極右の台頭に、左派は違いを乗り越え団結し、「人民戦線」方式に戻るしかない
急遽決まった国民議会選挙フランスのマクロン大統領が、欧州議会選の敗北を受けて実施したフランス国民議会選挙は、予想通り、マクロンにとっては惨憺たる結果になった。6月30日の第1回投票で、極右の国民連合Rassemblementnational:RNは、33.15%の得票率で1位に立ち、2位はフランス左派が結集した「新人民戦線」noubeauFrontPopulaire:NFPで27.99%、マクロンが構築した党「再生」Renaissance:REを中心とした与党連合は20.04%と3位に終わったのだ。フランスの国民議会選挙は、得票率で過半数を制した候補者がいない場合、12.5%以上獲得した候補者によって第2回投票が行われるが、少なくとも、第1回投票の結果だけを見れば、「惨憺たる」結果と言える。そもそも、マク...極右の台頭に、左派は違いを乗り越え団結し、「人民戦線」方式に戻るしかない
2024/07/07 10:21