淋しさは何色でもない

淋しさは何色でもない

一日のうちでいろんな事を考えているけれど、何の色にも属さないみたいな一日ってないですか?まろで心が渇いてしまっていて何も感じなくなってしまっている様なそんな一日はないですか?優しさも思いやりとかもお節介みたいに感じて誰とも話したくないし誰とも会いたくなくなっている。でも、それがまるで平和な自分の日常になっている様な気がするのです。優奈は誰も愛さない毎日仕事に追われて過ぎていった時間が無意味に思えるけど淋しくなどなかった。「甘い言葉になんか騙されない。」そう思いながら気が付いた時には40歳になっていたけど、それでも何も淋しくなどなかった。最愛の人は過去に居たけれども、今となればその人の事など思って時間を削るのも馬鹿らしくなっていた。ふと、一体何が楽しいのか?と思う。何も楽しい事なんてないのかも知れないのかも。そう...淋しさは何色でもない