迷彩服の歴史
今日の軍隊、特に陸軍や海兵隊といった地上軍では迷彩色をほどこした戦闘服が用いられます。しかし迷彩服が広く戦闘に用いられるようになったのは近代に入ってからです。古代から中世にかけては世界のどこでも金属や皮革を用いた甲冑が用いられ、戦士達は自らを誇示するかのように派手な衣装や飾りを付けることもありました。近代に入って銃器が発達すると甲冑は廃れてゆきましたが、兵士達は派手な色彩の制服で戦闘に従事しました。これは近接戦および射程距離の短い銃撃戦では敵味方の識別をはっきりさせる必要があるという実用性にも基づいています。 しかしながら銃の射程距離が長くなってくると目立つ色のは敵兵に狙われやすくなります。1…
2014/10/27 22:43