お金とモノから解放されるイギリスの知恵(井形慶子)
世界を広げるヒント第49回は「お金とモノから解放されるイギリスの知恵(井形慶子著)」です。 渡英経験60回以上の著者が日本と異なるイギリスの文化・価値観を紹介しています。 たとえば ・デパートの隣にあるマーケット街。そこでは安く半ば趣味に近い形で物が売られ、おしゃべりを売り手と買い手が楽しむ。 ・家は古い方が良い。昔ながらの置物を受け継ぎ、積み重ねて行く。古い置時計が逆に他人への自慢になる。 ・20〜30代まではあまり美容にお金をかけず、50代など高齢になってこそおしゃれを楽しむ。 (なお派手ではなくナチュラルが基本) いかがでしょう。あまり日本にはない考え方だと思いませんか。 海外のことについて書かれた文章を読むと、いかに自分が環境に染まっていて、思い込みに囚われているかが分かります。 たまにこういう本を読むと頭が色んな意味でクリアになってよいですね。 最後に一つ。 ・イギリス人はきわめて重い深刻な問題でも斜めから見てジョークのネタにする このような姿勢は、贅沢はせず「あるもので楽しむ」イギリス人の考え方の根底から出てくるのかもしれません。 行き過ぎは良くないかもですが、我々ももう少し意識して楽しんで生きるのもよい気がしました。 それでは、今日も読んでいただいて、ありがとうございました! 創造性 ★★★ 実用性 ★★★★★
2014/12/07 22:52