歴史が生んだ「世紀の難問」…イスラエル、パレスチナの争いはなぜ始まった
イスラエル、パレスチナ問題はとにかく複雑だ。聖地エルサレムを巡る長年の宗教対立に加え、世界中の国々がこの土地と結びついてしまっていることも、問題を難しくしている。第2次世界大戦後、「ユダヤの独立」としてイスラエルが建国され、パレスチナ難民が生まれた。イスラエルからすれば国家をいかに守るかという自衛権の問題、パレスチナ人にとっては一方的に奪われた郷土をいかに取り戻すかの問題になる。パレスチナの地にあるエルサレムには、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、3つの宗教それぞれの聖地がある。イスラエルとパレスチナの間の対立において、エルサレムは常に大きな問題であり続けてきた。それは、この街がユダヤ教、キリスト教、イスラム教にとって、それぞれの聖地であることによる。1948年にイスラエルというユダヤ人の国ができた。その...歴史が生んだ「世紀の難問」…イスラエル、パレスチナの争いはなぜ始まった
2024/05/09 08:45