京都の「鬼伝説」が民衆の心に響いた理由 92歳名誉館長、研究成果を本に
1/21(土)10:31京都新聞社中丹地域の鬼伝説を約30年間調査してきた村上政市さん(中央)。息子の豊さん(左)と誠さんらが本にまとめた大江山の鬼伝説を伝える日本の鬼の交流博物館(京都府福知山市大江町)の名誉館長、村上政市さん(92)が約30年間調査し、書きためてきた鬼に関する著作をまとめた本「大江山の鬼と博物館」が出版された。3人の息子が政市さんの調査結果を後世に残したいと書籍化。次男の豊さん(60)は「父が長年調べてきた中丹地域の鬼伝説を広く知ってもらい、地域で役立ててほしい」と話している。府北部の高校で地理歴史を教えていた政市さんは1993年、博物館の初代館長に就任した。教員時代から地域の寺社や伝承地を訪ね歩き、伝説の背景に思いを巡らすのが日課だったという。これまでに50ほどの著作を残してきた。同...京都の「鬼伝説」が民衆の心に響いた理由92歳名誉館長、研究成果を本に
2023/01/21 13:25