今読んでる池内紀の本の中で
今読んでる池内紀の本の中で、山に登って、頂上に着いたとき、 声に出すと、何かが終わってしまうような気がしてならない。(中略)私たちはともにソッポをむきあったまま、しばらくのあいだ茫然と山頂の岩陰にすわっていた。 とあって、同じく本の中で辻まことの文章というか詩を引用して、 登りつめたそのとき、バンザイとさけんでいたら、あるいはヤッホーと声に出して息をはいたら、私の何かが終わっただろう。 と、ある。 その、終わってしまう「何か」、とは何か? なんとなくわかるような気がするけどうまくいえない。それを説明しようとすると、またさらに手前にある「何か」が終わってしまうような、そんな何か、、。いくつもの要…
2013/04/25 19:44