小石ズリズリ、小石カタカタ
平成バブルの建設ラッシュ期。多くのゼネコンや工務店は、次々舞い込む仕事の処理にてんやわんや状態。必然、建材料インフレも巻き起こる。例えばセメントが値上がったり、中には工期通りの確保が難しくなったりする。そこで、例えばモルタルのしごき施工をベテラン左官職にやってもらう。ベテランは早くて綺麗な上に薄塗りが出来て、人工代が高くても諸々元が取れて重宝がられた。こんな事を続けた結果、若手が育たっていない。そんな若手が厳しい建築不況下で生き残られるのか。というような記事を、バブル崩壊後の経済誌で読んだ事がある。 工期は別に良いとしても、材があまり無い中でベテランどころか若手左官職でも無いお父さんが薄塗り。…
2018/04/30 21:07