小説、エッセイを読むのが好きです。小説家に憧れつつ何もしないまま時を重ねてきましたが、図書館で偶然手に取った短編小説集をきっかけに筆をとってみました。 名前はまりと読みます。よろしくお願いいたします
地面をじっと見るようにうつむいて立っていた。亮太の横を大勢の人間が行き来する。早足の人、小走りの人、立ち止まる人、ゆっくり歩く人。通り過ぎる人たちは口々に何か…
四月生まれが羨ましい。中学生の頃、裕子はそう思っていた。イルミネーション、夜景から朝露に差し込む太陽、そして宝石。光り輝くものが大好きな裕子にとって、ダイヤモ…
自己紹介した後、皆と一緒に居づらくなった私は、ビジターセンターの外に出るとベンチに座って空を見上げた。 真っ暗な空に、多数の星が輝いている。 全ての星は太陽の…
幼い頃から岡山県の静かな町で暮らしていた風子だが、一念発起して東京暮らしに挑戦することを決断した。一人旅も出来ない弱虫だから、従姉の家の居候でも不安でいっぱい…
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