一行だけで。
✳︎今回のブルータス「一行だけで」を読んでいる、面白い。言葉とか観念は、この迷いようのない現れそのものに”仮の選択肢”を与えることが出来る魔法のようなものだけど、これが原因で迷いが生じることになる。なぜ迷うのかというと、自分で選択肢を創ってしまっているからで、選択肢があるから疑問というものが起こって、それでどんどん複雑になっていくから。はじめから、誰も何もしようがなくバチっと(一択で)あるだけの”現れそのもの”に、自分なりに深みや幅を持たせようとするのは、娯楽にも極楽にも地獄にもなり得る。だから面白い。だけどそんな極楽や地獄は一旦休憩してもいいから、現実をハッキリさせたいというなら、何もしないで認識の全てをそのまんまにしておくのがシンプルで手っ取り早い。よし、じゃあ少しやってみようかなと思って、少し経って...一行だけで。
2024/05/21 13:04