ゼンリン所有「伊能忠敬測量図」が国の重要文化財へ…江戸時代に製作、3枚1組そろった日本地図
「伊能忠敬測量図」国の文化審議会が21日に行った文科大臣への答申で、福岡県内からはゼンリン(北九州市)が所有する「伊能忠敬測量図(実測輿地図)」、九州大所有の「金光明最勝王経」、県所有の「県西新町遺跡出土品」を重要文化財(美術工芸品)に指定することが盛り込まれた。指定されれば、県内の国宝・重文(同)は173件となる。県教育委員会によると、伊能忠敬測量図は江戸時代に日本地図を作った伊能忠敬(1745~1818年)らによって、1821年(文政4年)頃に製作されたとみられる。3枚(各縦約150~260センチ、横約160センチ)1組で日本地図(43万2000分の1)となり、大名家や幕臣に献上されたとみられている。測量図を保管するゼンリンミュージアムの佐藤渉館長は、「地図のおもしろさを知ってもらう機会になると思う。...ゼンリン所有「伊能忠敬測量図」が国の重要文化財へ…江戸時代に製作、3枚1組そろった日本地図
2025/03/22 16:08