昔の子供達

昔の子供達

昔…というか、平安時代とか室町時代とかの子供達て、かなり勉強してきてたんやなぁ。例えば室町時代を生きた子供の1人、足利春王丸は兄、安王丸とともに幕府軍に処刑されてしもたんやけど…そん時に辞世の句を残しててな。それが以下の歌です。よろこびの世にあふ身とも(よにあうみとも)なりもせで青野が原の(あおのがはらの)露と消えまし(つゆときえまし)作足利春王丸嘉吉元年(1441年)4月16日刑死〔享年11歳〕相川や(あいかわや)裾をひたして(すそをひたして)ゆく袖に(ゆくそでに)垂井の露と(たるいのつゆと)消えも果てなん(きえもはてなん)作足利安王丸春王丸と並んで処刑された。〔享年13歳〕まだ11歳と13歳やのに、しかもこれから処刑されるという時に、こんな立派な辞世の句を遺されてな。まぁその時代は11歳以上から元服…成人と...昔の子供達