紅白を聴きながら
テレビの紅白を聴いている。見る気はなかった。特養に入った母はテレビも見れずに過ごしているだろう?手紙を出せばおそらく職員の他人に開封されて読まれてしまうのだろう?もはや母の様子は知ることも出来ない。今更ながら母を特養に入れたことを悔やんでいる。一日何をして過ごしているのだろう?どんなものを食べているのだろう?特養からは何の報告も無い。逢いたくて逢いたくて仕方がない自分がいる。感謝の言葉も詫びることも出来なかった。私は母のことを思い日々泣いている。生まれ変わったらもう一度母と父と弟と家族になり、家族の形態をやり直したい。あんなに嫌っていた母が愛おしい存在になった。そんな気持ちを抱えて新年を迎えるのだ。紅白を聴きながら
2023/12/31 23:07