ロシア語だけの青春 ミールに通った日々
黒田龍之介氏の『ロシア語だけの青春ミールに通った日々』を読んだ。外国語学習の独特な雰囲気が出ていて、自分のことじゃないのに『ミール』が懐かしい気がした。僕も29歳のころだったと思うけれど、大阪の『東洋中国語学院』というところで中国語を勉強していたことがある。夕方6時半から1時間半、週2回の授業があった。このことは前にも書きました。この『ミールに通った日々』を読んで、そのロシア語の教え方がとてもストイックで気に入りました。この本の中で黒田氏はこう言っています。『講演会で外国語学習について話したときに、こんな質問が出た。「ひたすら発音して、暗唱してという、ミールの方法についてどう思いますか」答は決まっていた。わたしはそれ以外に知らない。本当に知らないのである。』出来るだけ正しい発音で読み、文の構造・意味を分かった上...ロシア語だけの青春ミールに通った日々
2021/08/11 17:16