はじまりはここから 6
彼らを見た瞬間、ちりちりと焼けつく焦燥がオレを苦しめる。(-------・・・やだ)反射的に生まれた感情。苛立ちに似た心を締めつけるような想い。それから逃げ出すようにオレは崩れそうになる脚を動かした。彼があの人に触れると、生まれるのは甘い嬌声。震える指先と反らされる身体。揺らし揺らされていく彼は今までに聞いたこともない甘い声で啼き、見たこともない淫靡な表情を浮かべていた。空にある太陽のように笑う彼が好き...
2016/05/04 14:48
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