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:〔続〕ウサギの日記 https://blog.goo.ne.jp/john-1939

:以前「ウサギの日記」と言うブログを書いていました。事情あって閉鎖しましたが、強い要望に押されて再開

:〔続〕ウサギの日記
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2014/10/09

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  • ★ 最後の徹夜祭

    ~~~~~~~~~最後の復活徹夜祭~~~~~~~~~私は前回のブログ〔「菩提樹」西の故郷、東のふるさと(そのー1)〕の最後に「なぜ私が急にマカオへ行く気になったのか、気になりませんか。それは、次回のブログ「菩提樹」(その-2)であらためてお話しすることにいたしましょう。」と書いたのに、復活祭を目前に、その他の事情も手伝ってなかなか筆が進みませんでした。そして、とうとう今になってしまいました。それで、「菩提樹」(その―2)は後回しにして、ひとまず復活祭風景を描いてみましょう。今年の復活の徹夜祭は、3月30日(土)の深夜に、東京の八王子大学セミナーハウスでおこなわれました。深夜の11時過ぎに始まって31日未明の4時半ごろまで、ほぼ5時間の長丁場でした。普段は夜は寝かされる子供たちも、この日ばかりは、昼寝をたっ...★最後の徹夜祭

  • ★ 「菩提樹」 西のふるさと、東のふるさと (その-1)

    ~~~~~~~~~~~~~~~菩提樹西のふるさと、東のふるさと(その-1)~~~~~~~~~~~~~~~私は今年の2月中旬香港のお隣のマカオに行ってきました。1964年にフランスの貨客船に乗ってインドへ旅する途中、初めて寄港し上陸した「外国」が香港でした。その時に強烈な印象は、私のブログの「インドの旅から」シリーズでお読みいただけます。しかし、マカオは今回が初めてでした。そこで私は、思いがけず菩提樹という札を下げた巨木をたくさん見ました。日本では大きくそびえる楠(くすのき)を知っていますが、菩提樹はあまり見たことがなかったような気がします。幹には「假菩提樹」のエチケット同じエチケットを付けた街路樹菩提樹と言えば、すぐ心に浮かぶのはホイヴェルス神父様です。師はさまざまな機会に結構な美声で、シューベルトの菩提...★「菩提樹」西のふるさと、東のふるさと(その-1)

  • ★ 女について

    ~~~~~~女について~~~~~~ホイヴェルス師は「女について」以下のようなことばをのこされました。この間、新聞のアンケートがあって、あなたはもういっぺん世の中に生まれてくるならば、男と女といずれを選ぶか、との問いに対して男の98パーセントは男の方を望む。反対に、女の方では60何パーセントが、男の生活の方を選びました。現代の哲学者、故マックス・シェラーは、一時は、とくに美しくカトリック的な思想を世の中に生かしたのですが、晩年には女性について失敗し、再び無神論に陥って、男女についてつぎのような説を宣言しました。「近ごろは女の解放のために女の人は誇って、あの女はすぐれた人間だなどというが、それはつまらない話だ。メンシュ(人間)というのは男ばかりにあたることばだ」と。こうして彼はアリストテレスの、女は未完成な男...★女について

  • ★ 痛み

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~痛みホイヴェルス著「人生の秋に」より~~~~~~~~~~~~~~~~~痛みというものに、私が初めてぶつかったのは3歳の頃のことでした。春の朝、私は東向きの庭の入り口に腰をかけ、温かい陽の光を浴び、庭の中を眺めていました。その時、まだ学校に行っていなかった兄は、垣根の中の黄蜂の巣を発見しました。彼は長い棹を堂々と運んできて、その巣を攻撃しました。一生懸命それを突っつきましたので、黄蜂は驚き、怒って飛びまわり、一匹はいきなりまっすぐ私の方に飛んで来て頬を刺しました。そのとき考えたことは、――この明るい世の中で、どうしてこんな嫌なことがあるのか、しかもいたずらした兄でなく、どうして私の方へ飛んできたのか?いま、私は七十の坂を越えましたが、このような事件は人類において、なおかつ疑...★痛み

  • ★ 「最上のわざ」 ヘルマン・ホイヴェルス

    ~~~~~~~~~~~~~最上のわざヘルマン・ホイヴェルス~~~~~~~~~~~~~前のブログに紹介したホイヴェルス師の著書「人生の秋に」の初版本には「年をとるすべ」という短編があります。そして、その中に「最上のわざ」という詩が含まれています。まず味わってください。最上のわざこの世の最上のわざは何?楽しい心で年をとり、働きたいけれども休み、しゃべりたいけれども黙り、失望しそうな時に希望し、従順に、平静に、おのれの十字架をになう――。若者が元気いっぱいで神の道を歩むのを見ても、ねたまず、人のためにはたらくよりも、謙虚に人の世話になり、弱って、もはや人のために役だたずとも、親切で柔和であること――。老いの重荷は神の賜物。古びた心に、これで最後のみがきをかける。まことのふるさとへ行くために――。おのれをこの世に...★「最上のわざ」ヘルマン・ホイヴェルス

  • ★ 美しき生家 ヘルマン・ホイヴェルス

    ~~~~~~~~~~~~~美しき生家ヘルマン・ホイヴェルス~~~~~~~~~~~~~1967年の夏の3か月のあいだ、私は44年ぶり、故郷のドライエルワルデを訪ねました。その時、土地の新聞は「美しきホイヴェルス家に大いなるよろこび!」という見出しの記事をかきました。これを見て、どうして美しい生家となったのかと考えてみました。もちろん学生時代には自分の生家をなつかし思っていましたし、いくどか生家を写生したこともありましたが、それが、よその人にも美しく見えるものでしょうか・・・。そこである日、アア川の橋の上まで行って、そこから国道を歩きながら右の方の生家を眺めてみました。なるほど景色のなかのきれいなその場面は、体表的なミュンスターラントの農家ではないでしょうか。ほどよく人と隣家からはなれ、ひじょうに明るい印象を...★美しき生家ヘルマン・ホイヴェルス

  • ★ 泰阜村「カルメル会修道院」縁起 (そのー3)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~泰阜(やすおか)村「カルメル会修道院」縁起(そのー3)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~馬場神父を大阪教区から不正にして無慈悲にも追い出したのは、第2次世界大戦中から戦後にかけて37年の長きにわたって大阪大司教区に君臨した田口芳五郎大司教・枢機卿だった。戦勝国アメリカは、戦後の日本統治の手段の一つとして、キリスト教を大いに保護・優遇した。カトリック教会も占領軍を後ろ盾に日本各地の一等地にたくさんの土地を取得した。そして戦後の土地神話のもとで巧みに土地ころがしをして、教会に大いに富をもたらしたことで田口大司教は知る人ぞ知るの存在だった。しかし、一人の人間が長期間、しかも終身にわたって権力の座についていると、様々な弊害が生じるのは聖俗を問わず世の常だ。大阪...★泰阜村「カルメル会修道院」縁起(そのー3)

  • ★ ブロガー神父からの素敵なクリスマスプレゼント

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ブロガー神父からの素敵なクリスマスプレゼント~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~世界中は今年も人類の救い主、人類のすべての罪の贖い主であるイエス・キリストの歴史的誕生を祝います。私は、その幼子の誕生祝いに、ブログを読んでくださっている日本中の皆様に素敵なプレゼントをお届けしたいと思います。それは、「メシア」と題するキコの2作目の「シンフォニー」の映像と音源で、このブログの末尾のURLをクリックすれば見られます。去る11月19日、作曲家ヴェルディ―ゆかりのトリエステのヴェルディー劇場での初演の模様です。テアトロ・ヴェルディの内部「メシア」(または「メサイア」とも言う)は、「救世主」の意味ですが、それはキリスト教の創始者イエス・キリストの別名でもあります。キ...★ブロガー神父からの素敵なクリスマスプレゼント

  • ★ ローマの休日

    ~~~~~~~ローマの休日~~~~~~~私は一つ前のブログをローマで書いた。それは、総勢17名のツアーの一員としてローマを訪れ、本隊が帰国した後も、我が人生最後になるかもしれないローマの休日を味わう中で、ブログを書くわずかなひと時を見出したからだった。話は19年前に東かがわ市がバチカンの庭園に桜並木を寄贈したことにさかのぼる。地元の人々は、大内町に「高松教区立国際宣教神学院」が開設され、過疎化が進む東讃地域に若い健全な外国人の青年たちが集う施設の誕生を、地域の国際化に資するものとして歓迎した。そして、その感謝の気持ちを表すために、東かがわ市の中条市長以下90名余りがバチカン庭園に桜の苗木20本余りを寄贈した。植えた時は太さ1センチほどの苗木が、今は15センチほどの成木になり、春ごとに見事に咲いて人々の目を...★ローマの休日

  • ★ 泰阜村「カルメル会修道院」縁起(そのー2)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~泰阜村「カルメル会修道院」縁起(そのー2)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~公道から修道院へ入る道私が今この修道院の客室に泊まっているわけは以下のとおりだ。客室の窓からの信州の山並み私が司祭としてなおローマで神学の教授資格を取得するために大学院に残り、やっと日本に帰ってきたとき、当時の深堀司教様は私のために高松市内で司教館のある桜町教会に次いで大きな番町教会の主任司祭のポストを用意して待っておられた。これは、叙階されたばかりの新任司祭にとっては異例の待遇だったが、その背景にはこの教区特有の事情があった。それは司教区の誕生物語にさかのぼる。四国4県が大阪教区から分離独立して新しい高松教区が誕生したときの初代司教は田中英吉司教でその下に4人の日本人教区司祭がい...★泰阜村「カルメル会修道院」縁起(そのー2)

  • ★ 長野県泰阜村「カルメル会修道院」縁起

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~長野県泰阜村「カルメル会修道院」縁起~~~~~~~~~~~~~~~~~~在りし日の馬場神父納骨堂の写真馬場清神学生は、後に東京教区の補佐司教になった森一弘神学生とは別な意味で忘れられない親友だった。大阪府の地方公務員で労働組合の闘士だった彼は、九州の三井三池争議の応援ではストライキの座り込みの先頭にたって警官と渡り合った猛者だった。それが回心して上智大哲学科の教室では大阪教区の神学生として私と机を並べることになった。60年代にパリ大学に始まった学生運動の嵐は、昨今のコロナ旋風のように地球を駆け巡って日本にも及び、上智大学の神学部も無関係では済まなかった。司祭の卵の養成を巡って神学生たちは立ち上がった。するとこんな暴力神学生の世話はまっぴらゴメンととばかりに、イエズス会は...★長野県泰阜村「カルメル会修道院」縁起

  • ★ ある日のお説教

    ========ある日のお説教========森一弘司教の葬儀が9月5日で、その日に書いたブログを最後に、気が付いたらもう一か月半以上も更新をさぼってしまいました。別に森さんが死んでブログを書く気力が失せたわけではありません。たまたま何かと身辺忙しく、また、特にこれという材料も見つけなかっただけのことでした。そんな時は、たまに自分の説教について書くのも手かと、ふと思います。私は、普段は週に2度説教をします。火曜日の夜は「みことばの祭儀」と称して聖書を学ぶときに。また、主日の感謝の祭儀は土曜日の夜たっぷり時間をかけて祝います。そして、ミサの時の説教は、ほとんどがその日の聖書朗読個所の言葉、特に福音を「噛み砕く」ことに終始します。とは言っても、私の場合、福音朗読の後すぐ説教に入るのではありません。いつも祭壇を...★ある日のお説教

  • ★ 森司教を悼む

    ~~~~~~~森司教を悼む~~~~~~~今日2023年9月5日は我が畏友森一弘司教の葬儀が行われる。**********一つの時代が終わった感をしみじみとかみしめている。アルバムから懐かしい写真を引っ張り出して、ああ、こんな日もあったな、と感無量だ。左から私工藤神学生森神学生この写真を撮った場所を思い出さない。しかし、一緒にあった別の写真から、日本アルプスの槍が岳の麓だと思われる。この時、三人ともすでに全く別の未来を予感していた。当時私は19歳、工藤さんと森さんは20歳のはずだ。槍が岳を背に左から森さんと工藤さん3本目のピッケルは写真を撮っている私のもの私たち3人は上智大学のキャンパスの中にあった上智会館の学生寮に住んでいた。最初の一年は私と森さんはルームメイトだった。イエズス会の志願者として上智に入った...★森司教を悼む

  • ★ ローマへの誘い(いざない)

    ~~~~~~~~~~~~~ローマへの誘い(いざない)~~~~~~~~~~~~~今朝、フェースブックに徳島の文化人元ジャーナリスト永井さんの下のような投稿が目に留まりました。永井英彰15時間·2023年8月22日(火)高松市にある大川観光の湯之上一彦課長が、北島町の喫茶店アムズに見えた。東京の谷口神父の紹介によるもの。11月19日から11月25日まで高松空港発着で、イタリア7日間の旅。バチカン庭園に植樹した桜を観ることなどが目的。360,000円。19年前、67歳の誕生日はバチカンだったので、参加したい気もある。皆さんどうですか?永井氏と湯之上氏事ここに及んでは、私も関係者のひとりとして、一肌脱がねばなるまいという気になりました。ローマのバチカン庭園には、世界中から寄贈された植物が多数植樹されています。しか...★ローマへの誘い(いざない)

  • ★ 鬱(うつ )、又は、 引き篭り? 「 あるカブトムシの物語」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~鬱(うつ)、又は、引き篭り?あるカブトムシの物語~~~~~~~~~~~~~~~~4月のある日、お友達のMさんとRさんと3人で野尻湖の家に行きました。長野県の県境を越えて新潟県の「新井の道の駅」に行ったとき、ふと私の目に止まったのが「マット交換なしで成虫になります」「カブトムシ本体価格500円」という直径10センチ高さ15センチの透明なプラスチックの円筒でした。よく注意すると、焦げ茶色のマットの中に、ローソク色をした太い5センチほどのカブト虫のかなり成長した幼虫が体を丸めているのが筒のプラスチック越しに見えました。遥か少年時代の好奇心が頭をもたげて、つい衝動買いしてしまいました。そして2日後にはその筒を薄暗い部屋に残したまま、東京に帰って忘れてしまいました。7月の半ば過ぎ、甥...★鬱(うつ)、又は、 引き篭り?「あるカブトムシの物語」

  • ★ 「おりふれ通信」ご存知ですか?

    ~~~~~~~~~~~~~~~「おりふれ通信」ご存知ですか?~~~~~~~~~~~~~~~今日もまた「おりふれ通信」が届きました。このブログの読者にはそれを知る人は皆無でしょうね!それは、日本では超マイナーな、しかし、超まじめに日本の精神医療を良くしようと孤軍奮闘しているグループ「おりふれの会」の機関誌です。私は、精神病院の中で長年を過ごした妹の治療と退院と社会復帰のために、カトリックの司祭職への道に踏み出すまでの人生の半分を賭けてきた中で、この「通信」と出会いました。日本の精神医療の後進性。精神医療現場の非人道的な現実、その恥部、暗部、を告発し、必要なら裁判も辞さない積極性に、私は強い共感を覚えました。その私の「おりふれ」との出会いのきっかけを思い出させてくれたのは、私のホイヴェルス神父様の短編を取り上...★「おりふれ通信」ご存知ですか?

  • ★ ふと思うこと。煉獄(れんごく)って本当にあるの?

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ふと思うこと。煉獄(れんごく)って本当にあるの?~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~その答えは「ある!」です。確かに、「カトリック教会のカテキズム」という日本語版で839ページに及ぶ書物の中に記載がありま。「カテキズム」は「教理問答集」とか「教理教育の手引き」とか言われるカトリックの信仰内容を分かりやすく解き明かした本と言えばいいでしょうか。(うまい訳が見つかりません。)その「カトリック教会のカテキズム」の中の309ページに、たった1ページだけ、さりげなく「最終の清め・煉獄」という項目があります。その内容を分かりやすく言えば、誰かが死んだとき、まっすぐに天国に入れてやれるほどの聖人ではないが、さりとて、根っからの極悪人でもなかったから、地獄に追い...★ふと思うこと。煉獄(れんごく)って本当にあるの?

  • ★ ホイヴェルス師来日100周年記念第46回「師を偲ぶ会」は無事開催されました。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ホイヴェルス師来日100周年記念第46回「師を偲ぶ会」は無事開催されました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~去る6月9日、ホイヴェルス神父さま来日100周年を記念して、第46回「ホイヴェルス師を偲ぶ会」は無事開催されました。つゆの雨は午前中に上がり、参加を申し込まれていた40名余りの方のほとんどがご出席になりました。6年前に当時までの世話役だった森田明氏から引き継いだ参加者の名簿は200名をはるかに超えていましたが、毎年10数名の方がお亡くなりになったり、老人施設に入られたり、健康状態が悪くなったりで、名簿から削除されることを望まれ、今は150名ほどになっています。名簿に沿って案内状をお送りしても、頂いた返信ハガキのかなりの部分が、ご高齢...★ホイヴェルス師来日100周年記念第46回「師を偲ぶ会」は無事開催されました。

  • ★ Vincent 様

    Vincent様メールありがとうございます。御返事を書き送信しましたがましたが、届きませんでした。頂いたアドレスにお返事を送りましたがnoreply@nifty.comから”Yourmessagewasnotdeliveredbecausethereturnaddresswasrefused.”という自動返信がありました。私のメールはあなた様に届いていないと思われます。お電話番号なり、ほかのメールアドレスなり、私からの返事が届くほかの方法を教えてください。なお、これに対するお返事が確かにあなたからであることを確かめるために、最後にいただいたメールの本文も添付してください。お返事を頂いたらこのきわめて私的はブログは直ちに削除いたします。谷口幸紀拝★Vincent様

  • ★ 清水の女次郎長がまた吠えた

    ~~~~~~~~~~~~~~清水の女次郎長がまた吠えた~~~~~~~~~~~~~~今年はヘルマン・ホイヴェルス神父が来日して100周年の記念すべき年に当たる。第46回の「ホイヴェルス師を偲ぶ会」は大切な会になるだろう。出席希望者の数も私の予想をすでに上回っている。6月9日の「ホイヴェルス師を偲ぶ会」は前のブログにしっかり書いたので、もう十分目的を果たしたと思うから、さっさと次のブログに移ろう。清水の「女次郎長」さんさて、しばらく沈黙をまもっていた清水の女次郎長さん、久しぶりにその健在ふりをあらわした。その気っ風(きっぷ)の良さは全く目が覚めるようではありませんか。余計な前置きはいたしません。まずは下のgoo.ne.jp↓のURLをクリックしてみてください。清水女次郎長の想い(goo.ne.jp)いまの清水...★清水の女次郎長がまた吠えた

  • ★ ホイヴェルス神父来日100周年記念 第46回 「ホイヴェルス師を偲ぶ会」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ホイヴェルス神父来日「100周年」記念第46回「ホイヴェルス師を偲ぶ会」に結集しましよう!~~~~~~~~~~~~~~~~~~ホイヴェルス神父様いつもの執務室で(筆者撮影)ホイヴェルス師は、一般的にはイエズス会所属のドイツ人宣教師、哲学者、教育者、作家、劇作家として紹介されますが、師はそれら以上に卓越した宣教者、福音の伝道者だったことを忘れてはなりません。今年はその師の記念すべき「来日100周年」に当たります!師は1923年8月25日に横浜に上陸。一週間後の9月1日にさっそく関東大震災の洗礼を受けました。若き日のホイヴェルス神父様1947年に四谷の聖イグナチオ教会の初代主任司祭になり、1977年6月9日のミサ中に倒れ死去されるまで、30年間の長きにわたり同教会の主任司祭...★ホイヴェルス神父来日100周年記念第46回「ホイヴェルス師を偲ぶ会」

  • ★ 広場での宣教 - 100の広場

    ~~~~~~~~~~~今年も広場での宣教~~~~~~~~~~~今日はさぼって大きいカメラを持ってこなかった。iPhoneもうっかり駐車場の車の中に忘れてきてしまった。だから写真は兄弟たちが取ったものばかりで心もとない。ちょっと残念!公園のモニュメントに登って始まるのを待つ子供たち私たちは聖教皇ヨハネパウロ2世に励まされて、復活祭の後の50日間、日曜ごとに広場に出て直接宣教をする習慣がある。私は、今年の一回目は他の用で参加できなかった。二回目は雨にたたられて流れた。三度目の正直、東京郊外の公園に行ってやっと参加できた。10年近く前から使っている横断幕ギターに合わせてみんなで歌い子供たちはボンギ(太鼓)をたたいて参加し司祭は大したことをしなかったがケリグマ(よい知らせ)が告げられ兄弟の2~3人が自分の信仰告白...★広場での宣教-100の広場

  • ★ 天使のこえに背中を押されて

    ~~~~~~~~~~~~~~天使のこえに背中を押されて~~~~~~~~~~~~~~寒暖の激しいこの頃、しかし、今日はよいお天気でした。その上、北の方から心の晴れるような天使のメッセージが届き、力が湧いてこころ新たにブログと向き合っています。クリスチャンからもノンクリスチャンからも、老いぼれ神父が「天使の声」などというと、またか!とそっぽを向かれてしまいそうですが、万物の創造主なる神の存在を信じられるなら、それほどばかばかしい戯言(たわごと)、読む気が失せる荒唐無稽な噺(はなし)とも限りません。今日、5月9日は、たまたま故ヘルマン・ホイヴェルス師の46回目の「偲ぶ会」のひと月前の応答日にあたります。実は、今年はこのブログに「ヘルマン・ホイヴェルス師を偲ぶ会」の案内を書くべきか、控えるべきか、で迷っていたとこ...★天使のこえに背中を押されて

  • ★ G7サミット会場で元銀行マン神父 「保険」 について語る

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~G7サミット会場で元銀行マン神父「保険」について語る~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~去る4月29日、私はグランドプリンスホテル広島の21階の中国料理「李鵬」の広い個室で「保険」についてお話をしました。ホテルのロビーグーグルマップで確認すると、ホテルは広島港のすぐ傍、宇品島の東南端にある。市街地に近いのにセキュリティ面では理想的な立地なのだろう。ロビーの奥には巨大なディスプレイにサミットのカウントダウンが(4月30日撮影)傍らに参加国の甲冑鎧が、左から、日本、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、ギリス、アメリカ、欧州連合ホテルのカードキーホルダーと私の宿泊証明書ホテルの部屋の窓から沖合には商船学校の練習船か?宇品ふ頭の岸壁には船名SEV...★G7サミット会場で元銀行マン神父「保険」について語る

  • 「福音と社会」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~病める「福音と社会」病める「日本のカトリック教会」~~~~~~~~~~~~~~~~記録によると、2023年2月18日に以下のような投稿が「福音と司会」の編集者の山内継祐氏にメールで送られていた。彼はその受理を確認している。*****福音と社会「LGBTQについて思う事」谷口神父の記事を膝を打ちながら読んだ。今までこのような、LGBTQ運動に対する真実を、真っ向から切り込む意見をキリスト教関係者が述べるのを見た事がなかったからだ。私は個人的に興味があり、以前よりNHK等で時々放送しているLGBTQについての番組を観ていた。基本的に番組ではLGBTQの当事者達について好意的かつマジョリティである視聴者達に彼らの生きづらさや、理解を求めるものがほとんどである。その中でローズと名乗...「福音と社会」

  • ★ 久しぶりの野尻湖の遅い春

    ~~~~~~~~~~~~~久しぶりの野尻湖の遅い春~~~~~~~~~~~~~4月16日日曜日、今年初めて野尻湖の山の家を開ける。窓の下の斜面にはやや遠くコブシの樹が花盛りだった。望遠で引き寄せると花の形までわかる。ベランダのわきの山桜は風にはらはらと桜吹雪。と思ったら、霧が出てきた。山の天気は変わりやすい。きっと今夜は雨だろう。降り出す前に水辺におりてみた。晴れていれば、正面に妙高の勇姿が雪を頂いているはずだが・・・4月17日薪割りをしたり、スーパーに買い物に行ったり、県境を越えて新潟県の赤倉温泉に入ったり。4月18日朝までに雨は止んで、水芭蕉を見に戸隠の奥社へ。修験道の山はのこぎり状の尾根に薄いガスをまとっていた。足元にはまだ消え残った雪が。あと何日で姿を消すのだろう?戸隠神社の奥社はこの鳥居からまだ3...★久しぶりの野尻湖の遅い春

  • ★ カトリック新聞4月2日号の「意見」欄

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~カトリック新聞4月2日号の「意見」欄~~~~~~~~~~~~~~~~~~カトリック新聞の4月2日号には、「意見」欄に山下暁子という名の人の記事が載っていました。その記事には、私が神父であることを熟知したうえで、私を「谷口幸紀氏」と呼び、私の書いた書評を、編集者の市川真紀さん、小宇佐敬二神父様と全く同じ言葉を使って性懲りもなく「無知と偏見、差別や侮蔑、憎悪に満ちたヘイト記事」だという決まり文句のレッテル貼りをしています。しかし、そのようなレッテルが全く事実に反映しないでたらめの真っ赤な嘘であることは、「書評」(上)(中)(下)の全文を私のブログで読んだ数千人(あるいはそれ以上)の読者の皆様はすでに知っておられます。もし、まだ読んでいない人がいたら、ぜひご自分で原文を読んで...★カトリック新聞4月2日号の「意見」欄

  • ★ 性的マイノリティーへの差別 「福音と社会」の記事を巡って ③

    性的マイノリティーへの差別「福音と社会」の記事を巡って③LGBT当事者カトリック信徒カトリック新聞の3番目の記事が私の手に届きました。今回は匿名の記事で、前の二つの記事よりは目立ってトーンダウンしている印象です。しかし、まだ「偏見に満ちたヘイト記事」とか、「読む人に偏見と恐怖を植え付けようとしている」などの紋切り型の「レッテル貼り」と一方的な「決め付け」は相変わらずです。しかし、問題とされている私の記事はこのブログに全文を開示しているので、それに対する決め付けが当を得ているかどうかは、各々の読者が判断すべきものであって、わたしから別に何か言うこともありません。とにかく、カトリック新聞に掲載された今回のシリーズの③は、全体としてカウンターコメントに値するほどの内容のものではありませんでした。LGBTの一部の...★性的マイノリティーへの差別「福音と社会」の記事を巡って③

  • ★ 東京マラソン2023-03-05 メダリスト我が家に投宿

    ~~~~~~~~~~~~~~~~東京マラソン2023-03-05メダリスト我が家に投宿~~~~~~~~~~~~~~~~1週間ほど前から、エクアドル出身のカルロス君(50歳)が我が家に泊まっていました。ただで泊まれるところを探していたようです。冷蔵庫開放のB&Bが条件で、1泊0円。お互いに気を使わない楽しい仲間になりました。東京見物と体慣らしのジョギングで彼は昼間ほとんど家にはいません。4日、本番の前日は、エビをたっぷり入れたチャーハンのようなエクアドル料理も作ってくれました。おいしかったー!さて、昨日は、朝から本番のマラソンを走って、夕方、いささか疲れて帰ってきました。3万5000人が走って、彼も無事完走。4時間半かかったそうです。予報に反して雨が降らなくてよかった。記念にメダルをもらってきた。れっきとし...★東京マラソン2023-03-05メダリスト我が家に投宿

  • ★ 神父様、これをお読みになって下さい。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~神父様、これをお読みになって下さい。~~~~~~~~~~~~~~~~~~私のiPhoneに以下のようなショートメールが届きました。***神父様、これをお読みになって下さい。そして〇✕さんに転送していただけませんか?このような情報は、けっしてTwitter以外のメディアには出てこないのです。これを知っているのといないのでは、見える世界が違います。昨夜、Twitterのスペース(リアルタイムでの生の声での討論会です)で、都民ファーストの会の橋本久美氏とFTM当事者のトランス女性、性別違和のあるレズビアンの女性の会話を聴きました。LGBTQ界隈は、発達障害、精神疾患を抱える人達が実はものすごく多い。未熟な男がそこに向き合わず、逃げ道としてトランスしたがっている例など、興味深い...★神父様、これをお読みになって下さい。

  • ★ 日本の教会の基本方針と優先課題

    ~~~~~~~~~~~~~~~~日本の教会の基本方針と優先課題~~~~~~~~~~~~~~~~昨日、表記のタイトルでペンネーム「新米信徒」さんから、以下のようなコメントが私のブログに寄せられました。ここに再録します。2023/03/0122:54:23「日本の教会の基本方針と優先課題」谷口神父様JP通信の流れを見て、1981年から1985年の間は、第二バチカン公会議を経た日本のカトリック教会にとってとくに大切なときであったように感じます。カトリック中央協議会のsiteに、「日本の教会の基本方針と優先課題」があることを知りました。司教団・司教協議会諸文書日本司教団関連文書、で、日付は、1984/06/22です。前文は8つの項目からなります。この項目の2に関わることですが、この基本方針にある「社会の福音化」と...★日本の教会の基本方針と優先課題

  • ★ 性的マイノリティーへの差別 「福音と社会」の記事を巡って ②

    性的マイノリティーへの差別「福音と社会」の記事を巡って②東京カリタスの家理事小宇佐敬二神父(東京教区)カトリック新聞3月5日号に載った上の記事の冒頭には、また私の記事に対して「LGBTQ+の方々に対する無知と偏見、差別や侮辱、憎悪に満ちたヘイト記事」「言葉による暴力」と言う名誉な評価をいただきました。それがいかに検討外れの悪意に満ちた誹謗中傷であるかは、私のブログ「【続】ウサギの日記」で「福音と社会」に公開された私の「書評」(上)、(中)、(下)の全文をお読みになった方々はすでによくご存じです。このような悪意の策動は、私の書いたものが良識ある善意の人々に読まれて共感と支持を得るのを恐れて、何とかそれを人目に触れぬまま闇に葬りたくて、焦って書き募ったものにすぎません。しかし、その意図は皮肉にもかえって人々の...★性的マイノリティーへの差別「福音と社会」の記事を巡って②

  • ★ 性的マイノリティーへの差別

    性的マイノリティーへの差別「福音と社会」の記事をめぐって①担当編集者市川真紀表記の記事が2月26日発行の「カトリック」新聞に掲載されているのを、22日に友人に見せてもらって初めて知りました。私はカトリックの司祭でありながら、1994年に叙階されて以来ほとんど半分の時間をローマで過ごした関係もあり、カトリック新聞を購読したことがなかったのでいつも同新聞の記事に関する情報が遅れます。上の記事は、いま問題の「福音と社会」に同誌の依頼で「書評」記事を書いた本人として、無関心ではいられません。上、中、下、の3回に分けて書いたその(上)が出版されるや否や、私のもとには、非難と攻撃と脅しともとれるような言葉が殺到しました。密にコンタクトは取っていないが掲載誌の編集部にも同様のアプローチがあっただろうことは想像に難くあり...★性的マイノリティーへの差別

  • ★ 【続】カトリック正義と平和協議会と私

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~【続】カトリック正義と平和協議会と私~~~~~~~~~~~~~~~~~~グーグルの無料ブログ編集サービスを利用してグログを書いている人は、今日現在日本中に3,149,281人いるが、書いている本人は自分のブログのアクセスランキングとアクセス人数がリアルタイムでわかるようになっている。ちなみに、2月16日の私のブログ「岸田総理、あなたは大丈夫ですか?私もLGBTQ+論争に巻き込まれてしまいました。」は314万人中818位と1000位を切って、それ以来今日まで引き続き1000位台をキープしている。これは私のブロガー人生のなかでも特筆に値する記録だ。しかし、毎日寄せられるコメントをどれぐらいの人が読んでくださっているかまではわからない。私は悪意を感じる投稿は論外として、賛否両...★【続】カトリック正義と平和協議会と私

  • ★ カトリック正義と平和協議会と私

    ~~~~~~~~~~~~~~~~カトリック正義と平和協議会と私~~~~~~~~~~~~~~~~私は1970年代の後半、「日本カトリック正義と平和協議会」のメンバーで、国内委員会の委員長をしていた。そのころのエピソードを私の最初の本「バンカー、そして神父」(亜紀書房2009.5.8.第3刷)に書いた。ここにその部分の抜粋を転載する。突然の解雇ある日の午後3時ごろ、所長のシュナイダーが私を部屋に呼んだ。彼の机の上には横長の角封筒が一つ置いてあった。中身をこの場で読めと言うから出してみると、一枚の紙に、「貴殿と我が社の信頼関係が修復不可能なまでに破壊された故に解雇する。本日5時までに私物を纏めて事務所を去るように。」と英語で書いてあった。理由も何も、具体的なことは一切記されていなかった。人の生活の土台を奪う解雇...★カトリック正義と平和協議会と私

  • ★ LGBTとキリスト教 (上)

    【書評】「LGBTとキリスト教――20人のストーリー』(上)(監修・平良愛香/日本基督教団出版局・刊)それが孕(はら)む根本課題が当節、見過ごされがちだから、〝あらためて考える契機〞として、本書を読んでみた評者/司祭谷口幸紀希少な資料LGBTという言葉は最近よく聞かれるようになったが、まだその実態と全貌に触れる機会は少ない。特に、キリスト教世界では宗教的偏見もあって一層見えにくいのが実情だから、そこに一石を投じたこの一冊の功績は大きいと言えよう。また偏見、差別、生活上の不平等などによる生き辛さ、カミングアウトをためらわせる社会的重圧など、日ごろ見えにくいマイノリティーの現実にキリスト教的視点から近づく希少な資料として、心から推薦したいと思う。さらに、この本は冒頭で、出版元・日本基督教団出版局編集部の声とし...★LGBTとキリスト教(上)

  • ★ LGBTとキリスト教(中)

    【書評】「LGBTとキリスト教――20人のストーリー」(中)私たちは、意図して阿(おもね)る“なりすまし”を区別する見識を持てるか――共感を寄せる前に取り組みたい「心理学」的考察評者/司祭谷口幸紀LGBTへの対応――日本の現状は県や区の条例に見る行政の姿勢日本という国は政府のトップから末端の行政機関まで、自分で確固たる価値基準を持たないために、海外でスポットライトを浴びて議論されているホットな話題は先進的でカッコ良いと思い込んでいるのか、いち早く無批判に飛びつく悪い癖がある。LGBTはまさにその一つだと言えよう。東京・渋谷区では、「男女・性自認・性的指向をめぐり現実に起こっている多くの問題を改善し、多様な個人を尊重しあう社会を実現するため」として、2015年4月1日に「渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社...★LGBTとキリスト教(中)

  • ★ LGBTとキリスト教(下)

    【書評】「LGBTとキリスト教――20人のストーリー」(下)評価分かれる「LGBT」について聖書はどう語るか評者/司祭谷口幸紀気になる本書「はじめに」の一節神が創造した性は二つだけ「神はご自分にかたどって人を創造された。男と女に創造された。」(創世記1:27)。神が人間の体に与えた性は、創造のはじめから男と女の二種類しかない。女体の中で卵が一個の精子を受け入れた瞬間に新しい人間の形成が始まり、その性染色体が女(XX)か男(XY)かのどちらかによって性別が確定し、胎生8週間ごろには既にXX染色体の女性には膣・子宮・卵巣が、XYの男性には前立腺・精嚢・精管などの内性器が、また12週ごろまでには女性の陰核や男性の陰茎などの外性器が成長し始める。人間の性は出生届の際に親が割り振るものではない。性別は人間の存在開始...★LGBTとキリスト教(下)

  • ★ 【声明文】カトリック正義と平和協議会とLGBT

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~日本カトリック正義と平和協議会の「声明文」~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~去る2023年2月13日に日本のカトリック司教協議会の公式委員会である「日本カトリック正義と平和協議会」は「LGBTQ+」に関連して「声明文」を発表しました。その題は「『福音と社会』に掲載された《LGBTとキリスト教―20人のストーリーを読んで》について」です。「福音と社会」の編集長の依頼で上記の「書評」を書いたのは私ですが、自分では正平協からお叱りを頂くようなことを書いた覚えは全くないので奇異な感じを受けました。上の声明文にサインしているのはれっきとした日本の司教様たち、すなわち日本正義と平和協議会の会長ウエイン・フランシス・バーント沖縄司教(69歳)、日本に来て42年のカプチン...★【声明文】カトリック正義と平和協議会とLGBT

  • 岸田総理、あなたは大丈夫ですか? 私もLGBTQ+論争に巻き込まれてしまいました。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~岸田総理、あなたは大丈夫ですか?私もLGBTQ+論争に巻き込まれてしまいました。~~~~~~~~~~~~~~~~~岸田総理がLGBTQ問題に巻き込まれてお気の毒に思っています。ご同情もうしあげます。しつこく付き纏われることになるでしょう。これは実に根の深い厄介な問題です。賢明に対処されることを期待しています。不肖、私もあらぬことからこの問題で悩まされています。たまたまこの時期に起こったので、同情をこめて総理のお名前を出させていただきました。以下に展開されるものは、もちろん総理と何の関係もありません。さて、最近私は「福音と社会」というカトリックの真面目なオピニオン誌の依頼を受けて、「LGBTとキリスト教」という新刊書の書評を書きました。すると、LGBT推進派のあるグループか...岸田総理、あなたは大丈夫ですか?私もLGBTQ+論争に巻き込まれてしまいました。

  • ★ ファイザー社について

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~ファイザー社に関する気になる情報~~~~~~~~~~~~~~~~~最近コロナワクチンの販売元ファイザー社について気になる情報が届いています。情報元のTheTruthSeekerがいかなるものか、私にも確認の手立てがないのですが、紹介されている動画はいい加減なものではないように思えますのでお目にかけます。判断、心証形成は各人でなさってください。谷口TheTruthSeeker⁦‪@nEFJZK0gZfLlMqe⁩グラミー賞、悪魔崇拝を連想させる演出が多数、ファイザー社がスポンサーを務めていることからさらに注目を浴びる。twitter.com/TPostMillennia…2023/02/0618:58★ファイザー社について

  • ★ ホイヴェルス師との出会い

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ホイヴェルス師との出会いきっかけは森一弘神学生(後の東京教区の森補佐司教)だった~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~第2次世界大戦が終わるまで、父は内務省の高級警察官僚だった。原子爆弾が投下され、広島と長崎が焦土と化した直後、父はまず青森県陸奥湾でソ連艦隊との折衝に当たり、踵を返して広島の警察部長として転勤した。残留放射能の人体への影響が未知数だったので、アメリカは占領軍として自国の兵士を広島に送ろうとしなかった。代わりにやってきたのは明るく無邪気なオーストラリア軍の若い兵士たちだった。父は広島界隈の旧家から日本刀の脇差を供出させ、安芸の芸者たちからは―当分着る機会もあるまいと―着物を買い上げて、脇差は将校たち、着物は将校夫人たちへのプレゼントとして用意し、...★ホイヴェルス師との出会い

  • コロナウイルスにまつわるファイザーの陰謀?

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~いつもとちょっと違う形でブログを書きます。題は:「コロナウイルスにまつわるファイザーの陰謀?」です。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ある友人から下の情報を頂きました。フェイクかどうかはご自分で判断してください。私自身は真実ではないかと、半ば信じて、もし真実であった場合に備えて私の対応を考えているものです。字幕を見ないで英語を直接理解できればそれが一番理想的です。私の場合、イタリア語なら今も毎日使っているのでこの程度のものならほぼ困難を感じませんが、英語だとリーマンブラザーズに勤めていたころは毎日英語で仕事をしていましたが、かれこれ40年も離れていると、ヒアリングがもひとつ付いていきません。しかし、早くどんどん先へ流れて行く日本語の...コロナウイルスにまつわるファイザーの陰謀?

  • ★ 私は、なぜ敢えてホイヴェルス師の「弟子」を僭称(せんしょう)するのか?

    ~~~~~~~~~~~~私は、なぜ敢えてホイヴェルス師の「弟子」を僭称(せんしょう)するのか?~~~~~~~~~~~~ヘルマン・ホイヴェルス師の弟子は誰か?と問うとき、すぐ脳裏に名の浮かぶのは、師の生前夏毎に開かれていた紀尾井会の総会の光景だ。私が初めて参加したときには、大勢のキラ星のような先輩が顔をそろえていて、私などは20歳にも満たぬ無名の若僧に過ぎなかった。ホイヴェルス師の弟子たちが集う紀尾井会の総会には実に錚錚(そうそう)たる顔ぶれがそろっていた。中でも先ず思い出されるのは最高裁長官を努めた田中耕太郎氏だ。聖公会からカトリックに改宗した夫人の影響で無教会主義キリスト教からカトリックに改宗し、以後、カトリックの立場からの反共産主義を唱えた自然法学者だが、第二次世界大戦末期には、カトリックの人脈を生か...★私は、なぜ敢えてホイヴェルス師の「弟子」を僭称(せんしょう)するのか?

  • ★ ベネディクト16世教皇と新求道期間の道の深いつながり

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ベネディクト16世教皇と新求道期間の道との深いつながり~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~昨年の大みそかにベネディクト16世名誉教皇が逝去してからも時は休みなく流れていく。2005年に聖教皇ヨハネパウロ2世が逝去された後を受けて教皇に選ばれたヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿は、2013年に生前退位した。ローマ教皇の生前退位は、約2000年265代の教皇の歴史の中で719年ぶり、史上二人目となった。以来、保守派の引退教皇と革新派の現教皇フランシスコと相反する姿勢の二人の教皇の並立時代などと、時にはまるで二人が相容れない立場にあるかのように言われることもあったが、二人の間には共通のゆるぎない一致点も見られた。それは、ほかならぬ第2バチカン公...★ベネディクト16世教皇と新求道期間の道の深いつながり

  • ★ 引退教皇ベネディクト16世の遺言

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~故名誉教皇ベネディクト16世の遺言~~~~~~~~~~~~~~~~~あるスペイン人の友人から昨12月31日に逝去した故名誉教皇ベネディクト16世について、以下のようなメッセージをもらいました。私のブログの読者とシェアーしたいと思います。12月31日、バチカンは名誉教皇ベネディクト十六世が残した霊的遺言(彼が死ぬときに公開することになっていたようです)を公表しました。そのうち、司教協議会から正式な翻訳が出ると思いますが、私訳を準備いたしました。ともに教皇ベネディクト16世のために祈りましょう。(当翻訳の原文(スペイン語)はこちらになります:https://www.aciprensa.com/noticias/el-texto-completo-del-testamento-...★引退教皇ベネディクト16世の遺言

  • ★ クリスマスの思い出

    ~~~~~~~~~~~~クリスマスの思い出ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~毎年クリスマスの頃になりますと、人が私にクリスマスの思い出の話をたのみます。毎度、大体次のようなことをのべます。私の覚えている始めてのクリスマスは四歳のときでした。私たちの家には、広間から二階に通じる階段があって、そこは兄と私の一番好きな遊び場だったのです。この階段の上の方、煙突の後に物置きのような小さい暗い部屋があって、その戸はいつもしまっていました。ある日、母は階段を登ってこの部屋の戸をあけたのです。すると中から、とてもいい香りがして来ました。私も母のあとから、この部屋にはいってみました。母が大きな長持のふたを開けると、おいしそうな香りがたくさん出て来ました。でも暗い部屋だったので、何もみえません。私は長持...★クリスマスの思い出

  • ★ 悲しき雀

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~悲しき雀ホイヴェルス師著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~~~~~~~友達の家の縁側には、鳥籠の中に一羽の小鳥がさえずっていました。鳥籠は朝風の中にゆりうごき、鳥の声は悲しそうでした。私が見にゆきますと、鳥は黙りこんでしまいました。私をおそれるあまりなのでしょう。何と珍しい鳥なのだ!お前の右足は白、左足は黒、尾羽根はひきむしられ、嘴は太く、たくましく、いつも桜桃の種を割っているかのようだ。しかしお前の目は賢く聰い。おとぎばなしの鳥のようだ。「お前は何という鳥だね、いってみたまえ。鶯(うぐいす)か鷽(うそ)かい」この対話を私の友達は聞いて「いやどっちでもない、名なしの鳥ですよ。あるいは雀の種類ではないかしら。小さい時に、こちらにとんできたので、鳥籠に入れてやったのです...★悲しき雀

  • ★ 第45回ヘルマン・ホイヴェルス神父追悼ミサに参加して (山下征子)

    カトリック東松山教会報「マラナタ」2022年11月号に、以下のような記事があることを知りました。ホイヴェルス師の追悼ミサの主催者として興味があったので、筆者の山下征子さんの承諾を得て、このブログに転載いたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~第45回ヘルマン・ホイヴェルス神父追悼ミサに参加して山下征子~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~去る6月、参加者50名を超える方々が四谷の主婦会館に集い、師の追悼ミサが捧げられた。帰天後45年間一度も途切れることなく「偲ぶ会」が続いていることに感動し初めて参加した。ミサ後の懇親会では、生前の師を記憶する世代、師を知らない若い世代の方々が師への思い出を語られた。共通する思い出は、師はこよなく日本を愛されたこと。『日本文化が持っている深い...★第45回ヘルマン・ホイヴェルス神父追悼ミサに参加して(山下征子)

  • ★ デオ・グラチアス

    ~~~~~~~~~~~~デオ・グラチアス神に感謝したてまつる!ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~デオグラチアス武蔵野の秋の夕方、私は新しく耕されたばかりの麦畑の間を、向うにそびえる黒い森のほうへと歩いていました。満月が森の上にかかって、それは北ドイツの詩人マチアス・クラウディウスの歌ったような景色です。DerMondistaufgegangen,diegoldnenSternleinprangenamHimmelhellundklar.DerWaldstehtschwarzundschweiget,undausdenWiesensteigetderweisseNebelwunderbar.「月のぼりたり、金の星きらびやかに輝く、空にさやかに清らかに。森くろぐろと黙して立ち、まきばより立...★デオ・グラチアス

  • ★ つぼみ

    ~~~~~~~~~~~~つぼみホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~つぼみ花は蕾にひそんでいて、蕾を眺めただけでは、どういう花が咲くかわかりません。春の暖かい陽ざしを受けて蕾が開くと、花の美しい姿、輝かしい色、うるわしい香りが現われ、うてなの底には、おいしい一滴の蜜もたまります。これらはみな太陽のおかげです。太陽はその光線と土の能力の調和した働きをもって花を咲かせる計画を、蕾のかくれたところにたたみ込みました。そして、あるうるわしい春の朝に秘密を開いて、花の完全な姿を輝かしたのです。大天使ガブリエルがナザレトの家に入る前は、マリアのみ心は蕾のようでした。どういう花が咲くかは人々がマリアを見てもわからず、またマリア自身もその心の豊かさを見ることはできませんでした。聖寵みちみてる者だということ...★つぼみ

  • ★ 愛着

    ~~~~~~~~~~~~~愛着ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~~愛着ある日曜の晩でした。ひとりの婦人の信者が私を尋ねてきて次のように申しました。「わたくし山に戻りますまえに、ぜひ一度おたずねしたかったのです。今までずっと長いこと山奥に暮しておりました。一週間前にようやく雪がとけました。そこで私は東京に出て参ったのですが、何と申しますかこの二、三日で私のこころはすっかり浅くなったような気がするのです。どうして私がこんなに人里が恋しくなったのか、人々に愛着を感じるのか、そのわけを説明していただきたいのです」「愛着ですって!それでどんな困ったことがあるのですか」「山奥ではいわば神とだけの暮しでございます。ときどきは孤独な生活が堪えられないようにも感じますが、でも神ととてもなれてきて、それが...★愛着

  • ★ 半世紀ぶりの沖縄 =ベトナム戦争からウクライナ戦争へ=

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~半世紀ぶりの沖縄=ベトナム戦争からウクライナ戦争へ=~~~~~~~~~~~~~~~~~~9月末のある夜遅く、私のアイフォンに名前の現れない着信があった、一呼吸沈黙して声を出そうとした瞬間、女性の声が聞こえた。声の主は弟のお嫁さんで、沖縄から弟の急死を告げる電話だった。すぐ代わって出た甥が事情をかいつまんで説明してくれた。コロナで延び延びになっていた二番目の甥の結婚披露パーティーを楽しく開いたその翌日、みんなで船をチャーターして海の綺麗な小島で出来る者はスキューバダイビングを、出来ないものはライフジャケットをつけてシュノーケリングで遊ぶことになった。弟は後者のグループの先頭に立って、船を離れて足の立たない海に浮かんだ。インストラクターが次々と水に導いているわずかな隙に、振...★半世紀ぶりの沖縄=ベトナム戦争からウクライナ戦争へ=

  • ★ 北海道の森

    ~~~~~~~~~~~~北海道の森ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~北海道の森この夏に北海道に行きました。これで三回目ですが、初めて苫小牧まで行きました。あの有名な製紙工場の組合に招待され、そこで労働、学問、信仰について講演をしました。その翌日工場を視察して、労働と科学との完全な一致をまのあたりにしました。若い技師が私たちを案内して、まず戸外で、北海道の山林からおろされた丸太の山を見せてくれました。丸太はそこから狭い運河に浮かべられ、運河の水の流れのままに運ばれて、おとなしく工場の前の一つのプールの中に着きます。この丸太を見て、何か深い同情を感ぜずにはいられませんでした。丸太はやさしい水の中から出ると人間の頭脳で考え出した無数のむごい機械に委ねられて全くその個性をなくし、つぶされ、やが...★北海道の森

  • ★ 珍しい世の中

    ~~~~~~~~~~~~~めずらしい世の中ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~~めずらしい世の中私は人はなんのためにこのめずらしい世の中に生れて来たのかという言葉を書きました。するとこれを読んだある人が注意してくれました。「どうか、めずらしい世の中と書かないで、ただ世の中とだけ書いて下さい。一般の人は何も世の中をめずらしいとは思わないのですから」でも、どうして一般の人は世の中をめずらしいと思わないのでしょうか。私は今日一日だけでも世の中を不思議に思わずにいられないことが、二、三度ありました。ある出版社から新刊書がとどきました。ヘルマン・ヴァイル著「シンメトリー」です。あちこち拾い読みして、新しい方面から世界宇宙がまたどんなにめずらしいものであることかとしみじみ思いました。東洋と西洋のシン...★珍しい世の中

  • ★ どんなことの中にも神を見つけましょう

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~どんなことの中にも神を見つけましょうホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~~~~~~~どんなことの中にも神を見つけましょうどんなことの中にも神をみつけなさい、とある聖人が教えてくれました。なるほど、探してみようとすれば、そこここに神をみつけるのはむずかしいことではありません。私はたいてい毎日、いつも目あたらしい仕方で神をみつけます。六月二日の今日も、まっ黄色に咲いた『たんぽぽ』の光輪の中にみつけました。このつまらない草は、だれかがお聖堂のそばに植えておいたもので、陽あたりのよい場所でとてもみごとに咲いていました。でも、はじめに植えた草はかわいそうにたいてい引きぬかれてしまいました。ほかの人がきて、こんなきれいな花のことに気がつかず雑草だと思いこんだからで...★どんなことの中にも神を見つけましょう

  • ★ わが友

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~わが友ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~~~~~~わが友友は、私とは全く違って、身体はたくましく、頭は丸くて、髪の毛を短く刈ると、なおさらまん丸くなりました。友といっしょに散歩するときには、友が話し役で、私は聞き役にまわります。友が論ずれば、私はいつも相づちをうつのです。何事であれ異議なく賛成できますから、友は本当になつかしい友となりました。私たちは毎年一度ずつ会うことにしました。それこそたいへんな喜びの祭典で、その日を待つ喜びと、またあとで心に残っている喜びとの三重の喜びは、すばらしいものであります。わが友は勇ましい馬のよう、実際「ミュンヒハウゼンの軍馬」のように、垣根も濠も跳び越えて、いつもまっしぐらに走っていくのです。友にとっては、世界宇宙は明る...★わが友

  • ★ 鶯と詩人 ホイヴェルス著 =時間の流れに=

    ~~~~~~~~~~~~~~~~鶯と詩人ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~鶯と詩人~~~~~私は五歳のとき、よく鶯の歌を歌いました。Nachtigall,Nachtigall!WiesangstdusoschönVorallenVögelein!「鶯ようぐいすよなんと美しくうたったことよどの小鳥よりお上手に」などと母からならって――けれども鶯の声を聞いたことがありませんでしたから、この不思議な鳥の声を始めて聞けるのはいつかしら、とあこがれていました。二、三年たってからいろいろな鳥の声を聞きました。中には、森の中に自分の名を呼んでいる郭公鳥の声もありました。鶯もそうしたらいいのに、と私は思いました。ところがある五月の朝、森を通って行くと、突然中から、何かのラッパの音なの...★鶯と詩人ホイヴェルス著=時間の流れに=

  • ★ 時間の流れに

    ~~~~~~~時間の流れに~~~~~~~在りし日の聖イグナチオ教会私の仕事場は四谷見附の麹町通りに面しています。数しれぬほどの自動車が、それぞれの警笛をならしながら、物すごいスピードで走っていきます。みな、どこかへ、そして一刻も早く行きつくところへいきたいのです。その自動車群のあいだをトラックがわれ遅れじと重いからだをひきずっていきます。すると地震のときのように私の小さな家はゆれるのです。大型バスが猟犬の群れさながらにあえぎながらかきわけて走っていきます。中には駆けている猟犬のしるしが横腹についているのさえあります。都電もまけてはいません。警告するように大きな音を出して自分の軌道にはいってくる自動車や人を追い払います。ときどき明るい子供たちの一団が、遠足にでかけるのです。かたまって横断していきますが、まる...★時間の流れに

  • ★ 神学生の母

    ~~~~~~~~~~~~~~~~神学生の母ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~~~~~神学生の母お祝いの晴れ着を着た人々が広い部屋部屋をあちこち歩いていました。私がこの家に着いた時、一人の若い神学生が迎えに出て、嬉しそうな顔で挨拶をし、人々の流れをよけて、静かな隅に私を導きました。十年ほど前、時々私のミサ答えをしたと話して、私を驚かせました。その時の少年を、私はよく覚えていたのです。重いミサ典書を祭壇の書簡の方から福音の方へたいそう骨折って運び、聖体降福式のときに、私の肩にベールムを掛けるのに、かなり小さな体を相当伸ばさなければなりませんでした。十年ぶりに会ったこの神学生が、あの少年とは思われませんでした。その頃、一言も話を交わしたこともないほど、静かな無口な少年が、今では元気な青年にな...★神学生の母

  • ★ 隠遁者 ホイヴェルス師著 =時間の流れに=

    ~~~~~~~~~~~~~隠遁者ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~~隠遁者隠遁者は世界のだれよりも好かれています。子供たちはその白いおひげのまわりで、ちょうど古い菩提樹の幹のまわりのように怖れ気なく遊びますし、大人たちは彼を見て天父を思い出すのです。そして彼には何でも心の秘密がいえます。彼はそれを聞きながら人びとの心の深みをせんさくもせず、彼らの目もみつめず、森の中の古い池のように終わりまできいています。いろいろな忠告などしません。神も忠告をなさるわけではありませんから。しかし隠遁者のそばにいると、人びとの心はのびのびとして健やかになるのです。隠遁者はあらゆる生物の動きを見るのがすきです。磨かれた人格者よりも子供や若い人びとを、人間より雀やカブト虫などが好きで、灌木や草花とは、人間同士...★隠遁者ホイヴェルス師著=時間の流れに=

  • ★ 哲学者 ホイヴェルス著 =時間の流れに=

    ~~~~~~~~~~~~~「哲学者」ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~~帽子のホイヴェルス師「哲学者」「哲学者の住んでいたのは都会のはずれだったね」「彼を驚かせちゃおうか」「びくりさせようよ。驚異というものは哲学の出発点だからな」「またその終点でもある」「街はずれに哲学者の住んでいる都会は幸福です。なぜなら、哲学者は精神を弁明し、自然を守るからです。都会というものは精神の発達ですし、いなかは自然を守るものでしょう!」などと語り合いながら、私たちは武蔵野から都会の方へ、ぶらぶら歩いてゆきました。十一人の学生と二人の学者、合わせて十三人。私たちは垣根のある小径に入って、ようやく竹屋の店についたので、哲学者が住んでいるのはこの辺りにちがいないとわかりました。「竹は武士ばかりでなく、また哲学者...★哲学者ホイヴェルス著=時間の流れに=

  • 【映画評】「さよなら、ベルリン またはファビアンの選択について」

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~【映画評】「さよなら、ベルリン」=またはファビアンの選択について=~~~~~~~~~~~~~~~~~~~主人公ファビアン(トム・シリング)と恋人コルネリア(ザスキア・ローゼンタール)久しぶりに映画を見た。ドミニク・グラフ(DominikGraf)監督(68歳)の最新作で、3時間にわたる大人向けの長編映画。ドミニク・グラフ監督ベルリンの中心部から南西に6キロほどのところに、ハイデルベルガー・プラッツという地下鉄駅がある。映画は現在のその駅から始まる。人込みに混じってカメラがエスカレーターを降りていくと、レトロなアーチに飾られた古き良き時代のままのホームがある。そこから地下鉄に乗っていくと、1931年のベルリンの町に着く。地下鉄がタイムマシーンの役割を演じている心憎い演出...【映画評】「さよなら、ベルリンまたはファビアンの選択について」

  • ★ 鐘の声

    ~~~~~~~~~~~~鐘の声ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~在りし日の聖イグナチオ教会(イラスト)イグナチオ教会では、このあいだも、鐘をならして荘厳な式をはじめました。鐘の音を聞くと、子供の頃のなつかしい故郷のことが私の胸に浮かんで来ます。鐘の音は何と不思議な力をもっているのでしょう。鐘の音を一番楽しく聞いたのは――それは中学生の頃でしたが――土曜日の午後、とくにお祝いの日の前の午後でありました。学校が終わってから町の広場に行きました。そこには中世の昔から残っているゴシック式の聖堂がそびえていました。その高い塔からあしたの日曜日を告げる鐘がなり始めました。四つの鐘です。まず高い音のがなると、段々に一番低い音のまでが鳴りだします。四つの鐘は仲よく調和的に鳴りました。腹わたにしみ通るよ...★鐘の声

  • ★ 「二人の女中」 ホイヴェルス著 =時間の流れに=

    ~~~~~~~~~~~~~~~~「二人の女中」ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~~~~~晩さんに招かれた私たち十三人の学生と学者は食卓につきました。主婦と手伝いの二人の女中はお給仕で一心でした。黙ってお給仕です。二人の女中は主婦の目と手を見て、何を命令し何を依頼するかを悟り、てきぱきと処置してゆくのでした。この二人はいんぎんであるばかりでなく、美しく給仕するためにお祭りの晴着をきていました。私たちは彼女たちの給仕を当然のことにして別に注意もせず、世界宇宙の意義や存在の悲劇的状態やプラトン哲学とその「饗宴」など、相当大きな問題について論じあっていました。その間、二人は謙遜な心で、私たちにお吸物を供し、ご飯を渡し、いろいろな品をとって来てはお辞儀をして私たちに差し出しました。そして自分のし...★「二人の女中」ホイヴェルス著=時間の流れに=

  • ★ 「患者」 ホイヴェルス著 =時間の流れに=

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~「患者」ホイヴェルス著=時間の流れに=~~~~~~~~~~~~~~~~~観測史上もっとも速い梅雨明けのあと、連日の猛暑です。いかがお過ごしですか。記念すべき第45回目のホイヴェルス師の追悼ミサも無事終わり、平常に戻りました。また師の「時間の流れに」の復刻とコメントに戻ります。今回の題は「患者」です。一番短い一編かもしれません。味わってみてください。「患者」病床にふるえるあなた。まるで引きしぼった弓のようです。射手が矢を放とうとしているときの弓――ああ、あなたの生命はちょうどその矢のようなのです。あなたが生まれたとき、母君はどれほど喜ばれたことでしょう。母君の周囲で遊び大きくなったあなたは、どれほど母君の心を喜ばせたことでしょう。その母君は今、どこにましますのか。今は知らな...★「患者」ホイヴェルス著=時間の流れに=

  • ★【報告】第45回「ホイヴェルス師を偲ぶ会」は無事盛会のうちに開催されました。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~【報告】第45回「ホイヴェルス師を偲ぶ会」は無事盛会のうちに開催されました。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~去る6月9日(木)曜日は、雲の間から青空がのぞく爽やかなお天気に恵まれ、東京四谷のイグナチオ教会の前の主婦会館で、予想を上回る50名の出席希望者を迎え、温もりのある追悼ミサに始まり、つづく懇親会も和やかに予定の時間を越えて無事おわりました。第40回までは、生前のホイヴェルス神父様のお姿を記憶する世代の皆様が中心で、師を懐かしみ追憶する会だったと思いますが、あれから5年、今は「偲ぶ会」の出席者の過半数が、師を知らぬ若い世代になりました。師は決して過去の人ではない。今の時代にもその魂はひきつがれるべき人です。「偲ぶ会」は、師の存在を伝え知り、その遺...★【報告】第45回「ホイヴェルス師を偲ぶ会」は無事盛会のうちに開催されました。

  • ★ 喜ばしいお知らせ(つづき)

    ~~~~~~~~~~~~~喜ばしいお知らせ(つづき)~~~~~~~~~~~~~先のブログ「喜ばしいお知らせ」はまことに舌足らずの半端な記事に終わってしまいました。それで、つい続きを書きたくなりました。神様は絶妙なおはからいで歪んだ定規を使ってまっすぐな線を引かれ、来るべきコロナに備えて「偲ぶ会」をあらかじめ安全地帯に移してくださいました。それは、偉大な宣教師であったホイヴェルス神父様を「偲ぶ会」にはまだ果たすべき役割があると神様が思われたからでしょう。それが日本の新しい福音宣教の始まりとなる小さな芽として護られ、育ち、やがて大きな樹に育つことが望まれているからに違いないと思います。一口に「福音宣教」と言いますが、それがどういうものであるか、どうあるべきか、を正しく理解することは容易なことではありません。教会が言...★喜ばしいお知らせ(つづき)

  • ★ 喜ばしいお知らせ

    ~~~~~~~~~喜ばしいお知らせ~~~~~~~~~私は5年前の2018年5月29日に「悲しいお知らせ」という題のブログを書きました。今回は「喜ばしいお知らせ」という題で書きます。29日の「悲しいお知らせ」の内容と、それに深く関連した21日の「ごあいさつ」のブログがどのようなものであったかは、このブログの末尾にそれぞれのURLを記しますので、興味のおありの方はお読みください。今回の「喜ばしいお知らせ」は、一言で言えば第45回目の節目の追悼ミサを無事祝うことが出来ること、そして、この追悼ミサがこれからも祝い続けられる展望が立ち、また続けるべき意義がある、ということに尽きます。この「展望」と「意義」は様々な困難を克服する過程から生まれたものでした。それがどんなドラマに満ちた曲折であったかを少しふりかえってみましょう...★喜ばしいお知らせ

  • ★ ヘルマン・ホイヴェルス師の 第45回 追悼ミサ

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ヘルマン・ホイヴェルス師の第45回追悼ミサ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~来たる6月9日(木)、ホイヴェルス師の没後第45回目の節目の追悼ミサが行われます。一人の宣教師の没後、追悼ミサが毎年行われ、』45回も続いてなお人が集うという話は、日本の教会では前代未聞の特筆すべきことではないでしょうか。ホイヴェルス師は、日本人と日本の文化を深く愛された司祭、そして、多くの日本人から愛された司祭でした。このホイヴェルス神父をひとことで言えば、「現代日本に生きた偉大な宣教師」と言うことが出来るでしょう。ホイヴェルス師は、16世紀、日本に初めてキリスト教を伝えた聖フランシスコ・ザビエルと同じイエズス会の会員で、ドイツのウエストファーレン出身。師が日本に来て40数年ぶ...★ヘルマン・ホイヴェルス師の第45回追悼ミサ

  • ★ 「ことば」 H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」よりー(8)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「ことば」H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」よりー(8)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~十二月の二十日、私の所にこんな手紙が来ました。しんぷさま、おさむくなりましたね。ルリ子はいつもげんきでがっこうへいっています。おとうさまもだいぶげんきになりました。ルリ子ががっこうからかえってきたら、しんぷさまがおだしになったおてがみにはきれいなごえがはいっていました。どうもありがとうございました。でもおてがみのなかにことばがないのでさみしかったです。しんぷさまおしょうがつにあそびにきてください。さようなら。ホイヴェルスしんぷさまヘルマンナ・ルリ子このヘルマンナ・ルリ子は七つになる子供です。どうしてヘルマンナという名前がつけられたかというと、こんなわけ...★「ことば」H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」よりー(8)

  • ★ 「むさし野のひばり」 H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」よりー(7)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~むさし野のひばりH・ホイヴェルス師随筆集「時間の流れに」よりー(7)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~毎年三月はじめごろ、私はむさし野に出かけ、伸び育つ麦畑の間を通って歩きます。それはひばりの声をきくためです。嬉しいことは、むさし野のひばりも私の故郷のひばりそっくりな歌をうたいます。麦畑の中から舞い上がりtiriliriliと玉をころがすように歌っています。絶え間なくやすみなく、どこまでも高く昇りながら。そしてその姿は青空の中の一点となって、やがて見えなくなってしまいますが、さえずり声だけは露の玉のように空から下の方へなおも垂れてきます。この声をきくたびに私は幼いころの感激をまた新たにするのです。ひばりはどうしてこんなに歌うことができるのでしょうか?一生けんめい翼を...★「むさし野のひばり」H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」よりー(7)

  • ★ 野心を知らない子供 H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より-(6)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~野心を知らない子供H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より-(6)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~少し前のことでした。一人のおばあさんが孫娘の手を引いて私をたずねてきました。そして言いました。「あのう、この子はちっとも欲がなくて困ります。何とかしていただけないでしょうか。」わたしはびっくりしてたずねました。「それはどういうことなのです」おばあさんは言葉をつづけて「もう十歳にもなるのですが、父は戦死し、私の娘にあたるこの子の母も死んでしまいました。それで私がめんどうをみることになったのです。ともかく評判の学校へやっと通わせるようになり、何とかしてこの子を立派に育て上げたいと、そのことばかりに私は生き甲斐を感じていたのです。ところが学校では先生方お憶えがよくないので...★野心を知らない子供H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より-(6)

  • ★ シュロの木に登った私 H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より -(5)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~シュロの木に登った私H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より-(6)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~十二歳の時でした。お母さんが「ヘルマンや、ピアノをならいたくはないかね」、とおっしゃいました。私は、ピアノってとてもなんぶつだし、それに毎日おけいこ、おけいことめんどうくさくてしょうがない、と考えましたから、「ぼくやりたくありません。でも笛なら吹いてみたいのです」と答えました。お母さんはそれならそうなさいとおっしゃいました。それからすこしたって、町へ買い物に出たとき、お母さんは私をある店につれていって、笛を一ちょう買ってくださいました。さあ、私はうれしくてたまりません。家へかえってからピーピープープーと毎日のように練習しました。そして、しばらくすると、自分...★シュロの木に登った私H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より-(5)

  • ★ 「こねこ」 H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より -(4)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~「こねこ」H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より-(4)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~この間一匹の仔猫が、み教えの深いところを、神学の講義や説教などよりも、ずっとよく教えてくれました。それは教会の中でありました。私たちはちょうどメイラン神父様の司祭叙品六十年のダイヤモンド祝祭のため、そろそろ聖堂の中で荘厳なごミサを始めようとしておりました。もう準備はすべて出来上がり祭壇の後ろのえんじの幕に黄菊や白菊が照りはえていました。その時突然聖堂の中で猫の声がひびきました。いや猫ではない。子供の声、泣き声です。びっくりしました。子供の洗礼が定まっていたのに私はそれを忘れていたのでしょうか。いいえ、そんなことは何も覚えていません。泣き声は子供ではなく猫です。その時私は「犬が聖...★「こねこ」H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より-(4)

  • ★ 「はねてゆく小娘」 H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より -(3)

    ~~~~~~~~はねてゆく小娘~~~~~~~~H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より-(3)都会の屋根の上は春の空です。朝6時、夜の雨で清らかに洗われた小路を、私は歩いてゆきました。向こうから一人の小娘が飛んできます。一足一足飛び上がり、ぴょんぴょんはねはねくるのです。飛び上がるごとに、髪の毛も、左右にさしのべた可愛いい手も、春風のなかに快げに、ふり動いています。ほんとに巣立ったばかりの小鳥のよう――黒い髪、明るい顔、生き生きした真顔で飛んでくるのです。五歩ばかりに近づいたとき、小娘は急に私を見つめました。と、子供の顔に美しい朝のほおえみが浮かびました。はねながらのご挨拶です。とても愛らしくひらひらする顔をさげて、はねながら通り過ぎました。私も急いでお辞儀をしてほおえみました。このお辞儀もほおえみも子供が受...★「はねてゆく小娘」H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より-(3)

  • ★ 今夜午前1時に起きてみんな世界平和のために祈りましょう!

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~今夜午前1時に起きてみんな世界平和のために祈りましょう!~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~いま、3月25日(金曜日)の夕方7時前です。今日、ローマ時間夕方5時(日本時間、今晩午前1時)に教皇フランシスコは、バチカンの聖ペトロ大聖堂で、ウクライナの戦争のために聖母マリアに祈りをささげます。教皇は世界中のひとびとに、ともに祈るように招いておられます。これは、核兵器の投げ合いによって戦われる第3次世界戦争の回避のための決定的な祈りになります。私たちが、平和ボケして、今夜いつものように惰眠をむさぼ過ごすなら、終末戦争を阻止する最期のチャンスを逃してしまうかもしれません。クリスチャンも、ノンクリスチャンも、カ、仏教徒も無神論者も、不可知論者も区...★今夜午前1時に起きてみんな世界平和のために祈りましょう!

  • 【速報】ついにフランシスコ教皇が動いた =私のウクライナと懐かしのキエフ -(2)=

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~【速報】ついにフランシスコ教皇が動いた私のウクライナと懐かしのキエフ-(2)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~教皇フランシスコは、3月25日(金)にロシアとウクライナを聖母マリアの穢れなき聖心に奉献するに際して、全世界の司教らを自分と一致するように招いた。先日15日に発表されたように、教皇は、イタリア時間3月25日17時(日本時間3月26日午前1時)より、バチカンの聖ペトロ大聖堂で執り行われる共同回心式の中で、ロシアとウクライナを聖母マリアの穢れなき御心に奉献する。同日、教皇のバチカンでの儀式にあわせ、ポルトガルの聖母巡礼地ファチマにおいても、教皇特使、コンラート・クライエフスキ枢機卿によって、聖母の穢れ鳴き御心への封建が執り行われる。(バチカンニュースより)わたし...【速報】ついにフランシスコ教皇が動いた=私のウクライナと懐かしのキエフ-(2)=

  • ★ 私のウクライナ と 懐かしのキエフ

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~私のウクライナと懐かしのキエフ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ゼレンスキー大統領1980年のある日、アエロフロートのロゴのある分厚い封筒がポストに入っていた。???!全く思い当らない。だが、不審に思いながらも封を切って目を通すうち、どうやらモスクワ旅行に招待されているらしいことが見えてきた。どうして私が選ばれた?という疑問はさておき、――そこは若さと好奇心――試しに招待受諾の返事を出してみたら、瓢箪から駒、本当に行けることになった。なぜか?当時――今もだが――北方領土問題が未解決のため、いつまでも日ソ平和友好条約が締結されない。だが、そのままでは万事ぎくしゃくして双方に不利益が多い。そこで、少しでも風通しを良くしようと、民間交流を装った「日ソ円卓会議」なるものの第一回...★私のウクライナと懐かしのキエフ

  • ★ 「母の愛馬」 ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より -(2)

    「母の愛馬」H・ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より-(2)私の手元にユニヴァーサル文庫の「時間の流れに」という一冊がある。H・ホイヴェルス著、戸川敬一編で「ときのながれに」と読む。ネットの古書マーケットでも恐らくもう手に入るまい。初版の出た昭和34(1959)年4月20日は、私の20歳の年で、ホイヴェルス師からサイン入りで頂いたものはもうないが、その後買った第6版(昭和42年)定価200円のものが手元にある。さり気ない文章だが、その味わいは尽きない。今の世の人に、こんな本があることを知ってもらいたい思いで、前回の「光りの園」に続いて、これから逐次、ブログに転載することにした。H・ホイヴェルス神父四谷のイグナチオ教会で写真は私が撮影~~~~~~母の愛馬~~~~~~まだ石油ランプの時代でした。冬の夜暖かい部屋で...★「母の愛馬」ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より-(2)

  • ★ 「光の園」 ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より

    「光りの園」「光りの園」の背景に具体的な「Xの園」がモデルとしてあったのかどうか、生前にホイヴェルス神父様にお訊ねしそびれてしまった。今となっては確かめようがない。師は生涯東京の四谷、麹町界隈の外にはお住いにならなかったが、旅行としては全国各地にかなり広く足跡を残されている。そして、一緒に行こうと、よく私を旅に誘われた。丹後の宮津に古いお友達の老宣教師を訊ねる時も一緒で、ついでに天の橋立では二人並んで股のぞきもした。京都の安泰寺には師を澤木興道老師にお引き合わせしにご一緒した。日本に来て四十年ぶりかに故郷ウエストファーレンのドライエルヴァルデ村のご生家に戻られた時などは、姪子さんのタンテ・アンナの手料理を、師の少年時代の勉強部屋のテーブルで二人でいただいた。初めての海外旅行インドの旅は、中でも特別な思い出として...★「光の園」ホイヴェルス随筆集「時間の流れに」より

  • ★ 友への手紙「インドの旅から」 第20信 大乗経典とキリスト教

    ~~~~~~~~~~~~~~~第20信大乗仏教とキリスト教~~~~~~~~~~~~~~~2年前の夏、2020年7月30日に、私は《友への手紙》というテーマでブログを書き始めた。それは、1964年の東京オリンピックの開会式の夜、当時25歳だった私が横浜を発って、半年近くインドを放浪した時、旅先から友人に送った手紙を「聖心の使徒」というカトリックの月刊誌に連載したものに、今の視点から若干のコメントを添えたものだ。一連のブログは、去年の春までには完結する予定だったが、第19信「サンガムの沐浴」まで順調に書いて、あともう一回という時に、思わぬ脱線をしてしまった。聖なるガンジス川で展開されるヒンズー教最大のお祭りについての報告が、遠藤周作の最期の長編「深い河」とショートして、遠藤批判に嵌ってしまったのだ。しかし、それも今...★友への手紙「インドの旅から」第20信大乗経典とキリスト教

  • ★ 私の「インドの旅」総集編 (9)田川批判ー2

    ~~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」総集編(9)田川批判-2~~~~~~~~~~~~~~~~あらためて田川建三先生を紹介します私は、田川建三という人が、日本の卓越した新約聖書学者者であり、宗教批判を通じて現代批判を試みた優れた著述家だと言うことを知った。新約聖書学者であるということは、新約聖書を、文献学的的方法や言語学、考古学等の人文科学的な方法を用いて、原初期の聖書とキリスト教に迫ろうとするものであろう。1935年東京生まれは私より4つ年上だから、今87才のはずだ。東京大学大学院西洋古典学科で学び、博士課程3年目の夏にストラスブール大学に留学。1965年に宗教学博士の学位を取得。以来、国際基督教大学で講師を勤めていたが、1970年4月に礼拝のとき講壇から「神は存在しない」「存在しない神に祈る」と...★私の「インドの旅」総集編(9)田川批判ー2

  • ★ 私の「インドの旅」 総集編 (9) 田川批判

    ~~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」総集編(9)田川批判~~~~~~~~~~~~~~~~(1)導入(2)インカルチュレーションのイデオロギー(3)自然宗教発生のメカニズム(4)超自然宗教の誕生―「私は在る」と名乗る神(5)「超自然宗教」の「自然宗教」化(6)神々の凋落a)自然宗教の凋落b)キリスト教の凋落c)マンモンの神の台頭天上と地上の三位一体(7)遠藤批判(8)悲しき雀(9)田川批判(10)超自然宗教の復権(9)田川批判私は遠藤周作の長編「沈黙」にも「深い河」にも山ほど物申すべきことがあった。そこへ田川建三氏の遠藤批判に出会って、すっかり意気投合し、胸がスカッとして、快哉の叫びをあげた。1935年生まれ、4年先輩でご存命中の田川氏には、雑学の私など足元にも及ばない博識と緻密な研究心に敬意を表し...★私の「インドの旅」総集編(9)田川批判

  • ★ 私の「インドの旅」総集編 (8)悲しき雀

    ~~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」総集編(8)悲しき雀~~~~~~~~~~~~~~~~(1)導入(2)インカルチュレーションのイデオロギー(3)自然宗教発生のメカニズム(4)超自然宗教の誕生―「私は在る」と名乗る神(5)「超自然宗教」の「自然宗教」化(6)神々の凋落a)自然宗教の凋落b)キリスト教の凋落c)マンモンの神の台頭天上と地上の三位一体(7)遠藤批判(8)悲しき雀(9)田川批判(10)超自然宗教の復権(8)悲しき雀私は、流れから言って、(7)「田川建三による遠藤周作批判」の次(8)のテーマは、「田川健三批判」であろうと思い込んでいたが、そうではないことに気が付いた。何故なら、田川建三を批判するツールとして、どうしても(9)の元の題「絵に描いた餅」の話が必要だったからだ。しかし、「絵にかい...★私の「インドの旅」総集編(8)悲しき雀

  • ★ 2021年のクリスマスにサンタさんからのプレゼントを贈ります

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~2021年のクリスマスにサンタさんからのプレゼントを贈ります~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~私の母は熱心なプロテスタントの信者でした。彼女は空襲が激しくなった灯火管制下でも、12月には1辺40センチほどの大きな桐の箱から色とりどりのガラスの玉や、小さなサンタクロースの人形や、天使たちや、煙突のある小さなお家や、ローソクや星の飾りと、キラキラ輝く長いモールや、雪を表す白い綿を取り出し、父がどこからか切ってきた子供の背丈よりも高い松の木に、母と私と姉はワクワクしながらクリスマスツリーの飾りつけをしたものです。そして、クリスマスの讃美歌を歌って聖夜が来るのを待つのでした。これは厳しい戦局の中では,非国民の誹りに値する英雄的な行為だったろう...★2021年のクリスマスにサンタさんからのプレゼントを贈ります

  • ★ 私の「インドの旅」総集編(7)遠藤批判

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」総集編(7)遠藤批判~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(1)導入(2)インカルチュレーションのイデオロギー(3)自然宗教発生のメカニズム(4)超自然宗教の誕生―「私は在る」と名乗る神(5)「超自然宗教」の「自然宗教」化(6)神々の凋落a)自然宗教の凋落b)キリスト教の凋落c)マンモンの神の台頭天上と地上の三位一体(7)遠藤批判(8)田川批判(9)絵に描いた餅は食えない(10)超自然宗教の復権若き日の遠藤周作(7)遠藤批判去る11月6日と11日にNHK心の時代~宗教・人生~遠藤周作没後25年遺作「深い河」をたどる(前編・後編)という番組を私は見た。遠藤周作というカトリック作家の没25周年記念にNHKが作成した番組である。NHKは、放送法(昭和25...★私の「インドの旅」総集編(7)遠藤批判

  • ★ 最近の清水教会の様子が何となくおかしい?!

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~最近の清水教会の様子が何となくおかしい!~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~あの美しい聖堂の保存を願っている人々の支援の輪は、その後、確実に広がっているのでしょうか?私は暫くこの問題から遠ざかっていました。清水の女次郎長さんがブログを更新しないので、事態は沈静化しているものとばかり思っていたからです。ところがどっこい、今日彼女が久々にアップしたブログを見る限り、停滞どころか急展開を遂げているようです。行間に様々なことが読み取れます。下のURLをクリックして是非直接読んであげてみてください。https://blog.goo.ne.jp/yuki9693★最近の清水教会の様子が何となくおかしい?!

  • ★ 私の「インドの旅」総集編(6)ー c) マンモンの神の台頭 天上と地上の三位一体

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」総集編(6)神々の凋落C)マンモンの神の台頭天上と地上の三位一体~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(1)導入(2)インカルチュレーションのイデオロギー(3)自然宗教発生のメカニズム(4)超自然宗教の誕生―「私は在る」と名乗る神(5)「超自然宗教」の「自然宗教」化(6)神々の凋落a)自然宗教の凋落b)キリスト教の凋落c)マンモンの神の台頭天上と地上の三位一体(7)遠藤批判(8)田川批判(9)絵に描いた餅は食えない(10)超自然宗教の復権c)マンモンの神の台頭天上と地上の三位一体すでに触れた通り、現代社会では、自然宗教は、4世紀以後のキリスト教も含めて、文明と自然科学の進歩につれて神秘のヴェールがはぎ取られ、凋落の一途をたどり、消滅に向かっているよ...★私の「インドの旅」総集編(6)ーc)マンモンの神の台頭天上と地上の三位一体

  • ★ 私の「インドの旅」総集編 (6)ー(b)キリスト教の凋落

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」総集編(6)-(b)キリスト教の凋落~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~(1)導入(2)インカルチュレーションのイデオロギー(3)自然宗教発生のメカニズム(4)超自然宗教の誕生―「私は在る」と名乗る神(5)「超自然宗教」の「自然宗教」化(6)神々の凋落a)自然宗教の凋落b)キリスト教の凋落c)マンモンの神の台頭天上と地上の三位一体(7)遠藤批判(8)田川批判(9)絵に描いた餅は食えない(10)超自然宗教の復権(b)キリスト教の凋落312年のローマ皇帝コンスタンチン体制以来、自然宗教化したキリスト教は、当然のことながら一般の自然宗教と同じ理由で凋落の道を辿ることになった。しかし、キリスト教には最初からそれとは別の凋落の要因が...★私の「インドの旅」総集編(6)ー(b)キリスト教の凋落

  • ★ 私の「インドの旅」総集編(6)a) 自然宗教の凋落

    ~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」総集編(6)~~~~~~~~~~~~~~~自然宗教の凋落今回のテーマはごく手短に終わりたい。(1)導入(2)インカルチュレーションのイデオロギー(3)自然宗教発生のメカニズム(4)超自然宗教の誕生―「私は在る」と名乗る神(5)「超自然宗教」の「自然宗教」化(6)神々の凋落a)自然宗教の凋落b)キリスト教の凋落c)マンモンの神の台頭天上と地上の三位一体(7)遠藤批判(8)田川批判(9)絵に描いた餅は食えない(10)超自然宗教の復(6)神々の凋落a)自然宗教の凋落奈良東大寺のお水取り(修二会)風景事柄をごく単純化して言えば、自然宗教の神々、八百万の神々、は原初の素朴な人間が、普段は豊かな恵みをもたらすが、いったん荒ぶると大きな災厄を引き起こす大自然の脅威を前にして、そ...★私の「インドの旅」総集編(6)a)自然宗教の凋落

  • ★ 私の「インドの旅」総集編(5) 「超自然宗教」の「自然宗教」化

    ~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」総集編(5)~~~~~~~~~~~~~~~遅くなりました。今回は「「超自然宗教」の「自然宗教」化」です。(1)導入(2)インカルチュレーションのイデオロギー(3)自然宗教発生のメカニズム(4)超自然宗教の誕生―「私は在る」と名乗る神(5)「超自然宗教」の「自然宗教」化(6)神々の凋落a)自然宗教の凋落b)キリスト教の凋落c)マンモンの神の登場天上と地上の三位一体(7)遠藤批判(8)田川批判(9)絵に描いた餅は食えない(10)超自然宗教の復権(5)「超自然宗教」の「自然宗教」化ローマのサンジョバンニ・ラテラノ教会コンスタンチン大帝によってキリスト教が帝国の国教と認められ、大帝の手で最初に建てられ寄進された「世界の教会の母教会」。324年に献堂式。14世紀に火災に遭い...★私の「インドの旅」総集編(5)「超自然宗教」の「自然宗教」化

  • 私のインドの旅総集編(4) 「超自然宗教」の誕生

    ~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」総集編(4)~~~~~~~~~~~~~~~遅くなりました。今回は(4)「超自然宗教の誕生―『わたしはある』と名乗る神」です。(1)導入(2)インカルチュレーションのイデオロギー(3)自然宗教発生のメカニズム(4)超自然宗教の誕生―「私は在る」と名乗る神(5)「超自然宗教」の「自然宗教」化(6)神々の凋落a)自然宗教の凋落b)キリスト教の凋落c)モンの神の登場天上と地上の三位一体(7)遠藤批判(8)田川批判(9)絵に描いた餅は食えない(10)超自然宗教の復権(4)超自然宗教の誕生―「わたしはある」と名乗る神アダムとエヴァの失楽園ミケランジェロでは、宇宙の自然を超越したところに、人間の知らない神が存在しているとしたらどうだろう。自然の一部である人間の思考は自然の枠内に...私のインドの旅総集編(4)「超自然宗教」の誕生

  • ★ 私の「インドの旅」の総集編(2)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」の総集編(2)~~~~~~~~~~~~~~~~今回は(3)自然宗教発生のメカニズムです。(1)導入(2)インカルチュレーションのイデオロギー(3)自然宗教発生のメカニズム(4)超自然宗教の誕生―「私は在る」と名乗る神(5)「超自然宗教」の「自然宗教」化(6)神々の凋落a)自然宗教の凋落b)キリスト教の凋落c)モンの神の登場天上と地上の三位一体(7)遠藤批判(8)田川批判(9)絵に描いた餅は食えない(10)超自然宗教の復権(3)自然宗教発生のメカニズム話を進めるためには、まず宗教というものがどのようにして発生し発展していったかを、もう一度ふり返ってみる必要があるだろう。138億年前に誕生した宇宙は進化を重ねて今日の姿になった。そのなかには、少なく見積もっても2兆個...★私の「インドの旅」の総集編(2)

  • ★ 私の「インドの旅」の総集編(1)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」の総集編(1)~~~~~~~~~~~~~~~~(1)導入Covid-19のショックで一年遅れた「2020東京オリンピック」も終わった。実は、1964年の第一回東京オリンピックの開会式の夜、私は横浜から船でインドの旅に出た。だから、東京オリンピックを経験するのは今回が初めてになる。第1回のは、敗戦からの復興を象徴したオリンピックだったが、今回のは自然の猛威に対する人間の無力さを見せつけるものとなった。ともあれ、25歳の多感な目に映った旅の印象を、私はカトリックの布教誌「聖心の使徒」に連載したが、今回のブログ「インドの旅」シリーズは、57年前の記事を復刻したものに若干のコメントを添える形で進んだ。そして、最後から二番目の第19信「サンガムの沐浴」まで辿り着いたのは今...★私の「インドの旅」の総集編(1)

  • ★ インドの旅から 田川健三の遠藤周作批判

    ~~~~~~~インドの旅から~~~~~~~田川健三の遠藤周作批判私のブログの「インドの旅」シリーズは、あと1話を残してほとんど終わりかけていたのに、第19話「サンガムの沐浴」から大脱線して、遠藤周作の「深い河」に溺れそうになった。何とか早く遠藤批判にケリをつけて、先に進まなければならない。最近、田川健三の「宗教とは何か」という一冊を読んだ。そのなかに遠藤周作批判があって、読み進むうちに、私の若いころの直感が正しかったことを再確信させてくれて、胸のすく思いがした。私より4才年上の田川(ストラスブール大学に留学、1965年に宗教学博士、聖書学者)の遠藤批判は、私の厳しい遠藤評価に、実に論理的かつ聖書学的な裏付けを与えてくれた。田川は遠藤の「イエスの生涯」と、「キリストの誕生」を中心に遠藤批判を展開しているが、聖書学...★インドの旅から田川健三の遠藤周作批判

  • ★ インドの休日

    ~~~~~~~~~インドの休日~~~~~~~~~能の舞台の幕間に軽い狂言が挟まると、なぜか次の能に備えて心の準備が整う。やや重いインドの旅の話の連続の間に、たまに軽い小話も息抜きにいいかと思って、パソコンに向かっている。タイトルの「インドの休日」はもちろん「ローマの休日」を意識したものだ。ブラッドレーとアーニャ姫最後の記者会見で「ローマの休日」は王女様と新聞記者の恋物語だが、ヘップバーンのデビュー作だったかと思う。キュートな彼女の相手役のグレゴリー・ペックがこれまたなかなか良かった。ローマに通算15年ほども住んだ私は、何度も見たし、ロケ地も隈なく歩いて回ったものだ。わたしは1964年の第1回東京オリンピックの開会式を白黒のテレビで見て、その晩、横浜からラオス号と言うフランスの貨客船で日本を脱出した。見送ってくれ...★インドの休日

  • ★ 私の「インドの旅」と遠藤周作の「深い河」(5)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」と遠藤周作の「深い河」(5)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~弟子たちは、まず地中海の港、港、のユダヤ人コロニーに「ナザレのイエスは復活した」と言う報せを届けた。メシアの噂の高かったイエスは、ユダヤ人の指導者たちから偽メシアと断罪され、ローマ軍の手を借りて十字架の上で処刑され、死んで葬られた。人々を驚かせたのは、そのイエスが予言通り復活したと言う報せだった。繰り返しイエスの口から「私は復活する」と言う言葉を聞いていた弟子たちでさえ、イエスが実際に復活して見せるまで、誰も信じることも、理解することも、想像することすら出来なかった。それもそのはず、本当の意味での「復活」、すなわち、死者が蘇えると言うことは、超自然の「神の介入」なしには起...★私の「インドの旅」と遠藤周作の「深い河」(5)

  • ★ 第44回「ホイヴェルス師を偲ぶ会」のご案内

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~第44回「ホイヴェルス師を偲ぶ会」のご案内~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ヘルマン・ホイヴェルス神父皆様!早いもので、私が「偲ぶ会」のお世話役を引き継いで、はや4年が経ちました。「継続は力なり」と申しますが、こうして続けていけるのは神様のお恵みです。昨年の第43回はコロナ第一波のあとにも拘わらず、期待以上の参加者を得て無事に開催出来ました。今年は緊急事態宣言の再延長下で、より困難な状態にあります。しかし、東京の感染者数は減少に向かいつつあります。私は司祭ですから、いざとなれば一人でも「追悼ミサ」は出来るのですが、出来ることなら今年も同じ思いの皆様とご一緒に捧げたいと願っています。幸い、四谷の主婦会館は、昨年に続いてこれ以上は望めないほど完璧な予防対策を実施して...★第44回「ホイヴェルス師を偲ぶ会」のご案内

  • ★ 私の「インドの旅」と遠藤周作の「深い河」(4)

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~私の「インドの旅」と遠藤周作の「深い河」(4)~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~では、宇宙の自然を超越したところに、人間の知らない神が存在しているとしたらどうだろう。自然の一部である人間の思考は自然の枠内にとどまるから、人知の届く範囲の外に何かがあるか、無いかについては何も知ることができない。科学的にも138億年前にビッグバンが生起したところまでは推論が及ぶが、それ以前に何かあったか、無かったか、そしてビッグバンの原因は何かについて、人類には知る術がない。自然界の埒外に、卓越した知性と自由意思を備えた「生きている神」が存在し、その神が自分の愛によって宇宙万物を無から創造し、その愛の力で慈しみを込めて今この瞬間にも万物を刻一刻と無から存在へと呼び出し続けて...★私の「インドの旅」と遠藤周作の「深い河」(4)

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