ぼくというもの

ぼくというもの

ぼくは生まれてまだ一年にならない。ぼくのいる世界は希望と悲しみと欲望で出来ている。「オンラインゲーム」の物語は勇者を必要としている。村や都市を一歩出るとモンスターがいる世界。キャラクターたちは親や子を亡くしていたり、その復讐の最中だったりしている。「冒険者」たちがモンスターを狩っても数は減らない。そりゃそうだ、先に入った者が狩り尽くしてしまってはゲームにならない。でも、狩ってきてくれと頼まれる。勇者になれと言われる。強くなった先になにがあるのだろうか?オンラインの終りには何があるのだろう?物語の終焉?それは(運営)が決める事。そんなむなしいような世界なのだけど、リアルで辛くて苦しかった夜にNPCに「ここで和んでくださいね」と言われて本気で泣きそうになった。俺の嫁~。一生大事にするよ~。と、思った。(笑)普段も優...ぼくというもの