保存と保存機能
タイトルで書いたように人間社会においては保存という方法を切り離すことができない。太古の社会、日本でいえば一万数千年間続いた縄文時代になるが、その長い年月人々は生きるために欠かせない食料を土壙、(土の中に底が広がっている穴)ここでは高根沢町(栃木県塩谷郡)の縄文時代中期の代表的遺構の一つとなっている・・・袋状土坑はクリ・ドングリなどの堅果類やヤマイモ・ユリなどの根茎類を貯蔵するために掘られた穴で、入口が狭く底が広がる竪穴状の遺構である。袋状土坑の盛行は植物質食料が安定的に確保されたことと、その加工技術の発達したことを示している。このような形態に穴を掘るのは、普通の円筒形の穴を掘るのに較べかなりの手間がかかる。しかし、外気に触れる開口部の面積が少ないことから鼠の害を防ぎ、一定の温湿度を保ち、広い貯蔵空間を確保するた...保存と保存機能
2018/03/19 08:57