エヴァQはなんであんなにヒットしているのかを考えている時に考えたこと
内田樹さんが今日のブログエントリー『『菊と刀』と領土意識について』の中で、「内/外」の話をされていた。 ウチの研究室の主題の一つは「内と外の間」である。 内田さんはベネティクトが読み落とした日本人的特性として、「どこまでが『うち』なのかがよくわかっていない」と指摘している。それは確かにそうかもしれない。建築における「内と外の間」でも、僕なんかは「軒の深さ」や「明暗の曖昧さ」、「空間(フォルム)の曖昧さ」に惹かれてしまうところがある。谷崎潤一郎の羊羹もそうかもしれない。 最近、留学帰りの後輩と話していて「なんで海外の建築家は日本にあまり名作をつくらないのか」ということが話題になった。最近決まった…
2012/11/30 02:17