PERFECT DAYS
我が国の映画界で最も主役をこなしそれも大作が多いことから広く知られ、実力ナンバー・ワンの男性俳優の役所広司がやっとカンヌで主演男優賞に輝いた。遅いくらいだろう。しかしブログ主がこの『PERFECTDAYS』を観たかったのはそこではない。ヴェンダースが今の東京をどう切り取るか。人・街・交通・文化・社会などだ。どの役者をどう使うかも興味を引いた。結果は、「満足した」と答えよう。ヴィム・ヴェンダーㇲは好きな映画作家のひとり。これまでも『ベルリン・天使の歌』『パリ、テキサス』など少なからず観て来た。とりわけ気に入っているのは『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』。まだ世界が知らないキューバ、それも底抜けに明るい彩の街と庶民と車、どこか懐かしく陽気な音楽。これをドキュメントで描いたものだ。1999年に世界が受けた衝撃...PERFECTDAYS
2024/01/07 21:43