老老介護の日々と本
おはようございます。エルです。鏑木連『残心』読了。今の私にピッタリとまではいかないけど老老介護を扱った小説。漫画家の夢破れてもタウン誌でライターとイラストをやっている若い女性が主人公。彼女の片付けられなさには親近感さえ覚えるし、気になることがあるとそれで頭が一杯になってしまい、上司の小言もどこへやら、というあたり、自分も廻りから指摘されたADD傾向を感じますが問題はそこではなく。老老介護の果ての心中事件が起こり取材に訪れたルポライターが第一発見者となる。そのライターに憧れと尊敬を抱く主人公が、一助となればと聞き込みをする内に不審な点に気付き…。例えばミステリーなら伏線回収が醍醐味?なのかもですが、改めて考えるとあれもこれも伏線だったかと感じます。今年になって読みはじめたこの作家の本の中で今1番好きかも。今日の良...老老介護の日々と本
2022/03/27 10:32