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目高の子目二つで泳ぎける
目高の子目二つで泳ぎける(めだかのこ めだまふたつで およぎける) 目高は大きくなっても数センチなので稚魚は目玉だけが生きている感じでもある。私は釣りなどで水に透く鯊の稚魚をよく見かけますが、同様です。この詠もまた幼き者への哀悼の
2018/04/30 19:00
押し寄せて子等の歓声海開き
押し寄せて子等の歓声海開き(おしよせて こらのかんせい うみびらき) 今年の関東地方は梅雨明けはまだだが、海開きは十六日に多くの所で行われた。神事の後に歓声を上げて海へ入るが子供たちの元気な声に夏の来るを思う。私の子供の頃は泳ぐよ
2018/04/29 19:00
手庇に農夫見回る青田かな
手庇に農夫見回る青田かな(てひさしに のうふみまわる あおたかな) 農家では田植え後も見回りをして水の管理や雑草を取る今では水もポンプで汲むが昔は水喧嘩などもあった。この近くの旭市干潟の干拓田は江戸時代から初めて昭和の中ごろにやっ
2018/04/28 19:00
若水や墨する音のかそけくも
若水や墨する音のかそけくも(わかみずや すみするおとの かそけくも ) 新年二日は書初めや筆初めで若水を汲み墨を摺る、その音は静かで少しだが丁寧にゆっくり心を込めて摺る。京都の菅原道真公を祀る天満宮では二日から四日までに天満書の行
2018/04/27 19:00
寒に入る無力と言える悟りかな
寒に入る無力と言える悟りかな(かんにいる むりょくといえる さとりかな) 仏語の悟りは真理を知る覚悟をすることでもあり、修行僧が座禅などで悟りを開きますが、俗人も日々の生活の中で生きる術を知るし、大自然の地震台風水害などへもすべて
2018/04/26 19:00
歌の碑や見下す崖の紅椿
歌の碑や見下す崖の紅椿(うたのひや みくだすがけの べにつばき) この歌碑は何処で誰の歌だろうか、例えば伊豆城ケ崎のつり橋近くには城ケ崎ブルースの歌碑があり眼下の崖も恐ろしい。伊豆には山にも海辺にも椿が多く以前に天城の踊り子街道を
2018/04/25 19:00
南国の奄美の里の椿林
南国の奄美の里の椿林(なんごくの あまみのさとの つばきりん) この甘みの里は鹿児島市に在る観光施設かも、そこには日本庭園やレストラン、大島紬など楽しめる、暖かい南国では早くから椿の林にいろいろな種類の花が咲くであろう、昔に石垣島
2018/04/24 19:00
谷一つ野焼の煙覆ひけり
谷一つ野焼の煙覆ひけり(たにひとつ のやきのけむり おおいけり) 昔は山焼き、畑焼き、野焼き、蘆焼きなどがあり、害虫の駆除や灰を肥料として、麦、蕎麦、小豆、菜種など育てるが今では椎葉村の畑焼き、秋吉台の山焼き油、渡良瀬川の蘆焼きが
2018/04/23 19:00
冬市場能登の漁婦どち車曳き
冬市場能登の漁婦どち車曳き(ふゆいちば のとのりょうふ どちしゃひき) 能登の朝市は有名で朝早くからリヤカーなどで漁婦や農婦たちが露天の準備をする、会話も店を見て回るのも楽しいが母や祖母似の人に会うと胸も熱くなるし小雪の散らつく日
2018/04/22 19:00
梅鉢の商家の家紋加賀おでん
梅鉢の商家の家紋加賀おでん(うめばちの しょうかのかもん かがおでん) 梅鉢紋は加賀百万石前田家の紋で昔は使えないが今では商魂逞しく使う。又おでんの具に蟹、トウモロコシ、梅貝などあり、夏でもおでんがあるのが金沢の特長。旅の当地への
2018/04/21 19:00
畒々に茎の色艶蕎麦の花
畒々に茎の色艶蕎麦の花(うねうねに くきのいろつや そばのはな) 蕎麦は春と夏撒き、筋撒きとばら撒きがあるが昔は焼き畑でのばら撒きが多かった、米の代わりに窮耕作物でもあったが白い花と淡い紅色の茎は可憐で素朴でもある。
2018/04/20 19:00
筑波嶺のいま夕焼の里紅葉
筑波嶺のいま夕焼の里紅葉(つくばねの いまゆうやけの さとこうよう) 筑波山は古来から歌会の山でも有名、また山麓は果物の産地で桃、なし、葡萄、柿、蜜柑などを産する。ことに夕焼の西側の千代田や小野の里は柿の紅葉も憐れも秘めて美しい。
2018/04/19 19:00
行く人の染まりて淋し紅葉山
行く人の染まりて淋し紅葉山(ゆくひとの そまりてさみしい もみじやま) 紅葉は赤や黄色で見た目には華やかだがどこか淋しい思いがあります。それは散る目前や人の晩年にも似るからでもありましょう。紅葉狩りの人が染まりながらも行く背は少し
2018/04/18 19:00
柚子落つる次ぎの世もまた男たれ
柚子落つる次ぎの世もまた男たれ(ゆずおつる つぎのよもまた おとこたれ) この詠は追悼の句でもあり、また自分の願いでもある様です。柚子はまだ小さい頃と熟れ残ったのが多く落ちます。来世は男か女かに生まれるのが幸せかは解りませんが、歳
2018/04/17 19:00
遺骨なく墓なく盆の七十年
遺骨なく墓なく盆の七十年(いこつなく はかなくぼんの ななじゅうねん) 作者の父は何処の地で戦死だろうか、今も各地に帰らぬ遺骨が多い。今年は戦後七十年で私も遺児だが児と言うより老人である。墓も無きは特別な事情があるのかも、せめて亡
2018/04/16 19:00
迎え盆そこに父母在すごと
迎え盆そこに父母在すごと(むかえぼん そこにちちはは ざいすこと) 盆は地方により日が異なるが、大方は八月十三日からで会社の休みに合わせる。その迎え盆の仏間には父母がすでに座しておわす思いの句でしみじみする。また、「魂棚やそこに父
2018/04/15 19:00
親の役これでよしかや時鳥
親の役これでよしかや時鳥(おやのやく これでよしかや ほととぎす) 時鳥は初夏を告げる鳥ですが、卵を鶯の巣に産み育てて貰う習性があるとも、子供の虐待の多い現代でもあり人の事も思い合せて俳譜の哀れを込めた句です。不如帰、子規などとも
2018/04/14 19:00
迷い亀古き館の裁判所
迷い亀古き館の裁判所(まよいかめ ふるきやかたの さいばいしょ) 裁判所は人を裁く厳粛な所である、この近くでは麻生にあるが訪ねたことはない、そこへ亀が迷い込んでいるのかも。人も迷い罪を犯すが亀の迷いもそれらを込めて俳譜の哀れもある
2018/04/13 19:00
2018年4月 (1件〜100件)
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