二月八日 夜
何だかふわふわして、とてもいい気持ちだった。 ナツメさんに手を引かれながら階段を上がりきって地上に出ると、冬のよく冷えた夜風が身体を撫でていった。同じ風を受けて道行く人達はほとんどみんな着膨れしているし、その上にエリに首を埋めている人だってちらほら目に入る。けれど道行く人よりは薄着である私はなぜか寒いとは感じなくて、逆にこの風が涼しくて心地良いい位だった。 今日は何だかとても一日が早く過ぎた気が...
2020/02/14 22:51
2020年2月 (1件〜100件)
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