「私と小鳥と鈴と」 金子みすゞ
人は皆素晴らしい個性を持っており、「あなたはあなたでいいの」だということを言った詩という一般的な解釈は、かなり一面的である。(日本名詩選2[昭和戦前編]西原大輔著)〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜「私と小鳥と鈴と」金子みすゞ私が両手をひろげても、お空はちつとも飛べないが飛べる小鳥は私のやうに、地面を速くは走れない。私がからだをゆすつても、きれいな音は出ないけど、あの鳴る鈴は私のやうにたくさんな唄は知らないよ。鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがつて、みんないい。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜「人は皆それぞれに特色を持って生きている。人と違った部分がしんどいこともあるけどそれもまた自分、その違う部分も長所かもしれない。違う部分も含めて自分を大切にしよう。」そんなメッセージを無生物をも引き合いに、何もかもが優劣をつけ...「私と小鳥と鈴と」金子みすゞ
2021/11/09 06:47