探してた本
開口健のエピソードで、特に印象に残っている話がある。 八王子の山奥の部落に住んでいる老人が、豚を一匹密殺してそれを掘った穴に入れて焼いて食おうと言うエピソードである。なぜこの話が印象に残っているかは分からないが、どの本に載っていたのかは分からなかった。 なので、本屋の開口健文庫コーナーでは、いつもパラパラしながら探していたが見つからなかった。所が、先日ふらりと入った古本屋の芸術コーナーを見ていると、なぜかそれらの本の上に開口健の文庫が数冊置いてあった。 タイトルは白いページ、全三巻である。 ふとこの本ではなかったかな?と思い、ペラペラめくると、あった。 三巻目の、消えるの項目だ。 老人の名は、…
2018/11/25 21:13