「かくれんぼ」

「かくれんぼ」

肌を刺す冷たい風 今、吹き抜けた白は 街を染めるのでしょうか? ポケットから手を出さないのは こぼれ落ちそうな想いと 伝えられなかった言葉を ギュッと握りしめていたから。 何度も 何度も 握りつぶそうとしたのに 左胸がキュッと泣いて それを許してくれない。 頬を優しくなでる...