坐ること

坐ること

いいからしつこくしつこく。やっぱりもう飽きたながやって来たらそいつをしっかり見届ける。たんたんと。余計なことはせずたんたんと。腹が膨れて腹が凹み、息が入って息が出る。飽きもせずに想いが現れ居場所を探せず消えていく。観る。みる。やっぱりもういいやが現れたらでしょうね、だよね、と見届ける。たんたんと。身体がアピールしてきたら連動する思考に注目し、思考を見張りながら身体の好きにさせる。たんたんと腹が膨れて腹が凹み、息が入って息が出る。今日はこの辺でと思考が空気を読もうとしたらそいつの首輪を外してあげてどこでも自由に解き放つ。気が済んだらきっと気づきの床に静かに沁み入る。たんたんと。ゆっくり動く欲の影にその気配にそっと寄り添い消滅を見届ける。虹の残り香をしっかりと嗅いでみるようにそこには欲には実態というものが絶望的に無...坐ること