春に散る
著者沢木耕太郎出版朝日文庫新聞広告で書名に目が触れた時、”はて?”と一瞬昔を振り返った。が思い出せない。著者名に視点が移って、”なるほど!”と納得。そういえば、つい最近、新作の同名の映画広告で何度となく見た。佐藤浩市/横浜流星が主役を張っていた。沢木耕太郎は同世代。氏の『テロルの決算』からの熱心ではない追っかけ。進行中の週一の新聞連載『暦のしずく』も茂本ヒデキチの画とともに楽しんでいる。アマゾンで文庫版を求めて読み始めた。小説の展開の処々にデジャブが起きる。何と奇妙な感覚。奥付で出版日を確認。手元の読書記録にも記載は無し。読んではいない。しかし依然と既読感がやって来る。どうしたものか?と暫し困惑したのだった。最後は新聞連載中に読んでいたことに思い当たった。それしかないという結論に至った。今、全編読み終わり...春に散る
2023/09/28 10:28