雨音の、色

雨音の、色

未だ夢の中から抜け出せない心で焦点も合わない程ぼんやりと眺めていたせまい窓に飛び込んできた鮮やか過ぎる「青」が、一瞬で視界から消えた其れが、満開の紫陽花だと知って季節のうつろいに徐々に目覚める朝