大型ネコ科の起源は中央アジアか?
ニューヨークにあるアメリカ自然史博物館のジャック・ツェン博士は大型ネコ科の進化について画期的な発見をしました。それはライオンやトラなどを含むpantheraすなわちヒョウ属の最も古い化石がチベットで発掘されました。 それまではタンザニアで発見された360万年前の化石が最古のものでした。しかしながら下の地図のように、その後の大型ネコ科各種の分布が中央アジアで重なり合うので、この地域がヒョウ属の発祥地であると予測されてきました。それが実証されたのです。 新種Panthera blytheaeは595万年から410万年前に生息していたとされます。現在のユキヒョウと近い関係にあったようです("Pant…
2014/11/21 23:49