肌を刺す冷たい風 今、吹き抜けた白は 街を染めるのでしょうか? ポケットから手を出さないのは こぼれ落ちそうな想いと 伝えられなかった言葉を ギュッと握りしめていたから。 何度も 何度も 握りつぶそうとしたのに 左胸がキュッと泣いて それを許してくれない。 頬を優しくなでる...
「影絵」 あなたの瞳に映らないあたしだけど あなたの事を想っています。 その想いは時々、 涙になり 勇気になり 弱さになり 強さになります。 自分で気付かないけど どこかの誰かに 何かを与えているのです。 知らないところで誰かを元気づけたり 知らないと...
「綺羅」 だけどボクは神様なんかじゃない。 だけどボクは仏さまなんかじゃない。 あいまいな言葉だけ残しても 風に吹かれるだけ。 今宵 星降る蒼い夜に 手と手を繋ごう。 一人じゃ何も出来ない僕ら。 千差万別な心でも ひとつになれば きっと世界をも変えられ...
「淡伝」 冷たい風は その心をその身体を 凍らせていないだろうか? 遠く離れた場所で 同じ空を見上げてるキミよ。 限りなく淡いこの繋がりから 何かを伝える事は難しいかもしれない。 だけどボクには ただ詩うことしかできない。 自己満足? 偽善? 優越...
「不無」 どんなに苦しくても どんなに悲しくても 頑張れる理由はそれぞれにあって でもときにそれは 自分の逃げ道をふさがれた気持ちになって 逃げ出すことも出来ずに 重荷に感じることもあるでしょう。 苦しみも悔しさも きっと 頑張っている人にしか現れない...
「復習」 隠したい過去なら 隠せばいい。 忘れたい事なら 忘れればいい。 戻すことの出来ない時間に 「こうすればよかった」とか「こう言えばよかった」とか 思うことを どうして「今」出来ないの? そんなんじゃ過去に戻れたとしても何も変わらない。 そ...
「夢中」 吸い込まれそな青い空。 ボクの心に詰め込んで 今日こそキミに話しかけれたらいいな。 いつもすれ違うだけで 挨拶さえも出来ない。 でも もしもキミに好きな人がいたら・・・ なんて考えると今日も何気ない一日で終わるのだろう。 優しく夜を包む紫の空。 ...
「物語」 特に何もなかった日だって ただただ忙しさに追われた日だって 良いことや悪いことがあった日だって それぞれの物語の続き。 学校でも仕事場でも 家でも病院でも 居たくない場所でも空が見えない場所でも それぞれの場所で それぞれに闘っている。 ねぇキ...
「重悔」 知らないから知りたい。 全てを知ってしまったら それはもう興味がなくなる? 無償の愛さえも 当たり前になってしまう? 「私のこと好き?」 「ずっと一緒だよね?」 「〇〇のためだよ。」 そんなキミの言葉達は 全部、ボクの宝物だったはず...
「嘘つき」 すみれ色の夜。 はしゃぎ過ぎたその後は 急に寂しさが募って。 キミの家までの帰り道 ボクは急にコンビニに寄って帰ろうと言った。 喉なんて乾いてない。 お腹なんて空いてない。 見たい雑誌なんか何もない。 ただ キミと居れる時間がもう少し...
「ブログリーダー」を活用して、柊さんをフォローしませんか?