優しき我が愛よ、あなたの愛は常に飽くことを知りません。愛する弟子達との食事がおわるとあなたは立ち上がり、彼らと共に、食物を与えて下さったおん父への感謝の賛歌を歌い始められるのを私は見ます。 こうしてあなたは、身体の生命を維持するためにおん父 が私たちに下さる多くの物に対する、被造物からの感謝の不足を償いたいと思われます。 あなたがなさること、触れるもの、見ることについて、あなたはいつも …

そのときにはそれを軽減するために私たちの苦しみ喘ぐ呼吸をイエズスのうちに込め、罪人がイエズスの聖心の中に戻るように強制するために、私たちの苦しみをもってこの人のもとに馳せつけましょう。 愛する方よ、私の各々の呼吸は、被造物にあなたの呼吸の中に自分を封じ込めるように強制する叫び声となりますように。 十字架上でイエズスが言われた最初の言葉は、おん父のみ前に全ての霊魂のために願う赦しの言葉でした…

反省と実践 食事をする前に、私たちの意向を善きイエズスの意向と一致させ、私たちの口はイエズスのもの、舌もあごも主のものと一緒に動かしているかのように想像してみましょう。 このようにすることによって、私たちのうちにイエズス・キリストの命を引き寄せるだけでなく、全ての被造物の口の中に主の意志を見いだして、よきイエズスが食事をなさるときにしておられたように、主と共に私たちもおん父に栄光、賛美、愛…

午後七時から八時まで ◇最後の晩餐 ああイエズスよ、あなたは愛する弟子達と共にチェナクルムに着き、彼らとの晩餐に赴かれます。最後の物質的な食物を取るためにご自分を低くされるとは、なんという優しく親切なお人柄でしょうか! あなたにおいては全てが愛となります。こうして貪食の罪を償なわれるだけでなく、身体の力となる食物の聖化を確立なさり、最も低いもの、最も平凡なことを通しても私たちが聖性を得るこ…

このようなあなたのお言葉に、弟子達は憂うつに口数も少なくなり、何と答えてよいか分かりません。しかしあなたはつけ加えます。「勇気を出しなさい、落胆してはならない。 私はあなた方を棄てはしない。いつも共に居る。あなた方皆の善のために、私が死ぬことは必要なのである」。 このように言われながら、あなたは感動され、しかし震える声でさとし続けられます。 チェナクルムに入る前にあなたは日没の太陽を眺め、暮れ…

午後六時から七時まで ◇イエズスはチェナクルムに向かう 崇むべき我がイエズスよ、あなたとあなたの悲しみのおん母の苦悩に参加したあと、私は、あなたがおん父の御旨が呼ばれる所に行くことを決心なさるのを見ます。 おん子とおん母のあいだの愛は、お互いを離れさせるには余りにも強く、あなたは母上の御心の中に留まられ、聖母はあなたの聖心のうちにご自分を置かれます。 そうでなければお二人にとって、別離は…

ああイエズス、おん母よ、あなた方に同情いたします。今あなた方の苦悩は果てしないものとなりました。お二人の心は、まるで互いの心を取り去ろうとするかのようです。 どうか私の心も地上からはぎ取り、それをイエズスの聖心に結びつけて下さい。そうすることによって、少しでも主の苦悩を私が受けることができますように。 お二人が固く抱擁し合い、最後の眼差しと接吻を交わし合っておられる間、私はその二つの御心の…

主のご受難の二十四時間 ◇聖木曜日 午後五時から六時まで ◇イエズスは聖母のもとからいとまを告げられる ああ天のおん母よ、別離の時が近づきました。それで私はあなたのもとに参ります。 あなたの愛と償いの苦しみを私に与えて下さい。あなたと共に一歩一歩、崇むべきイエズスのあとにつき従いたいのです。 さあ、イエズスが来られます。愛に溢れる心をもってあなたは主を迎えに走り寄ります。 蒼白で悲しげな主…

準備の祈り ああ、我がイエズス・キリストよ、私はあなたの聖なる神の現存のみ前に平伏し、あなたの愛情深い聖心に嘆願いたします。 どうかあなたの痛ましいご受難の二十四時間についての黙想をすることをお許し下さい。 その間あなたは私たちへの愛のために十字架の死に 至るまで、崇むべき御身体と聖なる霊魂において苦しむことを望まれました。 このご受難の時を黙想するあいだ、どうか私を助け、恵み、愛、知…

時刻の配分 (聖木曜日) 午後五時から、六時まで ◇イエズスは聖母のもとからいとまを告げられる 午後六時から、七時まで ◇イエズスはチェナクルムに向かう 午後七時から、八時まで ◇最後の晩餐 午後八時から、九時まで ◇ご聖体制定の晩餐 午後九時から、十時まで ◇ゲッセマネの園における最初の苦悩 午後十時から、十一時まで ◇ゲッセマネの園における第二番目の苦悩 午後十一時から、真夜中まで ◇ゲッセマネの…

励ましの言葉 ああ、イエズス・キリストを愛する霊魂達よ、または霊的生活をその専門の職務としている霊魂達、そして特にイエズス・キリストの花嫁として誓願をもって自身を奉献して修道生活を送るあなた方に呼びかけます。 これまでに言われたこと、またこれらの受難の時間を実行することによって、イエズスの聖心にどれほどの喜びをお与えすることができるかということについて考えてみて下さい。 この孤独な観想の霊魂…

このご受難の二十四時間を書き終わったとき、彼女はその天の花むこが自分に許して下さった特別の信頼を信じて、この小作品が主のお気に召すものかどうかを主に尋ねました。イエズスは彼女に答えられました。 「あなたが私の受難の二十四時間を書いたことにたいする報酬として、あなたが書いた ひとつひとつの言葉について一つの接吻をあなたの霊魂に与え、一つずつの言葉にたいして一つの霊魂をあなたに与えよう。」 この…

我らの主イエズス・キリストの御受難の二十四時間を読むに当たっての手引き、 この短い導入文は、ルイザ、ピッカレータによる「御受難の二十四時間」 第四版(一九二二年)に掲載された、福者アンニバレ・ディ・フランチャ師 によるまえがきの一部分である。 〔すなわちこの作品、「御受難の二十四時間」の価値とその有益性、およびそれが如何に我らの主に喜ばれるものであるかということについての説明〕 先ず著者ルイザから…

またイエズスは、他の機会にもこの孤独な霊魂に言われました。 「私の受難の時間は、私の祈りと償いのすべてと私の果てしない愛でいっぱいに満ちていた。黙想しながら償いのわさを果たすという、この尊い信心の行為は、本当に私の聖心から出たものである。 ああ私は、私の教会の中で私が愛する多くの霊魂たちによって密かに実行されるこの黙想のわさのおかげで、いったい何回この地上全体にとっての鞭を恵みへと変えるこ…

被造物の中の神の王国 我らの主のご受難の 二十四時間 愛心館 著者 ルイザ・ピッカレータ ルイーザ・ピカレッタ 1865年イタリア南部の小さな村コラートに生まれ、幼い頃から特別の 恵みを受ける。内なる声は、彼女に自分自身、及び全ての人々、全ての 事柄からの全き離脱と、ナザレの聖家族の隠れた謙遜で沈黙に満ちた生 活を規範として与えられる。 彼女は、イエズスとその聖なる母以外のことは求めず、神のご意思へ の…

メッセージによる使徒的平和運動 ファチマの聖母のみ心を体して、新しい世界平和運動が始められた。それは、軍縮や核兵器の廃止問題よりも先に、まず人類が神に立ち帰り、生活を改めるという根本的な問題を解決しなければ、恒久的真の平和はあり得ないからである。そこで、その運動の二、三を挙げて見よう。 ブルー・アーミ (反共世界平和運動) この運動の創立者米国ニュー・ジャージ州聖マリア教会のハロルド・コル…

「私が言ったように、もし人間が悔い改めて改善しないなら、父は全人類に恐ろしい罰を与えるでしょう。 それはかつて見たことのないような大洪水よりも大きな罰となるでしょう。空から火が落ちるでしょう。」  そして、聖職者も信者も容赦せず、人類の大部分を善人も悪人も滅ぼすでしょう。 生き残った者たちは、自分たちがあまりにも荒廃していることに気づき、死者を羨むでしょう。 あなた方に残る唯一の武器は…

冒涜の償いの聖母マリアに光栄を帰し奉るチャプレット このチャプレットは一般のロザリオを用いて祈られます。 はじめに次の祈願を唱えます。 「マリア、わが汚れなき御母よ、我御身に向かいてなされる恐ろしき冒涜により御身の汚れなき御心が受け給う攻撃に対する償いを捧げんことを望み奉る。 我御身を愛し奉らぬいとも多き忘恩の子らがため、御身を慰め奉り、御身に示されたる侮辱ゆえに非常に激…

https://youtu.be/XK5rMTXV_IQ?si=cxiz-Xs269k_leSf https://youtu.be/zcrDP63XpQc?si=HXBlVROouad_p0RX 初土の信心をして罪の償いを果たすことで3つの聖寵が与えられます。 1 自分のため 救霊 1925年12月10日、ルチアはスペインのポンテベドラでドロテア修道女会の志願者でした。聖母マリアは修室にいたシスター・ルチアに現れ、そのそばには幼きイエズスがおられました。聖母マリアは一方の手をルチアの肩に置き…

【至聖なるイエズスの聖心への効果的なノベナ】 �T おお、我がイエズス、御身は”まことに我汝らに告ぐ、願え、さらば与えられん、 探せ、さらば見出さん、叩け、さらば開かれん”とのたまえり。かつ我、 ・聖ジェルトルードの聖血の祈りにより、ダヴィドの精神を興し、もってまことの天使的牧者・大君主の登場に至る 恵みを乞い求め奉る・ 「主祷文」「天使祝詞」「栄唱」各1回。 至聖なるイエズスの聖…