茶の湯 in サンフランシスコ　表千家

祥瑞につぃて

祥瑞とは中国明時代末期の崇禎（すうてい）年間に、日本からの注文により、江西省景徳鎮（けいとくちん）の民窯で作られた染付・青花のことです。器の底や内側に記された「五良大甫呉祥瑞造（ごろうたいほごよんずいぞう）」の銘から一部を取り、日本では祥瑞や呉祥瑞と呼ばれます。「呉家の家の五男の長子」が景徳鎮で作ったという意味と推測されています。その品質は土、呉須ともにとても高く美しい品が特徴です。わかりや…

2024/06/25 03:16

「寂然不動」- ‘Jaku-nen Fudoh’.

先週まで床の間に掛けられていたお軸は「寂然不動」。 これは「じゃくねんふどう」と読み、「易経」からの言葉です。 「寂然」とは、寂しいという意味ではなく、「穏やかで、静かな心」と言う意味です。「不動」は文字通り、動かないと言う意味。 森羅万象、全てのものは、常に変化し続けています。人間も自然の一部、常に変化しています。 ですから、どのような変化であったとしても、それが、自然の摂理ですので、動揺…

2024/06/19 10:45

阿漕 “Akogi”

添付の写真の茶碗は阿漕焼きで堀内宗心宗匠の字、絵です。 Wikipediaによりますと、阿漕焼（あこぎやき）は三重県津市で焼かれる陶器。名の由来は地名の阿漕浦に因む。萬古焼の流れを汲み、200年余りの歴史がある。三重県指定伝統工芸品。 阿漕焼の元祖は、萬古焼の元祖、沼波弄山の弟子であった沼波瑞牙であるとされる。瑞牙は藤堂藩の招聘によって当時の安東村にて窯場を開き、萬古焼を焼き始めた。このため…

2024/06/14 07:57