ブッシュとイラク戦争の真実「記者たち-衝撃と畏怖の真実」
アメリカ史上最悪の大統領ドナルド・トランプが、都合の悪いメディアの報道を“フェイクニュース”などとこきおろすシーンは見るに耐えない。ところがアメリカでは、過激な言動で物議を醸すこのトランプ大統領の誕生より10年以上も前に、政府が自国民と世界中を欺く巨大な嘘をついていた。「イラクのサダム・フセインは、大量破壊兵器を保有している」―これが2003年におけるイラク戦争開戦理由のひとつだったが、のちに大量破壊兵器は見つからず、情報の捏造だと明らかになった。当時、大手メディアは、軒並みジョージ・W・ブッシュ政権下の嘘に迎合して、権力の暴走を押しとどめる機能を果たせなかった。たったひとつの新聞社を除いては……。こうした真実に光を与え、骨太な社会派ドラマに仕上げたのが、ハリウッドのヒットメーカー、ロブ・ライナー監督(「スタン...ブッシュとイラク戦争の真実「記者たち-衝撃と畏怖の真実」
2019/03/29 14:36