chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
Tome文芸館 https://poetome.exblog.jp/

自作の詩とショートショートを紹介。 YouTube投稿動画の朗読者、募集中。

読み物、曲、絵、動画を制作。 YouTube投稿動画の朗読者、募集中。

Tome館長
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2011/03/26

arrow_drop_down
  • 命がけの得点

    命がけの乱闘の末、男は得点した。多くないが、少なくもない。ただし、それは金額ではなかった。ただの数値に過ぎない。名誉には違いなかろうが、それだけである。犠...

  • 不ぞろいな靴

    チャイムが鳴った。玄関ドアを開けたら強盗が入ってきた。あわてて左右不ぞろいな靴を履いたまま外出する。私を訪ねてきたらしい男と庭で出会う。「確認してから伺お...

  • 生駒山の雪

    ある行為に対して、それ相応の数値が発生する。その数値は文字や音声や画像に変換される。変換されたそれらを分類して保存する。そこから取捨選択して組み合わせる。...

  • AI創作

    見た夢のイメージを文章に変換してブログに投稿。これを朗読して動画化すれば、ほとんど夢の再現。ネットには大量のイメージがあふれている。収集分類整理システムを...

  • AI絵画

    額装された一枚の絵がある。目を悪くした印象派が描いたような風景画。色彩感覚が狂った感じ。あるいは、AIによって合成された画像かも。それを使って対象人物の反...

  • 夢つなぎ

    猿が幼女に親しみ込めて死のプレゼント。なにをあせっておるのやら、真夜中にセミの鳴く。 レンコンと玉ねぎを山ほど積んだ貨物列車が接近中。保険の調査員、なぜか...

  • 奥歯のコネクタ

    オフ会に参加する女と携帯電話で会話していた。「それで、あれの件だけど」「あれってなに?」どうも話が嚙み合わない。さりげなく電気工学関係の技術者が現れる。「...

  • 屁の音

    トイレにて 「今の屁の音はドかな」なんて思った。考えてみれば 音には どれも程と 色と 量がある。程をわきまえ 色を慎み 量に頼らず 程ほどに 鳴るがよい...

  • 偏見の国

    人種的偏見の強い国の特に強い地域。そこの被災者施設で共同生活している。おれは差別を受ける側の人種。多勢に無勢。現在、施設は改築工事中。とにかく余裕がない。...

  • 潜水部

    高校時代に潜水部を発足させようとした。今なら「スキューバダイビング部」と命名するはず。酸素ボンベなんか用意できない。水槽用エアーポンプを改良して使うつもり...

  • 内なる自由

    内なる我々は自由だ。我々の想いは科学的である必要はない。また、論理的でなければならないわけでもない。さらに言えば、倫理的でなくてもかまわない。外の世界、実...

  • イメージ販売

    オートバイに乗っていた。途中、警察の検問を受ける。道交法もうろ覚えなので心配。だが、目視検査だけですぐに解放された。名のある料亭に乗り込む。子連れの友人と...

  • 夜鳴きそば屋

    江戸時代が舞台。ある商人が友人の息子の世話をする。その息子は青年で、名は市兵衛。夜鳴きそば屋を始めたばかり。屋台はすでにある。青年が自力で用意したのだ。な...

  • 善悪の彼岸

    善いことをやろうとして悪いことをしてしまう人がいる。わきまえのない未熟者である。善いことはしなくてもかまわない。せめて悪いことだけはするな。これに尽きる。...

  • 片手間の階段

    近所で野球大会が行われるという。見物するため、兄と出かけることになった。実家の隣との境界は段丘になっている。そこに手作りの階段が設置されてあった。実家は改...

  • アルゴリズム

    いかにも作ったような話には裏がある。「ああ、またか」血の気のないアルゴリズムと申しますか、決まりきった制作手順の繰り返し。退屈な既存パターンが見え隠れ。思...

  • 下山のち登山

    下山してから誰かと会った。少し話をするうち、何か思い出して 再び山に登ろうとしている。コンクリートブロックに覆われた斜面。なぜか手にゴミ袋を持っている。キ...

  • 重役の軽さ

    ある会社で社員をしている。社長と打ち合わせをしていたら 退職した元重役が乗り込んできた。「あいつはどうした?」元重役は別の元重役について尋ねる。どうやら過...

  • 暇な工場

    不況のせいか、工場は暇である。わずかな仕事を数名の社員で処理している。裁断した印刷物をチューブ状に巻く。しかも印刷面が内側。そのまま接着してしまうので わ...

  • ゴム鉄砲

    指のゴム鉄砲で友人と遊んでいる。「ヘイ。ここに当ててみな」おれは尻をペンペン叩いて挑発する。「当たると痛いよ」「輪ゴムだろ。痛くないよ」それでも彼は躊躇(...

  • 緋牡丹博徒

    緋牡丹のお竜 姉(あね)さんの 着物の裾(すそ) はらりと割れるや ほの白き 太腿の切っ先 我が眼(まなこ)に ...

  • ハンドルの義手

    サーカスのテントの中。これ見よがしに大型バイクが置いてある。なんとも奇妙な仕様。ハンドルを握るように義手がついている。見世物としての意味があるのだろう。義...

  • 突風の街

    オフィス街らしき景観。どこかへ行くつもりで歩いていた。なにやら不穏な気配がする。そして突然の強風。街路樹の樹冠が一瞬のうちに吹き飛ばされた。しかも、残った...

  • 油揚げを切る

    長い長い油揚げを端から切り刻んでいる。見えない包丁のようなもので。そのすぐ隣では、誰かが同様に紙テープのようなものを切っている。これらイメージが何を意味す...

  • 新聞は毒

    空家になっても玄関ドアに新聞が入れられる という配達ミスがあった。それで久しぶりに新聞を読んだのだが すぐに気持ち悪くなってしまった。さあ読め、ほれ読め。...

  • 買いかぶり

    ある犯罪者を警察が逮捕した。こいつはおれを殺そうとしたらしい。つまり、殺人未遂だ。理由は不明。面識もない。それで拷問に近い尋問が行われた。こいつはおれが持...

  • 紙封筒

    女が憤(いきどお)っている。ドア越しに紙封筒を差し出しながら。制度の悪用を非難しているらしい。どうやら犯人が特定できないようだ。気持ち、わからんでもないが...

  • 差し障り

    事務所で同僚たちと世間話をしていた。社員と恋人、仕事と趣味、みたいなテーマ。恋人にデザインを発注するのは社員としていかがなものか、みたいな内容。どうでもい...

  • 振動しながら

    おれと女と男の子が一緒にいる。親子ではないが、そこそこ親しい関係。道路からちょっと離れたところに宮殿風のリゾートホテルが建っている。これから三人でホテルの...

  • 乗り上げたクルマ

    乱暴な運転をしていたクルマが路上駐車のクルマの上に乗り上げた。そのため、奥の路肩に駐輪していた おれのバイクが出せなくなってしまった。クルマを運転していた...

  • 反応なし

    日光浴するつもりでマンションの屋上へ向かった。最上階の踊り場の天井に金属の扉がある。脚立をかけて上り、留め金の南京錠を外す。扉を開け、晴天の屋上に出た。そ...

  • 劇画の男

    電車の中で男と会話していた。劇画の話だったと思う。よく思い出せないが 劇画は漫画とどう違うのか、みたいな。昔、この男とおれは劇画を描いていたらしい。で、男...

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、Tome館長さんをフォローしませんか?

ハンドル名
Tome館長さん
ブログタイトル
Tome文芸館
フォロー
Tome文芸館

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用