走行距離は0km。これはいかんと思い、久しぶりに走ってみたところ衝撃を受けました。つい2ヶ月前までは軽やかに風を切っていた身体はあっという間に退化の坂を転げ落ちて、生まれたての子鹿のごとくヒザ…

  • 小浜に行くなら民宿

    去年に続いて、鯖街道ウルトラマラソンに出場しました。大人気の大会のため、全鯖は2日ほどで締め切り、半鯖にいたっては8分でソールドアウトでした。小浜までの宿泊ツアーもすぐに定員となってしまいましたので、友人と一緒に鉄道の旅をすることにしました。 大阪からJRの新快速に乗って出発。びわ湖の西岸を通り敦賀まで2時間、小浜線に乗り換えてさらに1時間。のんびりした車内の雰囲気が旅情をそそります。ただ、小浜駅にはIC用の改札口がありません。ICOKAなどで入場してやってきた人たちで駅員さんはてんてこまい。行列ができてしまいましたので、鉄道を利用する方は切符を購入するよう気をつけてください。 さて、今回、泊…

  • 人に歴史あり、バイクに歴史あり

    ビワイチの後半戦です。 前半戦の記事はこちら。 harehashire.hatenablog.jp 後半戦は琵琶湖の東岸から西岸へと舞台を移します。静かな湖畔の木々の中を走っていきます。拝所のような場所があり精霊が宿るような感じがします。 さて、そんな閑静な奥琵琶湖の西湖岸を走っていたとき。第2のトラブルが発生しました。 突然、バチーンと大きな音。ずいぶんと派手なパンクです。普段の行いが悪いのでしょう。 パンクをした場所は工事用の信号機前だったので、たまたま停まっていた、ご夫妻が声をかけてくれました。スペアチューブは持っていたものの恥ずかしいことにタイヤレバーと空気入れを忘れており、お二人の親…

  • 初めてのビワイチ

    GWは琵琶湖一周、通称「ビワイチ」に出かけました。 最近はレースでしか自転車に乗っていないので100kmを超えるロングライドはおよそ1年ぶり。前日から胸が高鳴り、遠足前のように眠れませんでした。 空は快晴、風薫る、素晴らしい天気。やっぱり自転車は楽しい。初めてのビワイチでしたが、たくさんのローディーやチャリダーの方々がいて人気ぶりに驚きました。 道の駅びわ湖大橋米プラザからスタート。北湖、南湖とあるうち、びわ湖大橋以北の北湖の160kmを反時計回りに走ります。 相棒のオレンジ号。 守山市のビワイチモニュメントにて。ブルーとオレンジは我ながら、この世で美しい組み合わせの一つだと思います。 近江八…

  • Oh!大川‼︎

    大阪は桜が満開です。昨日、初夏の陽気のもと大川の桜を愛でながら走ってきました。 桜と川や橋との組み合わせは水都大阪ならではで風情があります。 ボートやビーチと桜。春のすぐ先に待ち構えている初夏の匂いを嗅ぐことができます。それにしても今年は暑い。 水門と桜。古くから咲いては花びらを散らしてきたのでしょう。 小さな幼児の遠足から、缶ビールでプシュっと乾杯するおばあちゃんたち。ささやかな嬉しさがあちこちに溢れています。 鮮やかに咲き誇る桜を見ながらのランニングは心も脚も軽やかになります。毎年、変わらずに咲いては散ってゆく桜を健気に感じながら、あと何回、桜を見ることができるだろうか、などと感慨に耽るの…

  • 5000km履いたシューズとの別れ

    長くお世話になったシューズとサヨナラしました。この4年間、練習でほぼ履いていたシューズです。それが、こちら。アシックスのターサーです。恥ずかしいくらいにボロボロです。 多く見積もって7000km、少なくとも5000kmは走りました。良く走りました。沖縄と北海道の往復以上の距離になります。 ソールはペラペラのツルツルです。グリップを効かせる黒い突起物は削れてなくなり、黄色のアウトソールも磨耗して、白いミッドソールが現れています。 シューズの布部分は、甲の上にあたるアッパーが横に破けています。親指の部分は穴が空き、小指の部分も切れ目が入っています。 シューズの中ではインソールの拇指球と小指球のあた…

  • 驚異のラケットナン

    本日はグルメなお話。 フルマラソンならぬ、フルナンをご存じでしょうか?大食漢のランナーでさえ、たじろいでしまう代物です。 先日、大阪城公園で30km走をした後にランニング仲間と食事に行きました。京橋にあるカトマンドゥというカレー屋さんです。ナンが美味しくて人気があり、この日も満席で15分ほど並びます。店に入った瞬間、香辛料の香りが鼻を刺激します。ムホッとややむせ返るくらいですが、辛いもの好きにとってはたまりません。 この店ではナンをフルかハーフか選べます。友人が以前、アップしている写真を見て、ナンが大きいことは知っていました。テニスラケットのような姿から、仲間の間では「ラケットナン」と呼ばれて…

  • 副鼻腔炎の衝撃

    本日は病気と健康のお話を。 わたくし、普段から鼻炎持ちです。 そして、年に1回くらいは副鼻腔炎になります。 静岡マラソン後に免疫力が下がったのでしょう。翌日から副鼻腔炎を発症しました。経験者は分かると思いますが、眼や鼻の奥が鈍く痛んでなかなか難儀なものです。 ちょっとした空気圧にも過敏になり、屈んで頭を低くするだけで孫悟空の輪っかのようにギュイーンと締め付けられます。以前、副鼻腔炎発症中にプールでクイックターンをしたのですがあまりの痛さに悶絶しました。また、振動にも敏感になり、走るとズンズンと衝撃が伝播して歯ぐきまで痛みます。 そして、何より鼻水が凄いことになります。 これでもかというほどにネ…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、晴れ時々走れさんをフォローしませんか?

ハンドル名
晴れ時々走れさん
ブログタイトル
晴れ時々走れ
フォロー
晴れ時々走れ

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用