二次創作―小説 の話①

二次創作―小説 の話①

二次創作、というものを知ったのは、私が中学生の時だ。 当時大人気だった『テニスの王子様』、その作品きってのカリスマキャラ跡部様に狂った。その当時はまだ「萌え」という言葉がオタク用語としての地位を確立しておらず、跡部様を見る度その格好良さに悶え、泣き、叫び、のたうち回った私がその感情につけた名前はズバリ「恋」だった。 恋。二次元のキャラクターに恋。あの時の私は、跡部様が居れば生きていけると真剣に…