流れる文字とささやかな日々

『とにかく仕組み化』/安藤広大/ダイヤモンド社

仕事を回し、組織を大きくしていく。そのためには、仕組みかが重要とのこと。理念を掲げ、ルールを明文化し、適切な人に適切な権限を与え、役割を演じ、部下と適切…

2024/03/24 23:34

『52ヘルツのクジラたち』/ 町田そのこ / 中公文庫

誰にも届かない声で、それでも誰かに届いてほしいと祈りつつ、声を上げるクジラ。決して群れにはなれない彼女たちは、孤独の中でもがき苦しむ。幸せを探し、人の温かさ…

2024/02/12 18:02

『YOUR TIME ユア・タイム』/ 鈴木祐 / 河出書房新社

単なる時間術の本ではなく、時間とどう付き合うかの本。最初に、“「時間をマネジメントする」という発想の根本に無理がある”と言い切ってしまっているところに、驚き…

2024/02/12 11:19

『リボルバー』/原田マハ/幻冬社

以前読んだ『たゆたえども沈まず』がすごく良くて、手に取った本作。今作は現代のオークションハウスに勤める冴が主人公の物語。この作品を通して、再びゴッホに会え…

2024/01/28 21:50

『変な家』/雨穴/飛鳥新社

話題の本で、表紙とタイトルに惹かれて購入。つかみと発想はかなり惹かれるものがあったのだけれど、正直にいうと少し物足りなかったかな。家の間取り図をテーマ…

2024/01/26 08:50

『深い河』/ 遠藤周作 /講談社

読書会の課題図書きっかけに手に取った本。人々の群像劇。テーマは、生と死。善と悪。それとも愛か、それぞれの苦しみか。すごく重たかった。宗教や生死感と対峙す…

2024/01/14 22:41

『だから僕たちは、組織を変えていける』/斉藤徹/クロスメディア・パブリッシング

時代が移り変わる中、組織はどうあるべきなのか。僕たちは、組織をどう動かしていくべきなのか。そもそも、自分自身の仕事に対するモチベーションも上がったり下がったり…

2023/11/26 23:45

『光の帝国常野物語』/恩田陸/集英社文庫

恩田陸らしい、どこか不思議で、不気味で、不可解な雰囲気を漂わせる物語。不思議な能力を持つ人たちの、繋がらないようで繋がる群像劇。すごく面白いというわけでは…

2023/11/19 22:07

『電車のなかで本を読む』/島田潤一郎/青春出版社

すごくいい本だった。日記のように本を1冊紹介しつつも、島田さんの日常の中での考え方が綴られている。優しく温かい文章で。気持ちのいい1冊です。電車のなかで本…

2023/11/16 22:08

『星を撒いた街』/上林暁/夏葉社

装丁がすごく素敵な本。上林暁、実はこの本を読むまでは詳しく知らなかった方でした。淡々とした文章の中に感情の機微が見え隠れする素敵な文章を書く方でした。特…

2023/10/08 18:09

『眠れなくなるほど面白い自律神経の話』/小林弘幸/日本文芸社

年齢のせいもあるかもしれないけど、最近どうも調子が狂いがち。そう思って旅先で手に取った本。自律神経を整えるノウハウがしっかり。大学の教授が書いた本ということ…

2023/08/15 17:26

『ちいさなちいさな王様』/アクセル・ハッケ作、ミヒャエル・ゾーヴァ絵/講談社

僕の家に現れるちいさなちいさな王様。ベアグミが好きで、歳をとるごとに小さくなっていく。ドイツの作品。大人になるにつれて、忘れてしまう子供の頃の視点や可能性…

2023/08/13 14:57

『たゆたえども沈まず』/原田マハ/幻冬者文庫

川の流れに翻弄され、たゆたうことはあっても、決して沈まない。そんな生き方を。フィンセント・ファン・ゴッホを取り巻く人達の物語。それぞれが、それぞれの想…

2023/03/28 22:41

『本日は、お日柄もよく』/ 原田マハ/徳間文庫

言葉の魔術師。人の心を動かし、人を動かす。そんな人は格好いいし、そうなりたいものだと思う。でも、それはとても大変なことだろうし、大変な努力がいるのだろうな。…

2023/02/25 22:50

『楽園のカンヴァス』/原田マハ/新潮文庫

▼あらすじアンリ・ルソーの「夢」をめぐる物語。隠された作品「夢を見た」。それは、本物か贋作か。手違いで招待状を手にした「ティム・ブラウン」と日本人研究者…

2023/01/23 22:41

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』/村上春樹/文春文庫

久しぶりの村上春樹。彼らしいゆったりとしていて、少し暗い物語。進んでいるようで進まない物語。人は誰しも、死の淵を彷徨うような気持ちになることはあるのだろう…

2022/09/11 21:05

『数値化の鬼』/安藤広大/ダイヤモンド社

数字が全てではない。ただ、その前に、数字をこなしていくことが重要だ。仕事に関しては色々な考えがあると思う。けれど、人が成長していくためには、やはり定量的…

2022/08/15 17:53

『時間の超基本』/二間瀬敏史、吉武麻子/朝日新聞出版

人は時間に縛られる。時間は有限である。それゆえに、常に人は時間について考える。現代人の誰しも、時間を効率よく使いたいと考えるものだと思う。どうしたら…

2022/08/12 15:29

『「空腹」こそ最強のクスリ』/青木厚/アスコム

16時間の空腹の時間。それにより内臓が休まり、オートファジーが働き、高血圧、老化、生活習慣病を防ぐ。無理のない範囲で試してみようと思う。結果はそれから。「…

2022/06/15 22:09

『リーダーの仮面』/安藤広大/ダイヤモンド社

リーダーとは、何なのか。何がいいリーダーなのか。それを教えてくれる。リーダがどうたち振る舞えば、組織がうまく回っていくか。僕自身、悩むところがあり手にと…

2022/06/12 21:34

『不老長寿メソッド』/鈴木祐/かんき出版

健康や長寿に関して、「運動」、「ファスティング」、「メンタル」、「栄養」、「睡眠」、「美肌」等、さまざまな視点で書かれている。どれも実用的ですごく参考になる本…

2022/05/14 11:52

『エフォートレス思考』/グレッグ・マキューン/かんき出版

【ポイント】エフォートレスな精神：肉体的にも精神的にも疲れがなく、エネルギーに満ちあふれた状態。精神が研ぎ澄まされ、隅々まで注意が行き渡る、今このときを味わい…

2022/01/01 21:56

『医者が教える食事術最強の教科書』/牧田善二/ダイヤモンド社

細かな話も色々と書かれてあるけど、一番は糖質の摂取を控えること。それにより、血糖値の変動をコントロールすることが重要だと書かれてある。また、添加物（人工…

2021/05/30 14:33

『人新世の「資本論」』/斎藤幸平/集英社新書

人新世の「資本論」。資本主義というものを今まで全く勉強してこなかった。考えたことも、実はあまりなかった。資本主義の世界では、基本的に全ての経済活動は拡大の…

2021/05/09 16:05

『夜と霧』/ヴィクトール・E・フランクル/みすず書房

強制収容所の話。文字を読むだけで、その全貌がわかるはずもなく。その体験の全てを感じ入れるわけでもないのだが。精神科医が見た事実を知った。それは紛れもない事実…

2021/02/09 19:52

『ゴミ人間日本中から笑われた夢がある』/西野亮廣/KADOKAWA

映画「えんとつ町のプペル」に向けての考えやエピソードが描かれた本。自己啓発本のような捉え方（読み方）でいいのかな。具体的な何かの知識が手に入る本ではないのだ…

2021/01/01 13:51

『ブレインメンタル強化大全』/樺沢紫苑/サンクチュアリ出版

定期的に読み返したい本。心身を整え、健康に且つ自分のパフォーマンスを最大限に生かしていくにはどうしたらいいのかが書いてある1冊。大きく分けて「睡眠」「運動」…

2020/12/27 12:39

『シンデレラの罠』/セバスチアン・ジャプリゾ/平岡敦訳/創元推理文庫

一体、私は誰なのか？誰が死に、誰が殺したのか？足りないピースを埋める必要があるのに、足りないピースが何なのかわからないもどかしさに苛まれる。そんな感じの物語…

2020/12/27 12:18

『ツナグ』/辻村深月/新潮文庫

死者は生者の為に存在するのか？そうかもしれない。懐かしく思うのも、思い出に縛られるのも、生者だ。どの話も涙が止まらないのは、きっとどの物語も根底に流れている…

2020/12/08 22:29

『コンビニ人間』/ 村田沙耶香/文藝春秋

“正常”とは何だろう？“異物”とは何だろう？世の中は正常なものだけが残り、異物とみなされると排除されるのか？必死に、正常であろうとする主人公。本当は世の中に…

2020/11/23 11:08

『自分を操り、不安をなくす究極のマインドフルネス』/ メンタリストDaiGo/PHP研究所

マインドフルネス。今、あるがままを見つめる。過去や未来に左右されない、感情ではなく、状態を見つめること。心をしっかり整えること。すごく大切なんだと思います…

2020/11/18 22:47

『神は詳細に宿る』/養老孟司/青土社

意識とはなんだろう？人の体の細胞は絶えず入れ替わっているのにも関わらず、意識は継続している。そして、人の意識は自分たちの世界を作り出す。動物たちのように絶…

2020/11/15 11:13

『生きるはたらくつくる』/ 皆川明/つるとはな

大切なことを刻んでくれる。何かの行動やつくったもの自身が大切なのではなく、その先にある「よい記憶」こそが大切なのだという。その「よい記憶」は生き方を変える。…

2020/09/30 16:48

『ハリー・ポッターと死の秘宝 7-3』/ J.K.ローリング/静山社

ハリー・ポッターとは何だったのか？少年の成長の物語だ。叔母の家に引き取られ、虐げられていた少年が、少しずつ逞しくなり。自分中心で、悪戯好きな少年が、友人たち…

2020/09/18 17:23

『ハリー・ポッターと死の秘宝 7-2』/ J.K.ローリング/静山社

ダンブルドアとは？グリンデルバルトとは？死の秘宝とは？何を信じ、何を行えばいいのか。解らぬまま、彷徨い、迷い、進んでいく。ダンブルドアが本当に意図…

2020/09/05 10:12

『ハリー・ポッターと死の秘宝 7-1』/ J.K.ローリング/静山社

さすが最終巻というべき展開の速さ。迫りくるヴォルデモート。ダンブルドアの謎。何よりクリーチャーの真実。彼の真実は、こんなにも切ないものだったとは。ぞわぞわと…

2020/08/18 14:43

『つけびの村噂が5人を殺したのか？』/ 高橋ユキ/晶文社

小さな集落で起こった連続殺人事件。犯人は夜な夜なカラオケを行なっていた男。なぜ、彼は殺人を犯したのか。事件を追ったノンフィクションもの。前半は、事件の影を…

2020/08/10 21:16

『ハリー・ポッターと謎のプリンス 6-3』/ J.K.ローリング/静山社

こうなることは薄々感じてはいたが、まさか本当に、ダンブルドアがいなくなってしまうとは、、、。洞窟の中で、苦しみながら水を飲み続ける彼の姿、襲いくる死体た…

2020/08/05 21:42

『ハリー・ポッターと謎のプリンス 6-2』/ J.K.ローリング/静山社

何かを企むマルフォイ。そして、拗れる恋愛事情。そっかぁ、ハリーはジニーがいいんですね。なんとなくその良さはわかる気がします。気になるのは、やっぱりプリン…

2020/07/27 00:34

『ハリー・ポッターと謎のプリンス 6-1』/ J.K.ローリング/静山社

スネイプに迫る死喰い人。そして、何らかの役目をおったマルフォイ。新たな講師スラグホーン。会話を始めるこちらの首相とむこうの大臣。さて謎のプリンスとは誰なのか…

2020/05/12 18:56

『日本再興戦略』/落合陽一/幻冬舎

今後、AIやその他の技術が進歩していく中で、僕らの生活がどのように変わるか。そして、日本にいる僕らはどのように変わっていかないといけないのか。「1つの仕事に…

2020/05/09 18:12

『アイネクライネナハトムジーク』/ 伊坂幸太郎/幻冬舎文庫

“『あの時、あれがあの子で、俺は本当によかった』って思えるのが一番凄いことなんだ”珍しい伊坂さんの恋愛小説、連作短編。偶然か必然か、人はどこかで繋がり繋がれ…

2020/05/03 15:41

『一緒に冒険をする』/西村佳哲/弘文堂

“お金の代わりに使われなくなったのは、感性と、想像力と、関係と、自分たちが生きていく空間を、自分たちの手でつくり出してゆく力でしょうか“2015年に開催さ…

2020/02/02 13:47

『アフターデジタル』/ 藤井保文・尾原和啓/日経BP社

今の日本は、ビフォーデジタルという。先んじて進んでいる中国のように、変化していくのだろうか。その時の生活は？ビジネスは？知識を入れるための1冊でした。 …

2020/01/11 17:01

『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 5-1』/ J.K.ローリング/静山社

いつになく暗い雰囲気ではじまり。ハリーもモヤモヤするし、これからどうなっていくのだろう。対立と隠された何か。少しずつ何かが滲み寄る感じがなんとも言えない。 …

2020/01/02 00:54

『あひる』/ 今村夏子/書肆侃侃房

▼あひる気持ち悪いと思った。取り替えられるアヒル（のりたま）も、何かにつけて祈る家族も、そしてわたし（主人公）も。どことない文章で、何気ない日常を描いて…

2019/12/07 14:32

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット 4-3』/ J.K.ローリング/静山社

遂に復活するヴォルデモート。ページが進むごとに、物語が熱を帯びてくる。誰が敵で、誰が味方なのか。仲間（セドリック）の死は悲しく、スネイプとシリウスの和解（？…

2019/09/14 13:16

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット 4-2』/ J.K.ローリング/静山社

はじまる三大魔法学校対抗試合。なぜか選出されるハリー。そして、深まる謎。個人的には、ダンスパーティの下りが好き。ハーマイオニーとクラムの絡みがなんとなくいい…

2019/08/25 15:12

『後悔しない超選択術』/ メンタリストDaiGo/西東社

日々、自分がどのように選択をしているのか。何を基準に、どういう考えで選択をしているのか。自分なりにはしっかりと考えているつもりだったが、様々なバイアスに支配…

2019/08/25 15:10

『アウトルック最速仕事術』/ 森新/ダイヤモンド社

アウトルックの仕事本。どうしても時短したくて購入。自分にあっているやり方と合っていないやり方があると思うので、ひとつひとつ確認中。ショートカットは慣れてくる…

2019/07/29 22:22

『ハリー・ポッターと炎のゴブレット 4-1』/ J.K.ローリング/静山社

ヴォルデモートの不穏な動きから始まる本章。クディッチ・ワールドカップ等、お祭りの中、様々な問題が発生し、そして最後にネビルがいなくなる。これから動きだす…

2019/06/30 11:24

『新世界』/西野亮廣/株式会社KADOKAWA

新世界。すごく惹き込まれる本でした。僕たちは「信頼」を稼ぐべきで、その結果として「お金」が発生する。それを熱く、具体的に語ってくる。信頼を勝ち…

2019/05/14 22:27

『図解・最新難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください！』/山崎元・大橋弘祐

お金の安全な運用の仕方。全ては、この本の最後（P94,P95）に記載しているとおりなのだろうけれど、何故、そうなるのか細かく丁寧に解説してくれている。どうし…

2019/05/13 23:36

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 3-2』/ J.K.ローリング/静山社

黒い犬の真実、アズカバンの囚人の真実、ハリーの父の真実。次第に明かされそれぞれの真実に、少しずつ温かいものを感じてしまう。最終的にすべての人たちに、それら全…

2019/05/02 17:24

『砂の女』/安倍公房/新潮文庫

道をさまよい、その集落に迷い込む主人公。砂の穴の中に閉じ込められた彼の生活は、環境に縛られた僕らの生活の比喩なのだろうか。それでも、その環境に慣れ、抜け出せ…

2019/04/30 16:04

『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 3-1』/ J.K.ローリング/静山社

シリウスブラックに狙われるハリー。死神犬の影。吸魂鬼。全体的に、暗い雰囲気の中。真実はどこに。物語はこれから。ルーピンの正体は一体、、、。 …

2019/04/22 23:32

『朗読者』/ベルンハルト・シュリンク/新潮文庫

久々の海外文学。主人公の年齢は若干15歳、ヒロインのハンナは主人公の母親くらいの年齢。年の差を超えた愛とそこに潜む深い葛藤の物語。前半は甘い恋愛小説…

2019/03/22 07:58

『10年後の仕事図鑑』/堀江貴文・落合陽一/SBクリエイティブ

これから先、時代はもっともっと進んで行く。仕事は大きな変化を遂げると言われている。単純作業は無くなり、僕たちはもっともっと、自分たちで頭を動かして取り組む…

2019/03/16 23:16

『ハリー・ポッターと秘密の部屋 2-Ⅱ』/ J.K.ローリング/静山社

“自分が本当に何者かを示すのは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということなんじゃよ” ダンブルドアのこの一言に、この物語の全てが…

2019/02/24 17:36

『ハリー・ポッターと秘密の部屋 2-1』/ J.K.ローリング/静山社

ハリー・ポッターシリーズ2巻の前半。ドビーから警告を受け、それでもホグワーツに戻るハリー。嫌な予感が常につきまとう。秘密の部屋を開けたのがマルフォイであ…

2019/01/31 11:12

『超AI時代の生存戦略』/落合陽一/大和書房

落合陽一が説く、個人の生き方。今後、人工知能が発達した世界で僕たちの生活は、生き方は、どのように変わっていくのだろうか。仕事は決してなくならないだろうとは…

2019/01/19 17:40

『ハリー・ポッターと賢者の石 1-Ⅱ』/J.K.ローリング/静山社

映画を先に少しだけ見てしまっているから、なんとなく絵がイメージできるんだと思う。ハリーやロンやハーマイオニーの顔。なんとなく懐かしくもあり、少しワクワク…

2019/01/07 01:55

『独立国家のつくりかた』/坂口恭平/講談社現代新書

かなり危なく、ぎりぎり面白い。そういった印象だった。今の国家を否定し、新しい国家をつくるということ。それは、坂口さんが考えて考えて考えた結果の、行為だ。…

2019/01/04 22:55