だいこーかいじだい
フーシ派のあれやこれやでスエズ運河を通りヨーロッパ各港と貿易していた貨物船の多くが南アフリカ喜望峰周りとなっている。海域自体は広大だけれど、少し南下するとそこは唯一遮る大陸が無いままに地球を一周できる緯度であるが故に「吠える40度」と呼ばれるほどの荒れる海の為に実際にはかなり狭い海峡のように船がひしめき合っている。こんな事になると分かっていれば船を一隻チャーターして喜望峰を通る貨物船相手に海上コンビニを営業すれば大儲け出来たかも。でもそんな事誰もが考える事だろうし、そうなるとそういった商売船を相手にしたいかがわしい風俗船や闇の賭博船も集まりまるでそこは19世紀半ばのフロンティア。そう、今や南アフリカ沖を舞台にした大航海時代だ。しかしそうなると当然集まってくる近代兵器で武装した海賊たち。世界中での緊迫した情...だいこーかいじだい
2024/01/31 19:34