みずほ銀行システム統合、苦闘の19年史 史上最大のITプロジェクト「3度目の正直」
胃を痛める本がついに出た 昨年、ついにみずほ銀行の新システムが稼働した。 苦節19年という長い歳月の中どのようなアプローチでここまでに至ったかをシステム開発の視点から論じた本が本書である。 # 本書の大きな章立て 本書は大きく分けて3つの内容で成り立っている。 - 新システムの特色、移行に当たり配慮した点を技術面で論じる - 新システム導入前に発生した大規模システム障害の内容、原因、対策 - 新システム導入後の展望(頭取のありがたいインタビューつき) 本書で一番胃を痛める内容、システム障害 実はこの本で一番面白いのはここである。周囲に同案件に関わっていないからこそ笑ってみることができるというの…
2020/03/05 15:59