岩瀬俳句愛好会さんからの投句
寒椿睨みて筆の止まりけりつや子冬座敷飾る北斎肉筆画孝之紅筆を丹念に引く初仕事みずえ千文字の三百拾い筆始米子福参り筆致流るる朱印帳タミ子初句会独り善がりの筆を置く邦洋待春やカバンも赤い文箱も恵子毛筆の賀状は朝日昇る夢英子寒鰤やななめに掛ける筆生姜ケイ小三治の間に取り込まれ初笑い秀治手になじむ万年筆や太く冬孝之茜の字太き筆字の賀状来るタミ子筆始太く合格と書いてみる恵子筆あらう水は飯豊の寒の水ケイ新宿の寒波これしき立ち飲み屋秀治照れながら幼渡すお年玉恵子雪雲や一筆書きのすゑかすれ孝元子ができた筆圧強き賀状来るみずえ雪舞いや画筆に残る紅の色つや子筆涸れの文の辿りし冬野かなケイ墨汁の匂ふ座敷も寒の内邦洋祖母の味母の味あり納豆汁恵子不揃ひの卵一盛寒卵タミ子落款は筆子と読めし冬の展邦洋街灯のふつとともりぬ雪をんなケイ書初めの...岩瀬俳句愛好会さんからの投句
2017/02/07 16:44