これからの暮らし

これからの暮らし

子供たちと話合って 私は動ける内に高齢者施設に入ることを決めた。 子供たちには いろいろ意見があったが 私の意見を押しきった。 公的施設なので 順番待ちがあり 直ぐには入れない。 待っている間に寿命が尽きる人だっているだろう。 とりあえず 身の回りの整理をしている。 縫うつもりで買ったままの布地を 使い切ることにした。 それが 可笑しいことに 貧乏性が抜けず 端の方からちびちびと 切り詰めて裁っている。 残しても 誰も使うはずはないのに 此の性分は 死ぬまで抜けないのかと あきらめた。 このぶんでは 使い残しの布地が 又たまるのではないだろうか。