早産予防のウテメリン投与された妊婦の子供の喘息罹患率は5歳で未投与児の2倍以上
▽国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)が10月11日、早産予防のためウテメリン(塩酸リトドリン)の点滴液を投与された妊婦から生まれた子供は、5歳時点でウテメリンを投与されなかった妊婦から生まれた子供よりも、喘息有症率が2倍以上高かった、と発表した。英国で発行される医学雑誌『小児アレルギーと免疫学』の最新号も掲載した。▽同研究センターアレルギー科の大矢幸弘医長らのグループが、同センターで2003年から5年にかけて妊婦登録した1550人のうち未回答だった3392人を除く1158人を対象に追跡調査した。1158人は、ウテメリン投与群94人非投与群1064人。生まれた子供が5歳になった時点で、質問用を用いて喘息罹患率を比較したところ、投与群は非投与群より2.04倍高かった。ウテメリン投与群のうち5歳時点で小児喘息...早産予防のウテメリン投与された妊婦の子供の喘息罹患率は5歳で未投与児の2倍以上
2017/10/12 00:01